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屈辱・羞恥・教育・官能小説
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12:09:53



タバコを吸いながらヒロシは考え事をしていた。





どうやって、てんてんを自分のものにするか・・





金で金銭感覚を狂わして子飼いにするのが一番ベタではあるが 



てんてんの性格が気に入り、それだけではつまらない・・そう感じていた





てんてんの座っていた場所をふと見るた 



ソファーの座席と背もたれの隙間に、何かが挟まっていた。





「なんだこれは?」






ヒロシはソファーの隙間に手を入れ込むと、そこにはてんてんに渡したはずの100万円があった。






「ハハハハッ・・・あの女、実に面白い。思い通りにはなりませんよ・・と言う事だな。・・ハハハッ」




ヒロシは大声で笑っていた。





「久々に・・遣り甲斐のある女が現れたな・・( ̄ー ̄)ニヤリ、 絶対にあの小娘・・手に入れてやる・・」





ヒロシは軽い火遊び程度と考えていたが本気になってきていた













エレベーター・・





『あの、美央社長?』




『えっ 何?』




『元気ないですね?どうしたんですか?』




『・何でも無いの、ごめんさいね』




『あの・・聞かれてませんけど・・・何もありませんでした。仕事の話だけでしたよ(*´∀`*)』





てんてんは美央に気をまわした




『えっ・・・そう・・ありがとう(*´∀`*)・・優しいのねてんてんさんって・・』




『私はプロです、安くない女です。それを会長さんは見極めたかったんだと思います。流石ですね』





『(笑) あの人・・お金で人を見るところがあるから・・嫌な思いをさせたんじゃないかな・・って少し心配だったの・・』




『そうですか(笑)大丈夫です(*´∀`*)』





『ところで・・てんてんさんは彼氏とかいるの?』




『いますよ(*´∀`*)』




『へぇ~ 凄いね、普通芸能人なら隠すところじゃない?』




『社長には嘘は付きたくないって(笑)』






愛美は、少し美央の気持ちが理解できるような気がしていた。




『思い通りにならない恋。これが一番相手を夢中にさせる・・見たいですよ(笑)』




『そっかぁ、それが通用する相手ならいいけどね・・』




主導権がヒロシにある、美央には成し得ない業でもあると思った。




『てんてんさんは、いつも彼氏にはそうしてるの?』




『ええ(笑)逆ですよ、私がヤキモキして夢中になってるんです。だって私、芸能人なのにそんな扱い全然してくれないんですよ(笑)』




『でも・・それが嬉しいんでしょう?(笑)』




『フフ・・そうなんです(*´∀`*)』






エレベーターは一階に着きロビーへ向かった。





ロビーに着くと直ぐに会場の方へタクシーで向かった。




美央はてんてんの気遣いに少し救われたような気がしていた。




会場入りすると、てんてんのマネージャーが慌しく衣装の指示をしていた。




『お待たせ(*´∀`*)』




『あれ?早かったね。』





マネージャーはてんてんの耳元で囁くように聞いてきた





「何もされてないよね?」




『馬鹿じゃない。当たり前でしょう』




マネージャーの頭を軽く「コン」と叩き控え室に向かった。





インカムから指示が来た。





「お疲れさん、エレベーターでの会話は受信できなかったが美央は何か言ってきたか?」




「いえ 何も・・少し元気が無かったから、励ましたくらいですよ(笑)」




「そうか・・(笑) では本番まではインカム外し、自由にやってくれ・・俺はカフェにいる」




「愛美も行きたい」




「ダメだ、プランから外れるような行動は慎め、これは命令だ」




「はぁ~い」









その後、京介はカフェで周りの様子を見ていると、ヒロシとゲレ社の姿が見えた





『ゲレ社長、まだ少し早いねお茶でもどうかね?』




『それはもう会長!』





二人はカフェに入ってきた。




京介は気づかれないように用意していた帽子を深々と被った。



二人は偶然にも京介のすぐ隣の席へ座った。




二人の会話は今日のパーティーのことばかりであった。



ゲレ社長は、てんてんに付いて話してきた。




『会長・・あのてんてんさんと一緒に写真でも撮らせてもらえないですかね~』




『そうだね・・せっかくの記念だしなぁ・・まぁ、大丈夫だろう。うちは彼女のスポンサーだからなぁ ハハハ』




『では、タイミングを見てお願いしますね。』




『うむ。』





ヒロシはてんてんの人気がどれくらいあるのか?



知名度はどくらいなのか? 



今日のパーティでそれが見れる。そう思っていた。




テレビをあまり見ないヒロシとしては、てんてんの存在すら会社で関わるまでは知らなかったのだ。






パーティーは始まる30分前 



タイミング悪く、愛美から電話が入った。





「天国にあな~た~(強着♪)」




「なんだ?」




ヒロシとゲレ社長は京介の方を見た。




『なんだ?』




「ねぇ、キラー様、愛美の出番はまだ先だから行っても良いですか?」




「ダメだ・・」




「どうしてですか・・愛美頑張ったのにぃ・・」




「・・・ここは・・ダメだ・・」




「ここ?」





「そうだ・・・」





「あっ・・誰か居るんですね?」




「そうだ・・そして動けない・・我慢しろ」




「はぁ~い・・」





不満そうに電話を切った。





ゲレ社長は、何処かで見たことがあるような風貌に首を傾げていた。






『どうしたかね?社長』




『いや・・何でもありません・・』




「ゲレ社長は京介と似ている・・・」



「もし自分の知っている京介であれば声を掛けてくるはずだ・・」



そう感じた。




数分後、二人は会場へ向かった。





京介は、一度、愛美に電話で指示をした。




「先に会場に潜入しておく、インカムを忘れるな。会長がゲレ社長を連れて写真を撮りたがるだろう・・それは快く 引き受けろ。」




「はい。さっき カフェに居たのは・・」




「そうや、その二人やワシとお前のツーショットは不味いやろ・・そういう事だ。」




「了解(*´∀`*)では 愛美ちゃん。頑張ります!上手く行ったら・・その・・」




「あぁ、分かっている。必ず上手いく大丈夫や、お前はワシの言ったとおりに行動すればよいのだ・・」




「はい。」






京介は、その後潜入用に用意した変装をし




パーティー関係者を装うために準備しておいた、偽造の招待状を持ち会場に入った。



























02:30:09



愛美はヒロシの待つ部屋に向かていった。



何か背筋がゾクゾクするような気味悪さいものを感じていた



部屋に入る前、インカムのイヤホンを髪で隠し、マイクは鞄に忍び込ませた。




「何かあったらキラー様が助けに来てくれる・・大丈夫・・大丈夫・・」




愛美は自分に言い聞かせた




京介は部屋の近くに待機し、中の様子を伺いながら指示をだす。



ヒロシの戦法は大体予測が付いていた。






「コンコン」




『入りたまえ。』




『失礼しまーす・・』




『やぁ どうも、てんてんさん 「㈱ MIO」の会長の闇田 ヒロシです。』




ヒロシは愛美へ握手を求めた。




『てんてんです。今日はありがとうございます。』




愛美は普通に握手をした・・。




『おぉぉ・・流石、女優さんだ、手のケアもしてるんだね』




『あっ・・はあ・・たまに手を映すシーンとかもありますので・・』




『ほう・・それは感心だね・・仕事熱心なんだね・・』





京介は、この茶番をただ聞き流していた





『掛けてくれたまえ・・』




『はい。失礼します・・。』




愛美が目の前のソファーに座ると、ヒロシは舐めるように体を見てきた




『あ・・あの、会長さんそんなに見られると穴が開いちゃいますよ(笑)』




『アハハハハ・・そうだね。いやぁ見惚れたよ、実に綺麗だ』




『会長さんはお優しいのですね(笑)』




ヒロシの褒め殺しが始まった・・そう感じた。





『ところで、今回のCM件はお礼を言わないとだねぇ。我社も君のお陰で売り上げもどんどん上がったよ!ハハハ』




『私にとってもいい勉強になりました。』




『うむ。その謙虚な姿勢も気に入った・・』




『はぁ・・』




『ところで・・お宅の会社・・どうかね?』




『と・・言いますと・・』




『うむ。常日頃から、私は優秀な人材が欲しいと思っている・・君の芸能生活の寿命は何年続くと思う?』






京介は「来た!」と思い、ここから指示を出す事にした





『うちの事務所は、まだTOPスター居ません、これから私の様な俳優・女優・歌手などが出ればいいんですけど・・・私だけで持っているのが現状ですね・・』




ヒロシは「自分で会社が持っている」この発言にピクリと反応した。





『ほう・・良い自信だね・・そう芸能プロダクションは売れてなんぼ、放出してなんぼの世界じゃ・・つまり・・ちょっとの問題でも会社自体は無くなる、そしてそこに居る駒も全て消える・・』




『はい・・だから色々考えてるんです・・引退も視野に入れてます。』




『引退?それは勿体無い、君なら、まだまだ数億は稼げるよ・・』




『うちの事務所は弱小です・・きっと半分以上ピンハネされますね(笑)』




『ほう・・金が欲しいのかい?てんてん君』




『ええ、欲しいです。』




『よし、気に入った。人間貪欲でないければいけない、そうでない者は、地を張って歩けばいいのじゃ。上を目指し 金を儲ける。これが全てじゃよ、てんてん君。』




『そうですか・・では今の事務所じゃ無理ですね・・(笑)』




『・・実はねてんてん君、兼ねてから君に興味があったんだよ・・』




『わぁ~ お上手ですね会長さん(*´∀`*)』




『ハッハッハ』




『君は実に面白い、物事をハッキリ言うね。うん。そして 美人だ・・』




『もう 会長さん・・褒め殺しですか?(笑)』




ヒロシは確信に触れずに話をしてきた。






京介からの指示が来た



「時計をチラチラ見るようにしろ」 




その仕草に必ずヒロシは食いつくであろう・・そう考えた。




『おや、てんてん君。会場入りはまだ早いだろう?』




『ええ・・今回「㈱ MIO」 さんのお陰で私もブレイク出来ました。だから衣装や化粧に時間をなるべく多く掛けて ㈱ MIOさんのお役に立ちたいなぁ~。なんて思って・・女の子の準備って時間があればあるほど綺麗になるんですよ!会長さん(*´∀`*)』




『いい 実にいい・・』




『もぉ~会長さんったら(笑)』




『おや?その時計は?』




『これは、初給料で買った ○○のブランド時計です(笑)』




『君には御礼もしないとだねぇ・・うん・・それに・・君レベルになったら、そんな安物じゃ駄目だよ』




『えー!結構しましたよ・・・この時計・・』




『幾らかね?』




『38万です・・』




『安いじゃないか・・もっと良いものをプレゼントしよう。いい女には金を掛け磨くのだよ ハハハ』




『でも・・社長さんがヤキモチやくんじゃないですか?』





『うん?美央の事かね?いいんだ、アイツはそれより・・てんてんくん・・』




ヒロシが少し身を乗り出してきた。





愛美はヤバイ・・そう感じた




とっさに、ソファーの奥へ引っ込んだ・・



ヒロシのその行動を見逃さなかった




『てんてん君、身の危険を感じたのかね?』




『いえ・・そうではありませんが・・』




ヒロシは立ち上がり、てんてんの脇に座った。




『大丈夫、てんてん君。取って食おうと言うのではない・・ハハハ』




ヒロシはてんてんの手を取り、自分の上着に手を入れた。




『会長・・そう言うのは・・』




『ハハハ、誤解だよ、てんてん君、これは ほんの気持ちだ帰りの足代にでもしてくれ』




ヒロシは愛美の手の平に札束を置いた。




『こういうのは困ります・・』




『なんだね・・金が欲しいのだろう?てんてん君( ̄ー ̄)ニヤリ』




『でも、なんかこう言うのは・・』




『そうか、では、これは個人的な御礼だ。』




帯の付いた一万円の束が手の平にあった。




『でも・・ちょっと多くないですか?あまり金額が大きいと、何かを求められ手いるような・・・私はそう言う女ではないので・・』




『実にい!君はいいね~・・・そう言う金ではない安心したまえ』




『ありがとうございます(*´∀`*)では いただきます』





そう言い鞄に金をしまい込んだ。





『それとだね・・てんてん君、個人的なバックアップをしたいと考えておる・・』




『どういった感じでですか?』




『仕事を沢山出来るようにしてあげよう、なぁにTV局など、金を出せば簡単に動く、事務所も・・何とかしないとだね・・・』




『事務所ですか?』




『まぁ、この話は、また今度・・ また会ってくれるね?てんてん君』




『勿論です』






京介は指示を出した。





「その金はさりげなく置いて来い・・思い通りにさせるな・・・」





愛美はヒロシから目線を外すために名刺をヒロシに出した




『会長さん、これ』


『うん?なんだね?』



『私の電話番号が書いてますので(*´∀`*)』




名刺は京介が作成したものだった




『これは個人的な電話のかね?』




『ええ、そうです(*´∀`*)』




『では、私の番号もお知らせしておこう・・』




ヒロシは名刺に書かれた、番号を見づらそうに携帯で打ち込み始めた。





その隙に、愛美は渡された金を自分の背中の方へ移した。






「ピリリリ・・・」





『それが、私の番号だ。登録しておいてくれ。決して・・損はさせんよ・・( ̄ー ̄)ニヤリ』





『会長もですよ!(*´∀`*)登録してくださいね』





『ハハハハ、そうだねぇ~』






その後雑談が続き、ヒロシは、頃合と見計らい美央へ電話をした。






『美央かね?てんてん君を会場へお連れして差し上げなさい』




『は・・はい、ただいまお迎えに向かいます』





美央は会場の方でバタバタ段取り中だったが 



ヒロシに逆らうわけには行かない、そう思い



スタッフに任せて、てんてんの迎えに行った。







『てんてん君、今、うちの社長が迎えに来る。今日は忙しい中ありがとう。会場のほうで又会おうじゃないか』




『はい(*´∀`*)楽しみにしてます』







数分後、美央は機嫌の悪そうな顔をしながら部屋の前に来た。




その姿を京介隠れて監視していた。




そして、ノックをしようとした時、京介は美央の携帯を鳴らした




「ピリリリ・・」




『あっ・・京介・・く・・ん・・』





美央は電話に出なかった・・



少し迷いがあった様にも感じたが、美央は携帯の電源を切りドアをノックした。




「コンコン」




『来たみたいだね。ではまた。』




『はい(*´∀`*)』





美央が部屋に入ろうとしたら、愛美は出てきた。





『あっ・・あの・・お迎えに・・』




『はい。ありがとうございます(*´∀`*)』




部屋の奥から、ヒロシは声だけで 




『頼むな美央、大事なお客様だからな』




『・・・はい。』





美央は愛美はロビーに向かった




美央は下を向き無言のまま




愛美は京介を探してキョロキョロしていた。






「愛美、キョロキョロするな・・黙ってロビーに向かえ・・」





『はい。』




『えっ?何か言いました?』




『あっ・・いえ・・すみません・・』





二人はエレベーターの中でも無言であった・・。
























18:19:40
美央の過去・・






「ヒロシさんにとって自分は、会社の社員」



自分に目を掛ける訳が無い。



「だけど仕事で実績を上げれば・・・」



そう思い頑張ってきた。



当時、社長である「闇田 ヒロシ」に尊敬の念があった



実力主義な会社で、年齢性別問わずで実力がある人間をどんどん昇進させている会社体質とヒロシの理念に憧れていた



あるものは、海外支社の重役になり、またあるものはヒロシの出資で会社を設立したりと



沢山の人間達がヒロシにより、チャンスを与えられていた




「私も、社長の目に止めて貰えるようにならなくちゃ・・」




数年後、美央の思いは成し遂げられた



女でありながら、男性営業マンや他の上司達の売り上げを越し、社内で数回売上NO1を取っていた



その業績は、当然ヒロシの目に止まった




『君が、「竹内 美央」君かね、凄いね、君のお蔭で我社も助かっている』



『社長を目標に頑張っています』



『ワシをか?』



『はい(*´∀`*)』



『そうか、いいねぇ、竹内君・・・君、いいね』



美央は社長である、ヒロシにそう言われた事、評価をされた事が嬉しかった




『うちは知っての通り、実力のある者はどんどん昇進させる、だが、逆も然りだ』



『はい!頑張ります』




『うむ、君に辞令だ』




その時、美央は統括部長のポストを与えられた




『ありがとうございます!』




それから、美央が数ヵ月後、社長秘書のポストに昇進した



その中で、ヒロシは自分の立場を利用し、美央に甘い蜜を吸わせてきた



美央も、その位の事は分かっていたが、仕事上での判断・技量。仕事が出来る男ヒロシに魅力を感じていたため




体を求められても断る理由などなかった。




いつの日のからか、ヒロシに惹かれた美央は



ヒロシが少しでも喜べば役に立てれば・・そう思うようになっていた




ヒロシは秘書として美央をどこに行くのにも連れて歩いた。






「周りからも仲の良い二人」陰ではそういつも言われていた。






「お金の使い方」



「人の接し方」 



「考え方」 




ヒロシの考えに美央は沢山の事を学んだ



「自分もこんな偉大な人間になりたい」



「この人と一緒になりたい・・」






秘書生活が2年を越えたあたりで美央の気持ちは 



会社の枠を超え一人の男として愛してやまない存在になった。




精神的にも満たさせる



肉体的にも貪欲な気持ちになっていったのだった




美央は決意をし、ヒロシに一人の女として 



ヒロシを愛しそして今後も共に生きたい。







この言葉を伝えた。







ヒロシの反応は、多少驚いているようだった・・






数分間考えヒロシは承諾した






その半年後・・美央は、「株式会社 MIO」社長に就任した。ヒロシは会長の席へ



「生涯の伴侶だと認めてくれているからこそ、ここまでしてくれているんだ・・」



「私は愛されてる信頼されている・・」






美央は社長のポストを受け入れ



「もっとヒロシの役に立たなくては・・」



そう考えた




ヒロシは美央の気持ちを利用し、雁字搦めにした。





二人の将来よりも今後の会社の事を優先した考えであった




「もし、美央が会社に損害を与えるような事をしたら、直ぐに切り捨てればよい」



「美央の服従制は尋常なものではない。こいつは使える」




そう感じた。





思いのほか、秘書としてヒロシに付いて歩いていた時に色々吸収したのと 



顧客の顔を覚えていた事や顧客からも覚えられていた事に寄り、



美央が社長になってからは業績は右肩上りのだった






ヒロシの方も、美央に本社を任せ、地方の営業所などまわれる様になっていた。




それから 半年・・美央の企画で通った「ゲレックス社」の商品のタイアップ・



女優「てんてん」起用のCM



全てが上手くまわり始めた。




美央は社長としても自信を付け始めていた。






ヒロシも美央の実力を認め始める反面、色々と言ってきた






『普通はここで勘違いし始める・・』



『己を過信しない事』




ヒロシは今までの経験から人はそういうものだと教えてきた





『はぃ・・』





美央は決してそう言う女では無かったがヒロシの思い込みは激しくそう感じていた。













パーティー当日





都内の有名なホテルには沢山の著名人が集まり始めていた。




ヒロシは会場の近くのホテルのスィートルームにいた。



美央を呼びつけ、段取りの打ち合わせを行っていた。






『美央タイミングじゃ・・ 客の顔色を見ておけ・・気を利かせる・・・これが、お前の武器になるだろう・・出来る女・・。それは ㈱ MIOの女社長。そう言うイメージを植えつけるのじゃ。』





『はい。ヒロシさん。』






その後、時間的な配分を打ち合わせした




時計を見てヒロシが言った





『てんてんはまだか?』




『もう少しで、こちらの方に・・』




『そうか・・』




『美央、事と場合に寄ってはあの子の会社を買収してしまおうと思っておる・・』




『そ・・そうですか・・私は指示通りに動くまでです・・』




『なんだ、今日はしおらしいのう・・(笑)』




『いえ・・では、そろそろ会場に向かいます。』







美央は、ヒロシがてんてんに金をチラつかせながらも好条件をだすだろう・・




そう感じていた。









愛美。



『キラー様・・私、あのエロ親父に打ち合わせがしたいって言われて・・』




『そうか・・それがどうした?』




『それが・・なんかホテルの一室なんです・・恐い・・』




『何?ホテル・・場所と階数を教えろ・・』




愛美はマネージャーから指示出された場所を京介に伝えた。





『・・・スィートルームじゃないか・・これは何か企んでるな・・・』




『どうしたらいいんですか・・?』




『ワシも近くに待機する、インカム、マイクこれ装備して行け、マイクとイヤホンは絶対に悟られるな・・』




『もし・・強引に・・』




『時間は何時だ?』




『3時の約束です』




『パーティーは何時入りだ?』




『6時なんで、5時前には入らないと間に合いません』





『2時間・・今日は探りだな・・奴は慎重な男だ・・最初からSEXを目的した会話は無いだろう・・だが狙いはお前だ・・』





『えー!嫌です!キラー様!!私行きません!』





『・・・守ったるがな・・心配無い。もし万が一がありそうな時はこれを使え・・』





催涙スプレーを渡した。





『顔に向けて掛けてやればいい、その間に助けてやる・・』




『・・はい・・あの・・ひとつ聞いていいですか?』




『なんや』




『あの会長は、キラー様を御存知なんですか?』




『あぁ・・( ̄ー ̄)ニヤリ よう知ってるはずや・・』




『そ・・そうなんですか・・』







愛美は自分が利用されている・・・そう感じた・・







『偶然とは言え・・ワシの女に手を出すとは・・許さん。そう言うことや・・』




『はぁ・・良かったぁ・・』




『どうした?』




『私、ただ利用されているだけかと・・』




『偶然も必然や・・ワシの恐ろしさ・・体に刻み込んでやるがな・・』





『・・・』





『愛美、お前の事は必ず守る・・ だから指示通り動いてくれ・・プランから逸脱すると面倒なことになる・・』





『はい。』





『それとだ・・今回のプランは「衝撃」だ・・ お前にも大きな衝撃があるだろうが・・芯を強く持っておいて欲しい・・』






『・・・キラー様を信じています・・』







『よし・・行け・・愛美』






『はい(*´∀`*)』







ヒロシの待つ部屋へと向かった。







京介は愛美を千佳のような目には合わせたくない・・





「必ず守る・・そして、潰れてもらっては困る」 




そう考えていた

















「覚悟しろ・・サタン・・全てはこれからだ・・・」




























12:55:16
美央はヒロシと合流した。



『待たせたね、美央』



『待つのも今日はとても良かったです(*´∀`*)』



『ほう何か良い事でもあったか?』




『以前、うちにいた秘書の綾瀬さんご存知ですよね?あの子結婚したらしく、ウエディングサロンに写真が飾られてたんです。それを見てたら・・なんか暖かい気持ちになって・・(笑)』




『ほう、あの子がねぇ・・それで退社だったか?』




『それだけではなかったんですが・・体調を少し崩していたようです・・』




『うむ・・・美央、お前も体には気をつけておかないとダメだぞ、秘書の替えはあっても社長の替えはそうそうおるもんでもない。』




『はい。』






ヒロシはウエディングドレスの話には全く興味を示していなかった。




美央もそこを意識して欲しい訳では無かったが・・ 



少し話を聞いて欲しかった・・そう感じていた。




『なんだね?美央』




『いえ。・・あの明日の件ですが・・人数はかなりのものです』




『そうだろうな、ワシも今日何件か挨拶をしてきたが周りきれなかったからな、ハハハッ』




『お疲れ様です。』




『おお、そうだあの「てんてん」とか言う女優さんは何時入りだ?』




『えー・・。18時からですね・・・衣装とかで早目には来るとは聞いてましたが・・』




『うむ、至急連絡を取ってくれ、なるべく早く来るようにと・・』




『はぁ・・はい・・何か打ち合わせでも?』




『そうだ・・打ち合わせだ』





美央はてんてんの事務所に連絡を付けなるべく早めの現場入りをお願いした。





『OKです3時で宜しいですか?』




『3時・・・まぁ いいだろう、てんてんが来たら直ぐにワシのところに来るように言ってくれ、会場の近くにホテルを取れ』




『ホテル?・・ですか?』




『あぁ そうだ。お客様の中には地方から来られる方もおる、うちで指定するところに泊まってもらえ、それも今後に役に立つ・・そう言う意味だ』




『あっ・・それでしたら、もう手配済みです』




『どこだ?』




都内のホテルを美央は言った





『馬鹿者!そんな安物ではダメだ、もっと敷居の高いホテルにしろ!』




『ですが・・予算もありますので・・』




『馬鹿者!口答えは許さんと言ってるだろう!!』




『は・・はぃ・・今からですとキャンセル料が発生します・・お客様のお時間の都合とかで、どちらか選んでもらう形ではいけないでしょうか・・』




『フン・・誰のお陰で、今があると思ってるんだ・・勝手なマネばかりしよって・・』





『すみませんでした。会社の為と思って・・・』




美央のしょげた顔をヒロシは見つめた・・




『まぁ いい。お前はお前なりに頑張ったと言うことだな?』




『勉強不足でした・・すみません』




『美央・・今回の件は、大目に見よう、世の中は金じゃ。つまり誰が主導権を握り、動かすかだ・・些細なホテル・・一つにせよ、「流石!㈱ MIO」と言われるようでなければとダメなんだ。それが一流なのだよ』




『わたし・・私にそこまで出来るかしら・・』




美央の声は震えた




『だから・・ワシがおるんじゃ。安心せい美央・・』




美央の耳元でささやきベロリ耳を舐めた




『ひゃぁ・・』




『美央・・・しゃぶってくれんかね』




『ここでは・・、無理です・・』




『うむ・・それはそうだ・・ワシのも面子と言うものがある』





食事を終え、ヒロシはトイレに美央を連れ込み数分間フェラチオをさせた





『おぉぉ・・お前のフェラは凶器のようじゃ・・流石ワシの仕込みじゃ・・』




『ほら、女社長もっと奥まで銜えんか!ハハハ』




美央は言われるがまま喉奥まで、ヒロシのペニスを飲み込んだ・・・





美央への征服感を満たしていた。




美央は社長として自覚し少しでもヒロシの手を煩わせないよう動く努力をしていたのだが



それは逆効果でヒロシにとっては、余計なことをする。



そう感じることも多々多かった。故に屈辱的な行為を浴びせていた。





『あぁ・・美央!ほらいくぞ・・』




『うぐぅ』




『うっ・・はぁぁ・・』




たっぷりとヒロシのザーメンは美央の口の中に放出された。




美央の喉まで流れ込むよう、後頭部を股間に押さえつけ、喉奥で射精した




美央は喉を鳴らしながら飲み込んだ・・




「ゴックン」





『はぁっ・・はぁっ・・』




『良かったぞ、美央・・』




ペニスをティシュでふき取り 



美央を置いて、さっさと個室を出た。




美央も慌てる様にヒロシの後を追った。




その後、数分間、話をしてヒロシは美央の部屋ではなくホテルの方へ向かった。





『悪いな、まだ仕事があるんじゃ』



『はい、無理なさらないで下さいね』



『・・あぁ ありがとう』









「まるで・・性処理道具みたいね・・私・・」





ヒロシに逆らえない自分がとても嫌だった。





現在の仕事「社長業」もとても 楽しくやりがいがあった。




平社員から努力をしてヒロシの目にとまるまで数年間・・・がむしゃらに頑張ってきた



そして現在のポストへ就任。 



ヒロシから実力を認められただけでは無く



ビジネスパートナーとして、プライベートパートナーとしても



大事にされていると思っていた



二人の関係が深まるたびにヒロシは変質的な行為を幾度と無く求めるようになってきた



美央としてとても変質的な行為は嫌だったが我慢していた






「こんな事で・・今の地位を失うわけにはいかない・・」




その反面、ヒロシの時として見せる優しさ。






性行為が進むにつれ、そのレベルはクリアされどんどん行為は激しくなり 



それにもまた美央自身が慣れていき自分からも求めるようになっていたのは事実




時として囁かれる「愛」






いつの日か美央も錯覚を始め




「これも、ヒロシが求める、愛の形なんだ」




そう思っていた










ヒロシ自体も、美央に目付けた時は仕事が出来る上に美人で若い。



女としても魅力的と感じていた。




最初はヒロシの方が夢中になっていたが、次第に調教・教育をしていく最中、役割を変えたのだった。




美央に関しては、あくまでも会社を任せる為に囲う。



役員に就任させ会社を辞めれないようにする。




女社長は世間の話題になる



容姿も頭も良い。 



金を生むであろう。




その中で、恋心を抱かせ性的暴力で、心の根に深い傷を負わせる。





ヒロシの作る傀儡は京介とは少し違っていた。




飴と鞭。




飴の度合いをかなり大きくし、それを失いたくない。



相手にそう思わせ服従させる・・



そこに本人の意思などいらない。



言うことを聞いていれば良い。





故に、勝手な行動には敏感に反応し暴力的な行動にでるのであった。

















































00:21:03
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19:34:30



『ヒロシさん、ごめんなさい、ごめんなさい・・』




美央は泣き叫んだ・・




『私は絶対なのだよ!!美央!!』




尚も、美央を打ち続けた・・




そして、再度挿入をしてきた




美央には抵抗する気力も無く、悲しみに包まれながら犯されている




・・そんな気がした・・





「早く終わって欲しい・・」





心の中で何度も叫んだ・・







美央の気持ちをヒロシは見抜いていた。


ヒロシの動きが止まった





『美央。・・すまなかった・・ワシは酒が入りすぎていた、お前がワシを一身に待っているそう思い込んでいた・・』




ヒロシはゆっくり腰を動かし始めた




涙を浮かべ ヒロシは言った







『美央・・愛している。お前じゃないとワシはダメなんじゃ・・美央・・』





そう言い、優しく体を包むように抱きしめ膣の奥へと更に入り込んだ。







『あぁぁ・・・ヒロシさん・・ヒロシさん・・美央が悪かったです、・・ごめんなさい、ごめんなさい・・』





美央の死角で不適な笑みを浮かべていた・・





『美央・・美央・・愛しい美央・・お前への行為は独占したいからだ、誰にも渡したくないからだ・・美央ぉぉぉー』








美央はヒロシの言葉を真に受けるかのように、



ヒロシの背中にしがみ付き何度もヒロシの名を呼んだ・・





『私・・あっ・・あぁぁ・・ヒロシさんの、ものです・・あぁぁ・・どこにも行きません・・あぁぁ・・』







「女は膣で物事を考える・・・」





これは ヒロシの鉄則だった・・





SEXを利用しながら相手の心をコントロールする・・




ヒロシも美央を愛しているのには変わりは無かったが 



美央とは少し違う表現と考え方であった。







『美央、美央、美央ー!あぁ・・・いきそうだ・・』







『ヒロシさん!ヒロシさん!中に!中に下さい・・あぁぁぁ・・・いい・・いっくぅ・・はぁっ・・』





美央がエクスタシーに達したのを確認してから 



ヒロシは美央の恥骨の上に射精した





「ドクドクドク・・」





『はっぁ・・はっ・・あっ・・はぁ・・ど・・どうして・・』




『美央・・・大事にしたいんだ・・』




美央はその言葉に涙を流した・・





ヒロシはその涙の意味すら興味が無かった





『痛かったろう・・』




ヒロシは美央の手錠を外した



そして頬を撫で抱き寄せた





『ヒロシさん、ヒロシさん・・』




『美央・・ワシは少し独占欲が強くなったようだ・・すまないな・・』




『嬉しい・・私、とても寂しかった・・』




『おぉ・・そうか美央・・』







横になりがらの会話は途中で途切れた・・




ヒロシは途中で眠りに落ちてしまった・・





美央はヒロシの自分への行為は、ヒロシなりの愛情表現なんだ・・






そう願ってやまなかった・・






次の日。





美央はヒロシの朝食を作っていた。




キッチンで料理を作り、運ぼうとしていたとき、ヒロシが目覚めた





『おはよう。美央。』




『おはようございます。ヒロシさん』




『今、朝食出来ます(*´∀`*)』




『うむ・・。』




ヒロシは朝食などどうでもいい。本心はそう思ったが・・






美央の健気な姿勢に、少し憂いを感じて付き合うことにした。







『美央・・お前はいつもこうして、自分で朝食を作ってるのか?』




『えっ・・普段はしません。ヒロシさんがいるからです。』




『ほう。では 「特別」と言う事かね?』




『はい(*´∀`*)』




『可愛い奴だ・・美央』




料理を運ぶ美央の手を引き寄せた。




『あっ・・』




料理をテーブルに置くと美央は、きつく抱きしめられ濃厚なキスをされた・・




『はぁ・・・はぁ・・』




美央は目が潤み赤ら顔になった




『ありがとう。美央・・』




そう言いソファーに座った。





美央は嬉しさが増した。




それはまるで少女のように・・・





二人は朝食を食べた・・




笑顔で楽しく・・・




美央は、それが本物だと思った。




ヒロシはその日の仕事を上手くこなす為に、美央のコントロールをしやすくする為だけであった。






食事を済ませ、一緒に出社した






社員たちは、会長と社長が揃っての出社に緊張の糸が走っているようだった。







『美央、流石だね。社員たちもお前に対して尊敬の念があるようだ・・』




『会長のお陰です。』




一歩会社に入ると、プライベートでは無い



美央はそう言うのは大事だ。そう考えていた。




役員室に入りそれぞれの仕事をこなした。







明日は、パーティーの日それまでに仕上げなければならない段取りが山積みであった。




時間に追われるように美央は動いた。





会社の代表なのに、社員のように動き回る美央を皆が尊敬していた。






『ごめーん、後藤さん、これ営業部へ』




『はい。』




夕方まで途切れることなく続いた。





その間、ヒロシは打ち合わせと称し、午後から外出をしたままであった











「プルルル・・」





『はい、どうも会長。』




『あー ゲレ社長かね?』




『はい。』




『例の件だが・・何か分かったかね?』




『例の「哀川 京介」さんの件ですね』




『うむ、そうじゃ』





『実はですね、行方不明なんですよ・・まぁ、そんな大げさなものではないのでしょうが、私のコネクションで調べてるのですが、誰も知る者はいないんですよ・・。』




『うーん・・。実に惜しい・・金になる男なのに・・』




『もう少し調べてみてくれ・・』




『はい。』





ヒロシは金になる男、哀川が自分の会社に入る寸前で、何故失踪したのかが気になっていた・・




「・・・なぜか・・気になるな・・欲の無い奴なのかもしれんな・・。」




その後、ヒロシはパーティー出席者の会社などへ挨拶に周り、その日を過した。






美央も仕事を終え、帰宅するところだった。




そこでヒロシから連絡が入った






「ピリリリ・・」





『はい。美央です』




『ワシじゃ、今は何所かね?』




『会社を出たばかりです』




『仕事はもう今日は無いんだろう?』




『はい』




『では、食事でもどうかね?』




『本当ですか!喜んで!何処で待ち合わせしますか?』




『そうだな、ワシはまだ一時間位はかかるだろう。待てるか?』




『はい、それはもう。』




『では、後程連絡する。』





美央はヒロシとの待ち合わせまで、暇つぶしをする事にした。




服屋、本屋などブラブラしてみるつもりで歩き始めた。





「たまにはこう言うのもいいわね(笑)デートの待ち合わせみたいで(笑)」







美央は歩きながら色々なショウウィンドウを見ていた





「わぁ、可愛い」




美央は立ち止ったのは 








「ウエディング サロン」の前であった。





そこに飾られる、色取りどりなドレス





「私もいつか着れるのかしら・・・」







外から店内を眺めると、ウエディングアドバイザーの「恵」が声を掛けてきた






『良かったら、中でご覧ください』





笑顔が可愛くてとても親しみやすい娘




そう感じた





『えっ・・私、結婚の予定は無いですよ(笑)』




『是非、未来の為にも見るだけただですよ!(笑)』




『そうね。こう言う機会じゃないと見れないもんね~(笑)』







美央はブライダルサロンの中に入った。
























11:15:34
ヒロシは美央の部屋のカードキーを差し込んだ。




「カチャ、クルッ・・カコン・・」




ノブに手を掛け扉を開けた。




玄関には美央の靴が奇麗に揃えてあった。




靴を脱ぎ玄関に入った 




廊下を歩き、途中のバスルーム。




そこにはヒロシの着替えが奇麗にたたんで置いてあった。





ヒロシは、そんな美央の気遣いなど何とも感じることなく部屋に入った。





部屋に入ると、テーブルには幾つかの料理が並んでいた。






そして、テーブルの脇のソファーにうなだれるように崩れ落ちている美央を見た






「フンッ、酔い潰れよったか・・」






ヒロシは上着を脱ぎ下着姿になった。




美央をそのままにし書斎へ行った。





書斎には、ヒロシの机もありそこは鍵が掛かっている




美央でも開けれない引き出しだった




「ガーッ」




ヒロシは「ニヤリ」と笑い、そこから蠟燭(ろうそく)を出した。




「目を覚まさせてやらんといかんな・・・ご主人様のお帰りを寝て待つ女には育てた覚えはない・・・」







「これも使うか・・」





ヒロシは手錠を出した。




ヒロシはテーブルの料理を床に手で払いのけた




「ガシャガシャン」




蝋燭をたて、火を点けた。





美央は料理の落ちる食器音にビクっと反応した。






『美央・・なんて、無様な格好をしてるんだ・・・』





ヒロシの声に驚いて美央は目を覚ました。





『ヒ・・ヒロシさん・・ごめんさい・・』





ヒロシは、美央の言葉を聞かず




髪を引っ張りベットに放り投げた





そして、美央の着ていた服を強引に引き裂いて下着姿にひんむいた・・





『いやぁぁぁ・・ヒロシさん、ごめ・・ごめんさい・・』





美央は澱酔状態で、体の力も入らなく自分の思い通りにも手足を動せる状況では無かった




『この!私の教えを忘れたか?私は絶対なのだよ!この淫乱が!』







美央の体をうつぶせにさせ、両腕後ろ手にまわし手錠を嵌めた。






『いやぁぁぁー』





『何が嫌じゃ!マンコは大喜びしとるぞ!ハハハッ』





ヒロシは自分の指に唾液をたっぷり付け  




美央の膣へ、3本の指をねじ込んだ





『痛い!痛いです!ヒロシさんっ!』





『フン、どうせすぐに気持ち良くなるだろ、お前は淫乱だからな!』





3本の指は激しく奥まで挿入され、左右、上下に荒々しく動かされた





美央は手錠を掛けられた手を「ギュッ」と握りしめ痛みに耐えた・・







『どうかね?美央・・気持ち良くなってきたんだろ?濡れてきてるぞ!ハハハ』




美央は酒の酔いとヒロシの強姦まがいなプレイに自分の現状が理解しきれなかった







ヒロシはテーブルの蝋燭を手に取った





『そろそろいいか・・』








蝋燭は中央が溶け始めたっぷりと溶けた蝋が溜まっていてこぼれ落ちていた





ヒロシは蝋燭を持ち、うつぶせに寝転がる美央の背中に蝋を掛けた






『熱い!熱いです !ヒロシさん!いやぁぁ』





逃げ延びたいが、うつ伏せで後ろ手に手錠の美央には成すすべがなかった





『最近、生意気なんだよ。美央・・悪い子だ・・』





その後もヒロシは蝋を垂らし続けた・・





『あつ・・あ・・あはぁ・・はぁ・・・はぁ・・』





『フン、これでも感じてるのか・・救いようない女だ・・』





そう言いヒロシは美央の膣目掛けてペニスをねじ込んだ





『はぅっ・・うっ・・うっ・・・ふぅ・・・』





ゆっくり腰を動かしながらヒロシは、尚も蝋を垂らし続けた・・






『はぁ・・はぁ・・・もぅ、もぅ・・だめです・・ぅうっ』





『どれ、私も本気になるか』





美央の体に蝋燭の火を押し付け蝋燭の火を消した






『ぎゃぁぁぁぁぁ・・・熱いぃぃぃー』






『いい悲鳴だね、美央・・思い出してくれたかね・・』








美央の「苦痛」と「快楽」の夜は始まったばかりであった・・






ヒロシは、快楽を与えながら相手をコントロールする。




『暴力と快楽の世界』で相手を制御していた・・





ヒロシこそ「非道の傀儡師」なのかもしれなかった・・






蝋燭を押し付けられた美央の皮膚は赤くただれ火傷をおった。






ヒロシは美央の尻を鷲掴みしながら、両方に開き更に奥へと挿入した。





『うぐぅ・・』




両手の自由の無い美央は成すがまま布団に押し付けられた。






美央の背中はヒロシの垂らした蝋が固まり始めていた



それを見てヒロシはよりヒートアップしていた。




『どうかね!美央!ハハハハッ』




「スパン、スパン、スパン」




ヒロシのピストンはより激しくなっていた







『もっとだ!もっと締めろ!美央』




尻から手を放し美央の背中に張り付く蝋を搔き毟るように爪を立て責めた





『いやいやぁ、痛い、痛いヒロシさん』





背中は赤くただれるだけでは無く  



爪で掻きむしられた制で 蚯蚓(ミミズ)腫れになり所々から出血し始めていた。




ヒロシは美央の髪の毛を引っ張った





『美央・・私をちゃんと待たないと、これだけではすまない・・今日はしっか教育しなおしてやる・・』




『はぁ はぁ はぁ ・・ご・・ごめん・・なさい・・』




完全に美央は恐怖に取り込まれた





美央の首に手を掛けながらより激しく・・・





『おぉぉ・・・締まる・・それだよ!美央・・美央・・美央ー!!』





狂ったように ピストンしまくるヒロシ・・







だが・・ヒロシヒロシも馬鹿では無い、本当に殺そうとは思っていない 



僅かに呼吸できる・・その境目を狙い首を絞めていた・・





美央の意識は朦朧とする境目で行ったり来たりしながらも「恐怖」と「快楽」を感じていた・・







言う事を利かないといけない。そう言う恐怖から来る思いこみ・・




ヒロシのマインドコントロールは、再度効き始めたのだった。





エクスタシーを迎える前にヒロシはペニスを抜き、美央の顔元へ行った





髪を掴み顔を起こしペニスを顔に擦りつけた






『美央・・お前の汚い液で、私の大事なペニスが汚れたじゃないか、奇麗にしなさい』





『はい・・』





美央はうつろな目つきで、一生懸命ヒロシの物を舐めまわした・・・





『どうだね?自分の味は・・ハハハハッ』





美央の喉奥まで入れ込んだ





『おぉぉぉ・・最高だ!美央・・お前は最高だよ』




髪を掴み激しく何度もピストンさせた






美央の意識は・・激しいピストンに呼吸困難になり



いつの間にか気絶してしまった・・






それでもヒロシはお構いなしに、美央の体を使い己の快楽の為だけに走った。






無反応になった美央・・ 




膣に再度挿入し、中で何度も出した。







その後、美央の局部のアップの写真を何枚も撮った






ヒロシのザーメンはドロドロと美央の膣から流れていた






ヒロシは満足したのかシャワーを浴びに行った





美央は手錠をされたまま依然そのままであった





シャワーから上がると、まだ意識が戻らない美央を見て 




再度、興奮してきた。






仰向けにさせた。





美央の乳房を優しく撫でまわし舐め始めた・・




美央の体は反応し始め乳房が固くなり始め、乳首を勃起をさせた





ヒロシは乳首にかじり付いた




『!!』




美央は痛みの余り目を覚ました







ヒロシは美央に馬乗りになりながら、頬を何度もぶった








『私をシカトして寝る奴があるか!!』





「バシィ!バシィ!バシィ!」













「殺される・・」









ヒロシの中の何か今までと違うもののような恐怖に殺意を感じた・・・













02:25:56


「プルルル・・プルルル・・」




電話の相手は出なかった。



美央はぼんやりとしながら、酒を飲み始めた。













「愛美自宅」





京介と愛美はバスルームでSEXをしていた。




変質的なプレイで愛美の快楽指数を上げるためであった。




「どんなプレーでも感じてしまう」




それをてんてんに理解させるためであった。







「自分の排泄物が垂れ流しになりながらも快楽の深みに嵌っていく・・・」






「精神は拒絶しているはずなのに・・体は欲深く更に欲しがる・・・」







京介は、そんな愛美を冷たい表情で見下げ



何度も愛美の中へ放出した




バスルームで脚をガクガクさせならがへたり込む、愛美の頭に冷たいシャワーをかけた






「ジャー」




『キャッ』





『早くあがれ・・』




『は・・はい』





バスルームから出ると京介は愛美の体を、隅々拭いてやり下着を準備した。






『これを着ろ・・』




『はい。(*´∀`*)』




愛美は嬉しそうに下着を着けた







冷たさと優しさ・・。





少しの不安と安堵・・ 




日ごろから感じさせておく・・そう京介は考えた。






ふと、自分の携帯を見た・・






「着信アリ・・」






履歴をみると美央からであった・・







「こんな深夜に・・・さては酔っているな・・」





『お電話ですか?キラー様』




『あぁ。』




『女の人・・だったりして・・(笑)』




『当たり前やろ・・』





目の前で美央に電話を掛け直した・・







「嫉妬」 





愛美に感じさせるのも重要と考えたからであった・・・





「プルル・・プルル・・」





『もしもし・・』





酔っ払い口調で美央は電話に出た。





『着信ありましたので・・どうしたんですか?社長・・』




『あっ!京介くん?ごめーん寝てたんじゃない?』




『いえ・・シャワー浴びてました・・』





ここで、愛美に本名を聞かれるのは不味い・・







また、電話の相手が美央だと言うのもバレては不味い・・そう感じていた。




愛美は、聞いていないフリをしながらも気にしている様子だった・・。






『どこで飲まれてるんですか?』 




『部屋よ・・』




『ご機嫌斜めですね?』




『あ・・ごめんね(笑) 少し寂しくて・・京介君、全然連絡くれなくなったもんね・・』




『すみません・・お酒付き合いましょうか?』





そう言い、愛美を横目で見た





愛美は、横に顔を振りながら 「イヤダ!ダメ!」 そう口を動かしていた。





『自宅ですよね、今行きますよ』






愛美は電話をしている、京介にしがみつき 




「行かせない。」




そう小さな声で言った。





『えっ・・今日は・・もう寝るから・・いいの・・・ごめんね。京介君。次にお誘いするから・・』




『いいんですか?寂しい気持ちなんでしょう?』





その言葉を聞き、愛美は電話をする、京介の股間をまさぐりペニスをくわえてきた。






「何としても行かせたくない・・」




その気持ちの表れにも感じた。






『うん・・でも 大丈夫(*´∀`*)ありがとう』





『いつでも電話を下さい。』





電話を切った。





「愛美は嫉妬よりも、独占欲が大きい」



「自分の大事なものには触れさせない」



「大事な人の大事なところは自分だけのもの・・」







目がそう言っている様にも感じた。








電話を切ると京介は愛美の後頭部を押さえ喉の奥までペニスをねじ込んだ・・






『電話の邪魔しやがったな・・・』







苦しがる愛美の喉を何度も激しく突いた。





『オゴォ・・オゴォ・・』







口から唾液と胃液がダラダラと流れ 



苦しそうにしながらも必死に絶えているようであった







ペニスを口から抜くと愛美は咳き込み、体を丸めた






京介は愛美の髪を掴みベットまで引きずった・・






『キ・・キラー・・さま・・ゴホッ・・』





『ワシのやる事の邪魔を二度とすんじゃない・・・』





そう言い、愛美の腹に一発パンチを食らわせ、犯すように襲った







愛美は苦しみながらも布団を両手で握り締め何度もエクスタシーを感じた・・








強制的な SEXを済ませると愛美は甘えるように抱きついてきた。






怒られたことで、「申し訳無さ」、「寂しさ」そして「嫌わないで欲しい」と言う心理であると京介は考えた






敢て何も言わずに、愛美を抱きしめ頭を撫でた。








愛美はしがみつきながら小さな声で




『ごめんさい・・』




京介は軽く笑みを見せ 




『これからは気をつけろ、分かればもういい。』





そう言い、力強く抱きしめた・・





『はい。でも、愛美だけ見て欲しい・・』




『あぁ・・分かっている』





愛美は包まれるような安堵を感じ眠りに付いた・・・











AM 2時・・・




その頃、ヒロシは・・・



以前ゲレ社長と盛り上がり、クラブを貸切にし大騒ぎしていた




『ゲレ社長、うちのイメージガール。てんてん。あの娘はどういう娘かね?』




『全国的に注目の的ですね。可愛くてエロい。エロカワと今の若い人たちは言うようですが・・』




『エロカワ・・・ エロ可愛いか・・・』




『会長の好みですか?(笑)』






ゲレックス社長は冗談交じりに、ヒロシに聞いた。





『ワッハッハ・・・そうだね、良いねあの娘は・・・あの事務所ごと買い取ってやろうかのう!!』






満更 ヒロシは冗談でも無かった。







「取り敢えず正式に一度会い、話をして自分の立場を理解させる」




「金に物を言わせ、雁字搦めにすれば小娘など容易い」





そう考えていた。





『会長、お時間の方は大丈夫ですか?AM 2時半を回りましたが・・』




『おお、そうか。ではそろそろ切り上げるとするか』




『はい』





ヒロシとゲレ社長は、クラブを出てそれぞれ帰路に向かった。








ヒロシは途中、美央に電話を入れた。







「プルルル・・プルルル・・」





美央は酒に溺れ、いつの間にか眠りに付いていた





「何だ・・・電話に出ないのか」







ヒロシは自分の帰りを待たない美央に怒りを感じた・・




タクシーを直ぐに拾い、美央の部屋へ向かった





マンションに着き、エレベーターのボタンを押した。





最上階に止まっていたエレベーターが下がってくるまで、何度も美央に電話を入れたが出る気配は全く無かった。






「生意気な・・・」




ヒロシはエレベーターの扉を蹴った






「ガンッ」




エレベーターに乗り込むと、部屋の階 「9」 のナンバーを何度も押し捲った





イライラしながら9階を待った







室内の美央は作った料理はテーブルに出したまま



ブランデーを一本。ストレートで飲みほしていた





エレベーターは9階に止まった。










ヒロシは、部屋の鍵を出し扉の前に立った・・・。


















22:00:19


てんてんには、直接指示を出しながらのプラン進行で考えていた




小型インカムならば髪で耳元は隠せるであろう、会話は小型マイクを装備



ヒロシとの会話の一部始終を聞き取りながら、愛美を動かす。




基本は、二人っきりの時間を作らせない。



万が一に そう言う場面が出てきたら・・・



キラーとしてヒロシの前に出る。・・





ヒロシは、ゆなの件もあり、キラーには聞きたいことが沢山あるはずだ・・




愛美を手に入れるのは容易く考えてるに違いない




会社契約もしてる、急がなくとも出来ると踏んでいるはずだ





キラーとの接触はヒロシの思惑通りに進むとは限らない。 



万が一の場合は、おそらくヒロシはてんてんよりも、キラーを優先するであろう・・



そう目論んだ。






『キラー様!私、あの会長は本当に嫌ですけど・・何か黒いものを感じます・・』




『黒いもの?』




『はい。何かこう・・影が怪しい感じな・・』




『面白いことを言うな・・ワシには感じないのか?』




『キラー様は・・灰色です』




『どちらも含む・・か?』




『はい。そんな感じです(笑)』





『愛美・・・人は色・数字・と何かに例えたがりなものだ・・だが、それこそ、そこまでのスキル・・想像は無限である。  そこで決めてしまい考える・・。それが小物の発想だ』





『でも・・何か基準がないと分かりづらいです・・』




『己のスキルを基本とする。それが人間なのだよ』




『意味が少し・・』




『分からないか?』




『はい・・。』





『それでいい。分からないことは分からない。己のスキルを相手に強要しないことだ、それが相手を欺き深みに陥れるコツだ・・ つまり、その本人にしか分からない・・また理解させない 。バカのフリをする・・。』





『分かりづらいですね・・それを私がやるのですか?』




『そうだ・・。ワシが誘導する問題ない、ヒロシに思考などワシいは容易い。』




『それも・・思い込みとは違うのですか?』





『いい感性だ・・愛美。確かにそうかもしれん・・だが、事前に知りえる情報で組むワシのプランはそうそう常人には理解できん』




『人の心理と言うには、実に勝手で感情的なものだ・・・頭を使い、相手の心を見透かすんだ』




『人は私が・・私が・・といつも言う・・どうせ大した人生も歩んで無いのにな』




『心を切り離し考えるんだ、最初から答えなど分かっている事が多いのだからな』






『なんか・・恐いです・・』





『全ては傀儡(くぐつ)や・・』





『傀儡・・』





『知っているか?』





『人形・・ですよね・・』





『あぁ・・道化のような・・ものだ』





『私はキラー様の傀儡ですか・・?』







やはり、今までに無い 自分の意思が強い女。「愛美(てんてん)」




何を考え そんな事を聞くのか・・




どう答えられたいのか?






『・・・そうだ・・』




『・・・』







『酷い・・』







『心・・お前には、それがある・・傀儡になりきってもらいたいんや・・』




『成りきる?』





『そうだ・・言っただろう、お前を守る・・だが動きとしては、傀儡であってもらわなければ、それは不可能という事だ  プラン発動のときは心はカラにしろ、それが最大の防御であり攻撃になる、そこに感情など必要ない・・。』






『よく・・分からない・・でも・・言うとおりにしてれば良いんですよね?』






『そうや・・』






『傀儡は操る側の技量が求められる、故に言うとおりに動かないとプランは崩れてしまうんだ・・』





『はい。仰せのままに・・』







『相手の反応が、自分の予測と違う行動、言動を起こす、そうすると、そこに予測以外のパターンに人は戸惑う・・ 今回はそこを使う。簡単なことだ』






愛美は何を行動しようとしているかは全く理解は出来なかった。







ただ、京介の言うとおりに動けば間違いは無い。




それしか思いつかなかった。






『キラー様!私を本当に大事に思ってくれてますよね?・・私、ときどき不安になるんです・・』





『あぁ・・大事・・さ・・』





『大事・・いい言葉ですね・・愛美嬉しい・・』





京介の脳裏に響く 『大事』 




「傀儡は大切にされることを望む・・」




「愛着のある人形のように・・」





頭に激痛が走った・・





『うっ・・。』




『キラー様!』




京介は頭部を押さえながら




『あぁ・・大事さぁ・・・』





傀儡のもたらす呪いにも似た意思に敢えて侵食され過去の記憶を消し去ろうと 



京介は思っていた















「美央」




美央は仕事を終え、自宅へ戻った。





ヒロシが自宅に来ると言っていたので、ヒロシの好きなブランデーを準備してきた。





「出張ばかりで、栄養のバランスが取れていないかもしれない」 




そう思い料理を軽く作り始めた。





下準備が終わり、あとはヒロシが来るのを待つだけ・・





それから、2時間・・3時間・・




ヒロシからの連絡は全く無かった・・







「ヒロシさん・・今日・・来ないのかな・・」







寂しげに呟いていた。







時刻は既に23時・・・美央はヒロシに電話を入れてみた。







「プルルル・・」







『なんだね?』







賑やかな場所で電話を受けているようだった







『美央です。』







『どうしたんだ?何か急用か?』







『いえ・・今日は来られるんじゃ・・』







『ああぁ・・そうだったな、うむ・・遅くなる。今、ゲレ社長と飲んでるんだお前も来るか?』







『そう・・でたしか・・分かりました。私は明日が早いので今日は遠慮させていただいてもいいでしょうか』







『そうか。分かった。寝てて構わないからなっ。』







そう言うと、美央の返答も聞かずにヒロシは電話を切った。











ヒロシとゲレ社長はクラブで豪遊していた。







『良いんですか?会長、美央社長とお約束があったんじゃないんですか?』





『野暮な話は抜きにしましょう、女など待たせてなんぼですわ。ワッハッハッ』





『いやぁ流石ですね。会長、今日は私が持ちますんで豪遊したしましょう!』





『後が恐いのう!ワッハッハ』





『しかし・・ゲレ社長、今回のタイアップ大成功だね』





『ええ感謝しております』





『実に、いいアイディアだった。君の案だったか?うちの美央かね?』





『あれ?会長お聞きじゃないんですか?』





『うむ・・なんだね?』





『あの企画は、美央社長と他の会社の営業マンの発案からです。うちとしても良い話を貰ったと感謝してるのですよ』





『そう言えば、そんな話もあったな・・あの貧乏臭いサラリーマンか・・なんと言ったかのう・・哀川だったか?』







『はい。もう 会社を退社し、何をしているか今は分からないのですよ』







『ほう・・勿体無い・・金を生む人間を手放すとはその会社も大した会社ではないな・・』







『美央社長は、その営業の方の実力を見抜き、是非うちで働かないか?とオファーをしているようでしたが・・』







『何?美央が・・そんな話は聞いとらんなぁ・・』







『あっ・・そうでしたか、では聞かなかった事でお願いしますよ 会長!!』







『分かった、分かった・・』







ヒロシは記憶を辿った・・・









「そう言えば、前に他会社の営業がどうのこうの・・言っていたような気がする・・」




「販売セレモニーで話をしたことがあるような気がする・・」







ヒロシの記憶は甦った





「もしや、美央、その男に特別な感情があるのではないか?」





そう決め付けたような疑いを抱いた







『ゲレ社長、貴重な情報をありがとう。その哀川とか言う男の詳細を調べてくれんかね?勿論謝礼は払う』







『お金なんていりませんよ!でも、なぜですか?』







『・・優秀な人間には、特別なステージを用意してやる。それこそ、本当の実力を発揮出来ると言う事だよ』







『なるほど! 向かい入れるのですね。分かりました』















「結局一人か・・」



「料理も無駄になった・・」







一人で食べ、一人で飲むお酒・・







いつもの事だが、約束をしていた分




寂しさが増した・・。







蔑ろにされている自分がとてもよく分かった・・









「はぁ・・ 私・・何なんだろう・・・」







寂しさを紛らすように、美央は酒をどんどん飲み始めた・・







時刻 AM1時・・・







まだ、帰宅をしてこないヒロシに苛立ちを感じ始めていた







「もぅ・・」







美央は悪酔いをしてしきた




携帯電をを持ち





「・・・」




「ピッ」




「プップップ・・」




















































13:24:19
ヒロシは「奴隷クラブ NEO」に向かった。



クラブに着くと、そうそうに女を選びやりたい放題やり欲求不満を解消した。



相手をさせられた女は体中に、痣を作り恐怖を与えられた




『フン、クズがその汚らしい股間が目障りなんじゃ!!』



「ドカッ!」








事務所




「ガチャ」


『サタン様、御済ですか?』



事務所にはオーナーの「神崎 リオ」が居た






『うむ。なかなか良い子だったな』



『お気に召されましたか、では今後もあの子で・・』



『そんな事より・・例のキラーの件だ』



『はい』




『最近はどうかね?ここに現れるかね?』




『いえ、ゆなの一件以来連絡は全くありません・・。』




『そうか・・こちらでもかなり裏で手を回し、ゆなの存在が本当に抹消されているのか調べている、現段階では何も出てこない・・あの男は信用に値すると思うか?』




『私には・・分かりません・・』




『連絡先は知っているのだろう?』




『携帯の番号くらいでしたら・・』




『私に教えてくれんかね?』




『掛けるのですか?』




『どうかは分からんが、話をしてみたい・・案外、利用価値があるかもしれん・・・奴は金で心を動かす男だ・・容易い・・( ̄ー ̄)ニヤリ』




『はぁ・・』





リオはサタンにキラーの番号を教えた。










AM 1時・・・






「プルルル・・・」




美央の携帯が鳴った





『はい。』




『美央 起きてたかね?』




『はい。お待ちしてました』




『昼間は悪かったね』




『いえ・・』




『今は部屋かね?』




『はい。来られますか?』




『今日は少し疲れたホテルで休むとするよ・・』




『そ・・そうです・・か・・』




『なんだ、続きがしてもらいたいのか?』




『いえそういう訳ではないんですけど・・』




『では。また明日、会社の方で・・・』





電話は直ぐに切られた・・





「はぁ・・」




来れば来たで大変かもしれないけど・・



少し、話をしたかった






昼の件は、もうどうでもいい・・



ヒロシに自分の心を理解して欲しいと願っていた







一方、ヒロシは美央に対して、愛情とは違う、別のものを求め始めていた。






美央の全てを手に入れているヒロシに取っては、美央は都合のいい女でいれば良い。



会社を運営するには適任である。飼い殺しでいい。そう考えていた。





「美央はワシからは離れれない・・・」




美央の気持ちを完全に見透かしていた






芸能業界の著名人が集まるパーティーの事を考えていた・・




「てんてん、あの女・・どうにか出来んかのう・・・一度あの女を犯してみたい・・」




欲望にかられ、自分の会社のタイアップ女優さえも、性の対象でしか見ていなかった・・










翌日・・・






秘書は美央の指示により、てんてんのプロダクション事務所に電話を入れていた。




『はい、分かりました、では是非お願いします』




『社長!てんてんさんOKだそうです』




『そう、良かったわ、今や彼女はうちの看板娘みたいなものだからね(笑)会長も喜ぶわ・・』




てんてんは著名人の参加するパーティーのゲストに招かれる事になった。







その夜





てんてんと京介は一緒にいた。




『キラー様「㈱ MIO」のパーティーゲストとして招待されました』




『いつだ?』




『3日後です』




『3日・・少し早いな・・』




3日後では、ゆなの投入は無理だと考えた・・




『その時に・・会長に接触しろ・・そして電話番号を交換するんだ・・』




『えっ・・嫌です・・』




『これを使え・・』





携帯電話を渡した・・





『これは?』




『飛ばしの携帯だ、用が済んだら破棄する・・』




『私の名義じゃないと言うことですね・・』




『あぁ・・』




『なら安心です(*´∀`*)それと・・危険な目には』




『ワシの指示通り動け・・そうすれば 大丈夫だ・・』




『信じてます。キラー様』




『信じる?・・』




『ええ。信じてます(*´∀`*)』




『あぁ 任せろ・・』






京介は万全の態勢で挑む事にした。



ここで、愛美を失うわけにはいかない・・。






付かず離れずな距離が大事である



必ず仕事を大量に送りこみ、てんてんにNOと言わせない状況に持ってくるであろう・・



京介はそう睨んでいた。






愛美は絶対的な信頼を京介に抱いていた。



「キラー様の言う通りにしてれば、大丈夫。」 



「嫌われるのは嫌」







そう言った、意志がハッキリしている分、愛美は使いやすい傀儡でもあった



パーティーに出席する前に、小型インカムを渡すことにした。












「㈱ MIO」




ヒロシが会社に出勤してきた。





『おはよう・・。社長、今日の私の予定は?』




『おはようござます。今日の予定は・・・・・』




1日のスケジュールを伝えた・・





『ところで、あのパーティーの件だが・・』




『はい。てんてんさんからは「OK」を貰っております』




『そうかね・・。』




ヒロシは不敵な笑みをこぼした・・







美央は少しの疑問も持たなかった、会社のイメージガールがパーティーに参加する 



それは会社に取っても、とても好都合。



ヒロシに取っても顔が立つ。



社内的にも社会的にも不自然を感じなかった






『良かったですね、会長。』




『んっ?そうか?』




『ええ・・イメージガールですから、やはり参加は話題になります』




『そうだな・・・』




ヒロシは美央が勘ぐってるのでは無いか・・?そう感じていた。





『それと・・今日は・・』




『うん?今日がなんだ?』




『・・・ホテル・・取っておいた方がよろしいですか・・』




『そうか・・美央・・・』




『えっ?』




『昨日は悪かったね・・』




『いえ・・大丈夫です・・』





『今日はお前の所で寝るとするか・・』




『はい(*´∀`*)では、ヒロシさんの好きな、お酒準備しておきます』




『うむ、頼むな・・』






ヒロシは会長室に入った。



美央は打ち合わせがあり、社外に出た。



ヒロシはてんてんの事を調べ始めていた。






「ほう~ 若いな・・この体を無茶苦茶にしてやる日は近いな・・ハッハッハ。弱小プロダクションか・・・最悪は丸ごと買い取ったら良いだけの話だ・・」





「㈱ MIO」の経営は一部上場企業



多少の荒波には動じないくらいの力を付けていた


ヒロシの人脈は、政治家とも繋がりがあり 



金に物を言わせ、ある程度の事はもみ消す事ぐらいまでの力はあった。





「小娘一人レイプしたところで、何の問題にもなりはしない・・替えは幾らでもいるのだからな・・ハッハッハ」





ヒロシは完全に自分本位なプランを組んでいた。








だが、ヒロシのプランは京介に完全に読まれていた・・




「浅はかで金に物を言わせる」




「自分の力を過信する馬鹿な男」




「お前に人が付いているのでは無い・・金に付いてるんや」





「その事を、肌で味わう日が・・・必ず来る・・・今は夢でも見ておけ・・・サタン」





「美央・・悪いな・・・ヒロシには、まともな道は歩かす訳にはいかん」




「お前も早く、会社を辞めるべきだ・・・」













































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