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屈辱・羞恥・教育・官能小説
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22:00:19


てんてんには、直接指示を出しながらのプラン進行で考えていた




小型インカムならば髪で耳元は隠せるであろう、会話は小型マイクを装備



ヒロシとの会話の一部始終を聞き取りながら、愛美を動かす。




基本は、二人っきりの時間を作らせない。



万が一に そう言う場面が出てきたら・・・



キラーとしてヒロシの前に出る。・・





ヒロシは、ゆなの件もあり、キラーには聞きたいことが沢山あるはずだ・・




愛美を手に入れるのは容易く考えてるに違いない




会社契約もしてる、急がなくとも出来ると踏んでいるはずだ





キラーとの接触はヒロシの思惑通りに進むとは限らない。 



万が一の場合は、おそらくヒロシはてんてんよりも、キラーを優先するであろう・・



そう目論んだ。






『キラー様!私、あの会長は本当に嫌ですけど・・何か黒いものを感じます・・』




『黒いもの?』




『はい。何かこう・・影が怪しい感じな・・』




『面白いことを言うな・・ワシには感じないのか?』




『キラー様は・・灰色です』




『どちらも含む・・か?』




『はい。そんな感じです(笑)』





『愛美・・・人は色・数字・と何かに例えたがりなものだ・・だが、それこそ、そこまでのスキル・・想像は無限である。  そこで決めてしまい考える・・。それが小物の発想だ』





『でも・・何か基準がないと分かりづらいです・・』




『己のスキルを基本とする。それが人間なのだよ』




『意味が少し・・』




『分からないか?』




『はい・・。』





『それでいい。分からないことは分からない。己のスキルを相手に強要しないことだ、それが相手を欺き深みに陥れるコツだ・・ つまり、その本人にしか分からない・・また理解させない 。バカのフリをする・・。』





『分かりづらいですね・・それを私がやるのですか?』




『そうだ・・。ワシが誘導する問題ない、ヒロシに思考などワシいは容易い。』




『それも・・思い込みとは違うのですか?』





『いい感性だ・・愛美。確かにそうかもしれん・・だが、事前に知りえる情報で組むワシのプランはそうそう常人には理解できん』




『人の心理と言うには、実に勝手で感情的なものだ・・・頭を使い、相手の心を見透かすんだ』




『人は私が・・私が・・といつも言う・・どうせ大した人生も歩んで無いのにな』




『心を切り離し考えるんだ、最初から答えなど分かっている事が多いのだからな』






『なんか・・恐いです・・』





『全ては傀儡(くぐつ)や・・』





『傀儡・・』





『知っているか?』





『人形・・ですよね・・』





『あぁ・・道化のような・・ものだ』





『私はキラー様の傀儡ですか・・?』







やはり、今までに無い 自分の意思が強い女。「愛美(てんてん)」




何を考え そんな事を聞くのか・・




どう答えられたいのか?






『・・・そうだ・・』




『・・・』







『酷い・・』







『心・・お前には、それがある・・傀儡になりきってもらいたいんや・・』




『成りきる?』





『そうだ・・言っただろう、お前を守る・・だが動きとしては、傀儡であってもらわなければ、それは不可能という事だ  プラン発動のときは心はカラにしろ、それが最大の防御であり攻撃になる、そこに感情など必要ない・・。』






『よく・・分からない・・でも・・言うとおりにしてれば良いんですよね?』






『そうや・・』






『傀儡は操る側の技量が求められる、故に言うとおりに動かないとプランは崩れてしまうんだ・・』





『はい。仰せのままに・・』







『相手の反応が、自分の予測と違う行動、言動を起こす、そうすると、そこに予測以外のパターンに人は戸惑う・・ 今回はそこを使う。簡単なことだ』






愛美は何を行動しようとしているかは全く理解は出来なかった。







ただ、京介の言うとおりに動けば間違いは無い。




それしか思いつかなかった。






『キラー様!私を本当に大事に思ってくれてますよね?・・私、ときどき不安になるんです・・』





『あぁ・・大事・・さ・・』





『大事・・いい言葉ですね・・愛美嬉しい・・』





京介の脳裏に響く 『大事』 




「傀儡は大切にされることを望む・・」




「愛着のある人形のように・・」





頭に激痛が走った・・





『うっ・・。』




『キラー様!』




京介は頭部を押さえながら




『あぁ・・大事さぁ・・・』





傀儡のもたらす呪いにも似た意思に敢えて侵食され過去の記憶を消し去ろうと 



京介は思っていた















「美央」




美央は仕事を終え、自宅へ戻った。





ヒロシが自宅に来ると言っていたので、ヒロシの好きなブランデーを準備してきた。





「出張ばかりで、栄養のバランスが取れていないかもしれない」 




そう思い料理を軽く作り始めた。





下準備が終わり、あとはヒロシが来るのを待つだけ・・





それから、2時間・・3時間・・




ヒロシからの連絡は全く無かった・・







「ヒロシさん・・今日・・来ないのかな・・」







寂しげに呟いていた。







時刻は既に23時・・・美央はヒロシに電話を入れてみた。







「プルルル・・」







『なんだね?』







賑やかな場所で電話を受けているようだった







『美央です。』







『どうしたんだ?何か急用か?』







『いえ・・今日は来られるんじゃ・・』







『ああぁ・・そうだったな、うむ・・遅くなる。今、ゲレ社長と飲んでるんだお前も来るか?』







『そう・・でたしか・・分かりました。私は明日が早いので今日は遠慮させていただいてもいいでしょうか』







『そうか。分かった。寝てて構わないからなっ。』







そう言うと、美央の返答も聞かずにヒロシは電話を切った。











ヒロシとゲレ社長はクラブで豪遊していた。







『良いんですか?会長、美央社長とお約束があったんじゃないんですか?』





『野暮な話は抜きにしましょう、女など待たせてなんぼですわ。ワッハッハッ』





『いやぁ流石ですね。会長、今日は私が持ちますんで豪遊したしましょう!』





『後が恐いのう!ワッハッハ』





『しかし・・ゲレ社長、今回のタイアップ大成功だね』





『ええ感謝しております』





『実に、いいアイディアだった。君の案だったか?うちの美央かね?』





『あれ?会長お聞きじゃないんですか?』





『うむ・・なんだね?』





『あの企画は、美央社長と他の会社の営業マンの発案からです。うちとしても良い話を貰ったと感謝してるのですよ』





『そう言えば、そんな話もあったな・・あの貧乏臭いサラリーマンか・・なんと言ったかのう・・哀川だったか?』







『はい。もう 会社を退社し、何をしているか今は分からないのですよ』







『ほう・・勿体無い・・金を生む人間を手放すとはその会社も大した会社ではないな・・』







『美央社長は、その営業の方の実力を見抜き、是非うちで働かないか?とオファーをしているようでしたが・・』







『何?美央が・・そんな話は聞いとらんなぁ・・』







『あっ・・そうでしたか、では聞かなかった事でお願いしますよ 会長!!』







『分かった、分かった・・』







ヒロシは記憶を辿った・・・









「そう言えば、前に他会社の営業がどうのこうの・・言っていたような気がする・・」




「販売セレモニーで話をしたことがあるような気がする・・」







ヒロシの記憶は甦った





「もしや、美央、その男に特別な感情があるのではないか?」





そう決め付けたような疑いを抱いた







『ゲレ社長、貴重な情報をありがとう。その哀川とか言う男の詳細を調べてくれんかね?勿論謝礼は払う』







『お金なんていりませんよ!でも、なぜですか?』







『・・優秀な人間には、特別なステージを用意してやる。それこそ、本当の実力を発揮出来ると言う事だよ』







『なるほど! 向かい入れるのですね。分かりました』















「結局一人か・・」



「料理も無駄になった・・」







一人で食べ、一人で飲むお酒・・







いつもの事だが、約束をしていた分




寂しさが増した・・。







蔑ろにされている自分がとてもよく分かった・・









「はぁ・・ 私・・何なんだろう・・・」







寂しさを紛らすように、美央は酒をどんどん飲み始めた・・







時刻 AM1時・・・







まだ、帰宅をしてこないヒロシに苛立ちを感じ始めていた







「もぅ・・」







美央は悪酔いをしてしきた




携帯電をを持ち





「・・・」




「ピッ」




「プップップ・・」





















































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