2ntブログ
屈辱・羞恥・教育・官能小説
2010/01«│ 2010/02| 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 »2010/03
--:--:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Category:スポンサー広告│ コメント:--│ トラックバック :--
21:52:05


千佳は夕飯を作っていた




『お待たせ致しました(*´∀`*)』



『ありがとう・・。・・・なぁ、千佳、本体のお前は薬を飲まないと出てこれないのか?』



『今はそうみたいです・・・仕事辞めて、京介さんと一緒に居る時間が増えたら・・・私は・・あまり・・』




『そうか・・』







食事を終えると、京介はジャニスに連絡をした。






『自我と本体がですか・・・?』




『あぁ、目の当たりにした・・・』




『主導権は・・』




『自我に見えたな・・・』




『サタン・・ですね・・・あれが作用してるのでしょう・・・』




『そうか・・・』







『眠剤と薬の平行を続けると、身体には良くありません・・ですが、自我の抹消は出来る可能性があります・・』







『一歩間違えると・・・やろ・・』





『はい・・白です』





『どちらが残っても・・・面倒は見る・・・』





『ですが、自我は危険です。サタンが入った今、多少の凶暴性はあるかと・・』




『その時はその時や』




『はい・・。』








千佳は電話をする、京介を不安げな目で見つめていた・・・







『どうした?』





『何でもありません・・・』





「千佳(本体意志)は共存は無理かもしれない・・」



「自我の制御下の中、自分は・・」





千佳は、急に明るい顔で言った





『京介さん!ドレスそろそろですよね(*´∀`*)』




『明日辺りじゃないか?』




『楽しみ(*´∀`*) 私、お嫁さんになるんですね』




『・・そうやな・・』












『京介さんは、大変です。一度に二人のお嫁さんだから。』














その表情はとても寂しげな感じがした




その姿にいてもたってもいられなくなった










『千佳・・今日はこれを・・・・』





京介は、もう一袋、薬を差し出した・・。





『えっ・・?いい・・んですか・・・それなら、私、まだ、このままでいれる・・』




『あぁ・・ お前を抱きたい。そのままのお前を・・・』






千佳は静かな笑顔を見せ、薬を飲んだ・・





短い間隔で飲まれた、薬の作用は完全に自我を押さえ込んだ・・・





















千佳は、京介の愛しさを心と身体で感じた・・・




今までは、自我を通じた何となくのSEXだった。




「今日は違う・・本当に抱かれる・・」




そう思うと、



「そのまま 消えてしまってもいい・・・」




そんな風にも感じた・・





互いに愛しく想う、SEXは時間が止まっているかのようだった







「いつまでも挿入していたい・・・」




「いつまでも入れててもらいたい・・」







互いが言葉にはしなかったがそう想っていた・・・










千佳は、何度も何度も京介を求め・・・




京介は千佳の中に何度も射精した・・





二人のSEXは数時間続いた・・・







『京介さん・・あそこがヒリヒリします(笑)』




『そうか・・(笑)舐めて治してやる・・・』







そう言い、再度、京介は千佳を求めた・・・







千佳(本体)の気持ちだけではなく  



身体も京介への想いが強くなっていった・・







『あぁ・・・京介さん・・・渡したくない、私だけの京介さんにしたい・・・』







泣き叫びながら、千佳は言った・・・







『千佳・・・』







京介の激しいピストンに千佳は息を切らしながらも 



何度もキスをしてきた・・







『う・・うそ・・安心して下さい・・・。あぁぁ・・・京介さん・・・愛してます・・・・愛して・・ます・・』







その晩は、自我は出てくる事が無かった・・・







京介はいつの間にか眠り込んでしまった・・・。








千佳は自分が飲んでいる薬の効き目が




「これ程、多きものなのか」





量を減らしてた分、効き目は減少していたようにも感じていたが 




大量に摂取すると効き目はある・・・








この「現実」を知ってしまった・・・。








「もう・・この方法しかない・・・・この方法しか・・・」







京介が目を覚ました






『悪い、寝てもうたわ・・(苦笑)』






『あの・・御願いがあるんです』





『なんや?言うてみ・・』





『ドレスの日、薬を飲まさせてください 』







『それは構わないが、薬がもう少ないんだ・・・ジャニスから貰ってこないとな・・』







『御願いします(*´∀`*)ドレス最初だけでもいいから、自分で居たいんです。もう一人も楽しみにしてると思うし・・(笑)』







『あぁぁ・・・分かった・・・』







二人は寄りそうように深い眠りについた・・・・








翌日、




めぐから連絡が入った。




『哀川様の携帯電話でしょうか?こちらブライダル・・・』




『あぁ、こんにちは、哀川です』




『最高のドレスが出来ました』




『そうですか・・。ありがとうございます。今日明日中に、お邪魔しますので。』




『はい。是非!奥様といらして下さいね(*´∀`*)』




『分かりました。』






『千佳!!ドレス出来たらしいで(*´∀`*)』




『えっ。本当!』




『今日か明日、取りに行こう。』




『はい(*´∀`*)』




『ジャニスの所に行って薬は貰ってきておくから・・安心しろ・・』




『はい(*´∀`*)』







誕生日まであと2日と言う日だった。









『最高の誕生日プレゼントです(*´∀`*)』




『そやな(*´∀`*)』






「ドレスが出来上がってきた・・」




「京介さんのお嫁さんになれる」




「最高の日、一生忘れない日になる」




「二人で一人の私だけど・・」




「大事に・・」





夕方・・・。






千佳は夕飯の準備をしていた





そろそろ、薬の切れる頃だと感じて、急いで料理していた




どうしても、早目に京介に食事をしてもらいたかった・・








『京介さん。今日は、少し早いけど夕飯作ってますので・・』




『どうしてだ?』




『そろそろ薬が切れます、交代の時間なんです・・(苦笑)』




『そうか・・・分かった、もう一人にもドレスの事、教えてやらないとな』




『そうです(*´∀`*)』







千佳の夕飯はとても豪勢なものだった・・・






『今日は、随分豪勢やな・・前祝か?(笑)』




『出来る事をする・・・今の私の考えです・・』




『そうか(*´∀`*) 大事だな・・』








千佳の言う




「出来る事をする。」




京介の捉えるものと少し違っていた。












『京介さん。今のうちに明日の分の薬、貰っても良いですか?明日、起きたらすぐ飲みます(*´∀`*)』




『分かった。・・・必ず明日、飲むんだぞ・・』









京介は鞄から薬を出した。








千佳は、キッチンへ行った・・・





京介はテーブルの上に薬は置いた。








「今すぐにでも飲みたい・・・」





喉から手が出るほど、そう思った・・・









『明日・・(*´∀`*)大事。ですね』




『フフッ・・そやな』






京介は千佳の料理を間食した



数分後、京介はウトウトし始めた






『疲れのせいか・・少し眠くなってきたみたいだ・・』




『少し休まれたらどうですか?』




『あぁ・・・そうさせたもうな・・』









京介は、すぐに寝てしまった・・・









「はぁ・・はぁ・・上手くいった・・」






千佳は、料理の中に「睡眠薬」を混入させていた・・・







「どうしても、あの薬を大量に手に入れないと、自分が消えてしまう・・・」






薬は、いつも京介の鞄の中・・・・





薬で眠る京介の鞄をあさり始めた








「はぁっ、はぁっ、あっ・・あった・・」





袋が輪ゴムで束ねられていた例の薬




数えると30袋あった・・








「一か月分・・・」 





そう呟き薬を手にした・・








千佳の手はガクガク震え、呼吸が速くなっていた・・







「はぁ はぁ はぁ・・」










千佳は、昔、病院で貰った風邪薬をダミーで京介の鞄に忍び込ませた・・














「これで、これで、私でいれる・・」















千佳は水を飲み気持ちを落ち着かせ 






「ゴクゴク・・・」






まずは2袋、薬を飲んだ・・・









自我は封じ込まれたままになった。






時折、激しい頭痛が本体を襲い苦しめたが 




千佳は耐え抜いた・・










千佳は、京介をベットに寝かせ布団を掛けた・・







千佳は裸になり、京介のズボンを脱がせペニスを触り始めた





寝てるにも関わらずペニスの反応は物凄く 





鋼のように硬くなった





千佳は、愛しさを込め




ゆっくり舐めまわし、ペニスを唾液まみれにした








自分から京介の上にまたがり、ペニスを自分の膣(中)に導いた・・











「ズニュウ・・・」







千佳は子宮の奥までペニスは入り込んだ・・・











「はぅ・・・あぁぁ・・」








千佳の膣の奥まで入り込むだけで、いきそうだった・・










中で、ペニスが「ビクン」と反応した・・










「あっ・・だめ・・いっちゃ・・う・・」









千佳は、エクスタシーに達した・・










依然 ペニスは千佳の中で




鋼のように硬かった・・











千佳は・・・







「挿入したまま眠りに付きたい」 






「一秒すら、無駄にしたくない」







そのままペニスを挿入したまま、抱きつくように眠りに付いた・・・






京介の知らないところで、意外な行動に出た、千佳・・・







自我との境界線を、強引に作り




己で、「抹消」しようとしていた・・・・








京介は、そんな千佳の葛藤を100%は理解出来ていなかった・・・









プランの歯車が壊れた瞬間であった・・・








京介・本体・自我  








傀儡は 所詮・・操り人形・・・





制御が利かないの人形はただデク。・・・






京介は夢で魘されるように  





この言葉が 頭の中を渦巻いていた・・・




























12:13:05
美央は京介に連絡を取った・・・





「プルルル・・」





『はい。哀川です』




『京介君?美央』




『社長、お疲れ様です。』




『うん。お疲れ様』




『どうかされました?』




『その後 お友達の様態はどう?』




『今も病院ですが、担当医がしっかり見てくれていて順調のようです』





『そう。それは良かったわ』







『その件じゃないですね(笑)どうしました?』








『見抜かれてた?(笑)どうかな京介君、そろそろ手伝ってくれないかな?うちの秘書も退職して、てんてこ舞いなのよ・・・』







『そうですか・・・もう少し待ってもらえますか?』





『どうして?』





『実は・・・友人の医療費を出してるんですけど、お金が足りなくて、今、色々仕事してるんです・・・。』





『お金が必要なの?それならうちで働けばいいじゃない』





『まとまった金額が必要なんです・・・医療費・・高いですから・・』





『お金か・・・少し用立ててあげようか・・?京介君・・』





『金の貸し借りは避けたいんです。それで、壊れるものもあります。そして返せるかどうか・・分かりませんから・・』







『社長の知り合いならまだしも、入院してる人間を知らないじゃないですか(笑) 出来ませんよ。美央ちゃん・・』





『み・・美央ちゃんって・・(笑)そっかぁ・・京介君には京介君の考えがあるもんね・・・貴方は頭の良い人だから きっと何か考えての事なんでしょうからね・・・』











「その通りや・・・美央・・・お前を陥れるんだ・・・ヒロシへも復習する為だ・・・」









『そんな事無いですよ・・・少し頑張らないと駄目なだけです。こちらからも連絡入れますので・・それに今、病院なんで・・そろそろ・・』






そう言い、病院だと言う言いわけで電話を切った。










その会話を見ていて琴菜は、京介が





「何か大きな目論見を起こそうとしている・・」




「昔、助けてもらった際の京介は気の効くくらい親切だった・・・」






その反面、敵意をむき出しにした場合、見てるのも恐ろしいくらいの容赦の無さを見せた・・





琴菜は、今までの自分が知りえる京介を想像すると恐ろしくなってきた・・・










『琴菜はん・・・ほなな・・・』





『帰られるんですか?』




『あぁ・・まだまだ、やる事がるんや・・・』





『私・・・もう過ちは繰り返しません・・・・』





小声で言う、琴菜の脇をすり抜けるように・・・・





『そうや・・・琴菜・・・お前は優秀で学習の能力の高い女だ・・・期待している・・・』





肩を軽く「ポン」とたたき、病室を出た。





琴菜は、心の底から冷え切るような想いと 



これから待ち受ける運命に恐怖を感じた・・。









琴菜は、ゆなの手を握り





『ゆなさん・・京介さん・・・本当に貴女の事が好きなの?』







琴菜の目からは、一滴の涙が落ちた・・・





京介・・・。







「天国にあなた~♪(強着♪)」





『もしもし』




『だいじぃ(*´∀`*)』




『千佳か、今 帰るよ』




『うん(*´∀`*)』




『どうかしたのか?』




『あのね・・千佳、本体嫌い。だから、薬いらない』




『どうしたんだ?』




『恐い・・本体・・・』




『何かあったんか?』




『はやく帰ってきて(。´Д⊂)』




『もう少しで着くから、泣かないで待ってな』




『(。´Д⊂)ぅん・・。』





急いで部屋へ戻った。





千佳は部屋に入るなり、飛びつくように抱き付き離れなかった。




京介は部屋を見渡した。




室内は、散らかっており、明らかに自我に何かが起きた・・・そんな感じがした・・





『部屋・・・。汚れてるな・・・どうかしたんか?』




『あのね。京介しゃん、出掛けた。その後、「本体」が部屋めちゃくちゃにした・・』




「本体が?」




『・・・どうしてかな?』




『わかんない・・千佳、わかんない』




『考えにくいな・・・』




『本当だもん・・・。』





自我は、本体を封じ込める為に、嘘を付き始めた





『本体に聞いてもいいか?』




『本体、今、寝てる。今でない』





そう訴える、千佳の目からは涙が浮かんでいた・・・






それは 自我が京介を何とか、自分に向かせておきたい涙なのか・・?




本体が自我の言動に流す、哀しみの涙なのか・・・?






京介は迷いがあった・・・





どちらも信憑性がある・・・・。





どちらにせよ・・・分裂した人格が引き起こす、行動と言動・・・





京介は追求する事は無かった。






『一緒に片付けよう』




『うん(*´∀`*)』




自我は、一つ片付けると京介に褒めてもらいたがり甘えてきた・・





『うん。凄いな、次は・・これ・・どこだっけ?』




『千佳。分かる!(*´∀`*)』




『そうか!じゃあ はい。』




『(*´∀`*)だいじぃ~♪』






自我の行動は、どんどん年齢低下をしているように見えた・・・





本体は・・・それも見抜いているのか・・・?





『今日は 突然出掛けて悪かったな。』




『いいの(*´∀`*)』




『千佳・・言いにくいが・・薬をいきなり辞めるのは不味いな・・・』




『どうして?どうして?』





『精神を安定させないと駄目だろ・・・千佳自体も苦手なところは、本体に手伝ってもらえたほうがいいやろ』





『大丈夫(*´∀`*)千佳、大丈夫』





『何れ、いつまでも飲み続ける訳にはいかないから、少しずつ減らしていく・・・現に減らしているだろう・・?』





『ぅん・・・でも・・』





『言う事・・・きけないのか?・・』






京介は千佳を少しキツイ目で見た。





『いやぁ!嫌いにならないでー!いやぁー・・・』







千佳は、いきなり本体に入れ替わった・・・






『はっ・・・あっ・・・あぁぁ・・』






押さえ込まれていた、本体の意志が急に出てきてしまい 



精神的な錯乱を起こしているようであった・・






千佳は真横に倒れ過呼吸になった







『はぁはぁはぁ・・はっ・・はっ・・』






京介は急いで袋を口元へやり、背中をさすった・・・






『無理なく深呼吸するんだ・・・ゆっくりでいい・・・』






数分後、千佳は正常に息をし始めた。






『ごめんな・・・さい・・・京介さん』





『自我が・・・色々言っていたが、何かあったのか?』





『・・・ううん・・何でも無いです・・・』





『薬はいらないってな・・・』








「えっ?」








驚いた顔をした・・







『嫌です、薬を下さい御願いします・・・薬を下さぃ・・』




涙を浮かべながら訴える千佳・・・



相反する言動・・・自我と本体・・






どちらが、支配するかを決めるかのようにも感じた。






『薬は、いきなり辞める訳にはいかない、心配無い・・・ どうしたんだ?』






『消える・・私、消される・・・』





『おい・・おい!』






何かに脅えるように、ガクガク震え縋りついた・・・






『いやぁ いやぁ いやぁぁぁっ』






京介はただ、ただ、千佳を抱きしめた・・・






震えが止まらなかった・・






仕方無しに薬を差し出した・・






千佳は手の平から奪い取るように、薬を取り直ぐに飲み込んだ・・・




その形相は、薬物中毒者のようであった








座り込んだ 千佳の体がピクピクと反応した・・・









そこで 初めて京介の前で




「二人言」




を言い始めた・・・







「もう、御願い邪魔しないから・・・」




「京介しゃん 千佳の・・だいじ!わたさない」




「私を消さないで、御願い 御願い」




「いやだ 本体 嫌い」




「絶対に邪魔しないから・・・私も傍にいさせて・・」




「・・・いじわる しない やくそく」




「うん しないから 御願い」




「・・・」














京介は唖然とした・・・











分裂する人格が話し合いをしている・・・









有り得るのか・・・?







『千佳・・・』











千佳は、涙を拭きながら振り向いた











『はい。もう大丈夫です。』











本体であった・・。








『・・・そう・・か・・・』







完全に薬を飲まないと、自我に主導権が、渡る状況を目の当たりにした・・






『千佳、苦しいのか・・?』










『大丈夫です・・・』










千佳は泣き笑顔で答えた・・






京介は一度、ジャニスに相談しなければならないそう思った。









『今のうちに夕食を作ります。』










千佳は、本体であるうちに、「出来る事をしないと・・・」




そう思っていた・・















その日から、千佳は少し変わり始めた・・・


























00:38:59
退職した千佳の生活が始まった。



普段の生活の中、自我と本体のバランスがとても微妙であった。



習慣的に今まで日中は、比較的、本体でいるようであった。 



京介といる事が多くなり、本体の意思も満たせるいる感は多少あるようであった






『京介さん。お昼作りますね。』





千佳は出来るだけ、自分の出来る事をアピールをしたかった。



自我に任せてると、子供のような事しか出来ない 



自分をいらだたしくも感じていた。





『京介さん、いちお仕事が無くても、薬を多少飲み続けたいんだけど・・・』




『でもな・・・今は飲まなくても大丈夫だろ?それとも何か訳があるのか?』




『京介さんは、今の私でいるほうが楽なんじゃないですか?』




『俺にとって、どちらも大事な千佳には変わりは無い。気にするな』




『でも・・私が嫌なんです・・』





完全に本体の意識が強まっていると感じた






『分かった、でも無理はするなよ。 無理に薬を飲む必要は無い、そして自我の出てきている千佳でも、見捨てたりはしない。 どちらも変わりの無い』






『はい(*´∀`*)』






千佳は、「1日、一回」の薬をもらう事を約束した。




京介が、鞄から薬を出している所を千佳は見ていた・・・。




『ほら』




『ありがとう(*´∀`*)』





『千佳、これから少しずつ薬を減らして、元の自分へ近づくようにしていくんだ、薬も眠剤も取り過ぎは駄目だ。制御は出来たとしても、身体にきたす障害は大きいものがあるだろう。なるべく自然にだ』






『もう一人の自分から、今の自分が出なくなる事が恐いんです・・・今までは、奥底で何かの時にしか出れなかった でも、今は違う・・だからどうしても、今のままでいたいんです・・・。』






『何れ、今のままのお前でいれるようになるさ・・焦るな』 





『そうだと・・いいんだけど・・・』






千佳はある行動を考えていた・・・。






それから、数日間は普通の生活を過ごした 



自我・本体共に、多少は満たされているような生活であった



ある時、京介が言った




『今日は用事がある、昼間はいないが大丈夫か?』




『どこにいくのぉ・・?千佳もいくぅ・・』




『駄目だ、大事な話しをしに行かなくちゃならないんだ・・・待っててくれ』




『いくぅ いくぅ』




『千佳、分かってくれ・・』




千佳は自我のまま、駄々っ子のようなぐずり始めた



『千佳・・良い子だから話をちゃんと聞いてくれ』




京介の言葉に千佳は反応した




『京介さん・・困ってる・・・。私、待つ』





急に本体が出てきた。





その表情は無理矢理、自我を抑えているようで苦しそうな表情であった。





『悪いな・・・』





京介は部屋を出た。







千佳は直ぐに自我に戻り、京介の事を探した





『いない、いない・・京介しゃーん(。´Д⊂)(泣)』




泣きながら部屋中を歩き回り  



裸足で外に出た




『京介しゃん!京介しゃん(泣)』






自我の京介への完全依存がとても肥大化していた





周りの人間がジロジロ見ることに、自我は恐怖を感じた・・・





『恐い、恐い、こわいー(泣)』







「ガクン・・・」





千佳は急に静かになり、座り込んだ









「ほら・・だからあなたじゃ駄目なの・・・」




「ちがうもん」




「京介さん、心配するよ、なんで我慢できないの?」




「千佳の京介しゃん」




「二人のでしょう。」




「ちがう!千佳の大事、本体嫌い!」




「なんで・・なんで・・私たちは一緒でしょう・・」




「・・・」




完全に自我は意識の奥へ引っ込んだ・・。





裸足で飛び出した、自分を千佳は見た・・・




「分かる・・・でも・・ダメ・・」




涙を拭きながら部屋まで戻った。





このままでは、京介に迷惑が掛かる




「せっかく結婚できるのに、こんなお嫁さんでは早くに捨てられるかもしれない。自我の為にも私がシッカリ制御していかないと・・・」




部屋に戻りると、千佳は眠剤を出した・・





「眠剤とこの薬・・・これさえあれば・・・」




千佳は薬を自分の鞄にしまいこんだ。








京介・・。






ゆなの元へ向かっていた





『琴菜はん、どうでっか?』




『順調です。要(かなめ)も、恐らく大丈夫だろうと・・』




『そうか・・今はまだ植物状態みたいなものか?』




『光・音には反応します。 時々何かをしゃべるような感じもあります、何を言ってるのかは分かりませんが、手を握るとニコッと笑うような感じもあります。』




『そうか』




琴菜は、ゆなに特別な感情を持ち始めていた。





『京介さん。ゆなさんの背中の文字なんですけど・・・』




『K・・か?』




『あれは、誰かに付けられたものなんですか?』




『・・ワシや・・・』




琴菜は絶句した・・・




『大切な方じゃ無いんですか・・・?』





『琴菜・・・余計な事は語るな・・・お前はお前の役割を演じろ・・』





京介の鋭い眼差しと声に、琴菜は反論できなかった。




『は・・はい・・』




『ゆなは大切な奴だ・・・これからもずっとだ』





京介に対し底知れぬ恐怖を感じた・・・





京介は琴菜に近づいた 





髪を掴み、顔を上げるように後ろに引っ張った





「グイ」





琴菜は固まった




『いいか・・・琴菜はん・・・いらん事は考えるな・・・全てはプランだ。もう後戻りは出来ないんじゃ・・』




琴菜は、ただうなづくだけだった・・





京介は琴菜の乳房を服の上から鷲掴みし唇を重ねてきた 



そして、琴菜の舌に歯を立てた





『あがぁ・・』




そして、舌をジワジワと強く噛み始めた・・・




琴菜は胸を痛いくらいに掴まれたうえ



舌も噛み切られる・・





そんな錯覚に陥りそうであった






京介は琴菜を放した・・。






『あんたにも・・・協力してもらうで・・・・』






京介は、琴菜が「ゆな」に対し 特別な感情を持っていることを見抜いていた・・・






『ゆなの為にも、出来るやろ?』





『・・はぃ・・・』







確実にプランは動いていた・・・






『琴菜はん、当面・・ゆなの事はあんたに任す。完全に治すんだ・・』




『はい』




『もし・・ゆなが完治しない場合・・プランが変更される・・』




『プラン?この間から気になっていたのですが・・プランとは・・?』




『お前が知る必要は無い・・・』




『ゆなが治ったら、しばらく面倒を見てくれるな?・・・琴菜はん』






「琴菜は見抜かれている・・・」




そう感じた・・故に悟られぬよう振舞った。






『私にも生活がありますので・・・少し考えさせてください・・』





『まぁ、ええで・・その代わり、ゆなには即、行動させるハメになるがな・・・』




『行動?』




『そうや、ゆなは、ワシの言う事は何でもきく・・・無理もするかもしれんな・・・』




『それは駄目です!完治しても、まだ完全にと言うわけでは無いです!』




『では、頼めるな・・・琴菜はん?』







琴菜は唇を噛み締めながら、京介の思惑通りに進んでいる琴を悔しさを感じた




また、心の何処かで、多少の喜びを感じている事にも気がついた




「ゆなと居れる・・」





『分かりました。私も医者の端くれです。責任を持ちます。』




『流石、琴菜。闇の世界では、お前を越える医者はいない・・・懸命な判断だ』









琴菜は「上手い事、利用された」そう思った・・







『私の役割とは・・・この件なんですか?』




『いや違う、お前には、最後の最後に協力をしてもらう、ゆなにもだ・・・』




『何か恐ろしい事ですか・・・?』




『お前・・ゆなが好きだろう・・・女の癖に・・』







琴菜は、顔を真赤にした・・・





『好きとか・・そう言うのじゃ・・・医者として・・』




『お前は免許が無いだろう。医者じゃない、知識と技術の有る人間だ。つまり優秀な人材として、ワシに選ばれたfだけの人間だ・・・。』




『それは・・・』







琴菜は、昔は表舞台で、輝かしい成績と実績を持つ名医であった。










要と、共に競い合う程の名医で世界的にも名が売れていた。





だが、プライベートな事柄で、謝って人を殺してしまったことがあった。





それは、医療ミスが名目ではあったが、実際は琴菜の個人的な感情が絡む、故意にされたミスであった。




琴菜は当然のように医学会から追放され、免許を剥奪された


刑務所に入りそうな段階まで発展しそうな時に


京介が現れ、その事件を、裏で上手く操作し手の内に入れ込んだのであった・・。








『琴菜はん・・・また、恋人を殺したいんか?』




『私は・・・私は・・・』




『あんたは、男でも、女でも、好きな人間には執着するもんなぁ・・・』




『違います・・違います・・』





琴菜は、しゃがみ込んで耳を塞いだ・・




京介はしゃがみ込む、琴菜の横に行った






『琴菜はん、もう、あんな過ちは繰り返したら、あかん・・・好きなものを守る。誰にも取られないようにしたい・・・  普通の事や・・・あんたを助けたのはワシやないか・・・これからもそうや・・なぁ・・』







琴菜は、とんでもない男に取り込まれた・・・ 



このままでは、ゆなも・・・







『私が、犠牲になります。ゆなさんは自由にしてあげてください・・・』




『犠牲?人聞きが悪いな、誰が犠牲者が欲しいと言った?』




『すみません・・だけど、私は健常者です、ゆなさんの代わりに出来る事はします』



『ほう・・そうか』



『だから、約束して下さい!!』





『おぉ・・約束する・・・』







琴菜は、ガタガタ震えながら、京介をじっと見た・・









『ええ目しとるやないか・・・琴菜はん・・』







『・・・』









『心配ない、犠牲になるような行動は無い。ただ言うとおりにしてくれればいい。それだけだ・・』




『本当ですね。』




『あぁ・・・ワシからは、そのつもりや・・・』











意味深な、京介の言葉に少し引っ掛かるような気がしたが



琴菜は、その言葉を心に止める余裕は無かった。

















プラン「ゆな」は琴菜を、巻き込み進行し始めた。













一方・・・美央・・・











千佳が抜けた事で、スケジュール管理が上手くまわらくて苛立ちを見せていた。





『もう何なの? そう言う事は早めに言いなさいよ!』



『すみません・・社長』




新しい秘書が怒られていた













「はぁ・・千佳ちゃんがいたら・・・」小声で呟いた・・














『まぁ いいわ。 今度から気をつけてね。』







『はい』







『あっ・・そうだ・・京介君・・・まだ駄目かな・・・』







美央はビジネスパートナーとして



京介を早く入社させたいそう思ってやまなかった。




全記事表示リンク
にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 小説ブログ 脚本・シナリオへ
にほんブログ村

全ての記事を表示する

にほんブログ村 小説ブログ 小説家志望へ
にほんブログ村
にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(愛欲)へ
にほんブログ村
リンク
このブログをリンクに追加する
ガンダムOO名言葉
プロフィール

強者☆[NEOS]

Author:強者☆[NEOS]
人間の精神

人間の触れない部分を描く 最高の物語を描きます

最新コメント
最新記事
カテゴリ
FC2カウンター
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
未設定
--位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
未設定
--位
アクセスランキングを見る>>
仁王立ちだZE★霧雨魔理沙

まよねーず工場
ブロとも一覧
月別アーカイブ
最新トラックバック
FC2ブログジャンキー

「アクセス数が全然伸びない…」そんな悩みをブログジャンキーが解決します!

FC2拍手記事別ランキング
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード