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2010/02/10
12:09:53
タバコを吸いながらヒロシは考え事をしていた。
どうやって、てんてんを自分のものにするか・・
金で金銭感覚を狂わして子飼いにするのが一番ベタではあるが
てんてんの性格が気に入り、それだけではつまらない・・そう感じていた
てんてんの座っていた場所をふと見るた
ソファーの座席と背もたれの隙間に、何かが挟まっていた。
「なんだこれは?」
ヒロシはソファーの隙間に手を入れ込むと、そこにはてんてんに渡したはずの100万円があった。
「ハハハハッ・・・あの女、実に面白い。思い通りにはなりませんよ・・と言う事だな。・・ハハハッ」
ヒロシは大声で笑っていた。
「久々に・・遣り甲斐のある女が現れたな・・( ̄ー ̄)ニヤリ、 絶対にあの小娘・・手に入れてやる・・」
ヒロシは軽い火遊び程度と考えていたが本気になってきていた
エレベーター・・
『あの、美央社長?』
『えっ 何?』
『元気ないですね?どうしたんですか?』
『・何でも無いの、ごめんさいね』
『あの・・聞かれてませんけど・・・何もありませんでした。仕事の話だけでしたよ(*´∀`*)』
てんてんは美央に気をまわした
『えっ・・・そう・・ありがとう(*´∀`*)・・優しいのねてんてんさんって・・』
『私はプロです、安くない女です。それを会長さんは見極めたかったんだと思います。流石ですね』
『(笑) あの人・・お金で人を見るところがあるから・・嫌な思いをさせたんじゃないかな・・って少し心配だったの・・』
『そうですか(笑)大丈夫です(*´∀`*)』
『ところで・・てんてんさんは彼氏とかいるの?』
『いますよ(*´∀`*)』
『へぇ~ 凄いね、普通芸能人なら隠すところじゃない?』
『社長には嘘は付きたくないって(笑)』
愛美は、少し美央の気持ちが理解できるような気がしていた。
『思い通りにならない恋。これが一番相手を夢中にさせる・・見たいですよ(笑)』
『そっかぁ、それが通用する相手ならいいけどね・・』
主導権がヒロシにある、美央には成し得ない業でもあると思った。
『てんてんさんは、いつも彼氏にはそうしてるの?』
『ええ(笑)逆ですよ、私がヤキモキして夢中になってるんです。だって私、芸能人なのにそんな扱い全然してくれないんですよ(笑)』
『でも・・それが嬉しいんでしょう?(笑)』
『フフ・・そうなんです(*´∀`*)』
エレベーターは一階に着きロビーへ向かった。
ロビーに着くと直ぐに会場の方へタクシーで向かった。
美央はてんてんの気遣いに少し救われたような気がしていた。
会場入りすると、てんてんのマネージャーが慌しく衣装の指示をしていた。
『お待たせ(*´∀`*)』
『あれ?早かったね。』
マネージャーはてんてんの耳元で囁くように聞いてきた
「何もされてないよね?」
『馬鹿じゃない。当たり前でしょう』
マネージャーの頭を軽く「コン」と叩き控え室に向かった。
インカムから指示が来た。
「お疲れさん、エレベーターでの会話は受信できなかったが美央は何か言ってきたか?」
「いえ 何も・・少し元気が無かったから、励ましたくらいですよ(笑)」
「そうか・・(笑) では本番まではインカム外し、自由にやってくれ・・俺はカフェにいる」
「愛美も行きたい」
「ダメだ、プランから外れるような行動は慎め、これは命令だ」
「はぁ~い」
その後、京介はカフェで周りの様子を見ていると、ヒロシとゲレ社の姿が見えた
『ゲレ社長、まだ少し早いねお茶でもどうかね?』
『それはもう会長!』
二人はカフェに入ってきた。
京介は気づかれないように用意していた帽子を深々と被った。
二人は偶然にも京介のすぐ隣の席へ座った。
二人の会話は今日のパーティーのことばかりであった。
ゲレ社長は、てんてんに付いて話してきた。
『会長・・あのてんてんさんと一緒に写真でも撮らせてもらえないですかね~』
『そうだね・・せっかくの記念だしなぁ・・まぁ、大丈夫だろう。うちは彼女のスポンサーだからなぁ ハハハ』
『では、タイミングを見てお願いしますね。』
『うむ。』
ヒロシはてんてんの人気がどれくらいあるのか?
知名度はどくらいなのか?
今日のパーティでそれが見れる。そう思っていた。
テレビをあまり見ないヒロシとしては、てんてんの存在すら会社で関わるまでは知らなかったのだ。
パーティーは始まる30分前
タイミング悪く、愛美から電話が入った。
「天国にあな~た~(強着♪)」
「なんだ?」
ヒロシとゲレ社長は京介の方を見た。
『なんだ?』
「ねぇ、キラー様、愛美の出番はまだ先だから行っても良いですか?」
「ダメだ・・」
「どうしてですか・・愛美頑張ったのにぃ・・」
「・・・ここは・・ダメだ・・」
「ここ?」
「そうだ・・・」
「あっ・・誰か居るんですね?」
「そうだ・・そして動けない・・我慢しろ」
「はぁ~い・・」
不満そうに電話を切った。
ゲレ社長は、何処かで見たことがあるような風貌に首を傾げていた。
『どうしたかね?社長』
『いや・・何でもありません・・』
「ゲレ社長は京介と似ている・・・」
「もし自分の知っている京介であれば声を掛けてくるはずだ・・」
そう感じた。
数分後、二人は会場へ向かった。
京介は、一度、愛美に電話で指示をした。
「先に会場に潜入しておく、インカムを忘れるな。会長がゲレ社長を連れて写真を撮りたがるだろう・・それは快く 引き受けろ。」
「はい。さっき カフェに居たのは・・」
「そうや、その二人やワシとお前のツーショットは不味いやろ・・そういう事だ。」
「了解(*´∀`*)では 愛美ちゃん。頑張ります!上手く行ったら・・その・・」
「あぁ、分かっている。必ず上手いく大丈夫や、お前はワシの言ったとおりに行動すればよいのだ・・」
「はい。」
京介は、その後潜入用に用意した変装をし
パーティー関係者を装うために準備しておいた、偽造の招待状を持ち会場に入った。
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