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屈辱・羞恥・教育・官能小説
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02:30:09



愛美はヒロシの待つ部屋に向かていった。



何か背筋がゾクゾクするような気味悪さいものを感じていた



部屋に入る前、インカムのイヤホンを髪で隠し、マイクは鞄に忍び込ませた。




「何かあったらキラー様が助けに来てくれる・・大丈夫・・大丈夫・・」




愛美は自分に言い聞かせた




京介は部屋の近くに待機し、中の様子を伺いながら指示をだす。



ヒロシの戦法は大体予測が付いていた。






「コンコン」




『入りたまえ。』




『失礼しまーす・・』




『やぁ どうも、てんてんさん 「㈱ MIO」の会長の闇田 ヒロシです。』




ヒロシは愛美へ握手を求めた。




『てんてんです。今日はありがとうございます。』




愛美は普通に握手をした・・。




『おぉぉ・・流石、女優さんだ、手のケアもしてるんだね』




『あっ・・はあ・・たまに手を映すシーンとかもありますので・・』




『ほう・・それは感心だね・・仕事熱心なんだね・・』





京介は、この茶番をただ聞き流していた





『掛けてくれたまえ・・』




『はい。失礼します・・。』




愛美が目の前のソファーに座ると、ヒロシは舐めるように体を見てきた




『あ・・あの、会長さんそんなに見られると穴が開いちゃいますよ(笑)』




『アハハハハ・・そうだね。いやぁ見惚れたよ、実に綺麗だ』




『会長さんはお優しいのですね(笑)』




ヒロシの褒め殺しが始まった・・そう感じた。





『ところで、今回のCM件はお礼を言わないとだねぇ。我社も君のお陰で売り上げもどんどん上がったよ!ハハハ』




『私にとってもいい勉強になりました。』




『うむ。その謙虚な姿勢も気に入った・・』




『はぁ・・』




『ところで・・お宅の会社・・どうかね?』




『と・・言いますと・・』




『うむ。常日頃から、私は優秀な人材が欲しいと思っている・・君の芸能生活の寿命は何年続くと思う?』






京介は「来た!」と思い、ここから指示を出す事にした





『うちの事務所は、まだTOPスター居ません、これから私の様な俳優・女優・歌手などが出ればいいんですけど・・・私だけで持っているのが現状ですね・・』




ヒロシは「自分で会社が持っている」この発言にピクリと反応した。





『ほう・・良い自信だね・・そう芸能プロダクションは売れてなんぼ、放出してなんぼの世界じゃ・・つまり・・ちょっとの問題でも会社自体は無くなる、そしてそこに居る駒も全て消える・・』




『はい・・だから色々考えてるんです・・引退も視野に入れてます。』




『引退?それは勿体無い、君なら、まだまだ数億は稼げるよ・・』




『うちの事務所は弱小です・・きっと半分以上ピンハネされますね(笑)』




『ほう・・金が欲しいのかい?てんてん君』




『ええ、欲しいです。』




『よし、気に入った。人間貪欲でないければいけない、そうでない者は、地を張って歩けばいいのじゃ。上を目指し 金を儲ける。これが全てじゃよ、てんてん君。』




『そうですか・・では今の事務所じゃ無理ですね・・(笑)』




『・・実はねてんてん君、兼ねてから君に興味があったんだよ・・』




『わぁ~ お上手ですね会長さん(*´∀`*)』




『ハッハッハ』




『君は実に面白い、物事をハッキリ言うね。うん。そして 美人だ・・』




『もう 会長さん・・褒め殺しですか?(笑)』




ヒロシは確信に触れずに話をしてきた。






京介からの指示が来た



「時計をチラチラ見るようにしろ」 




その仕草に必ずヒロシは食いつくであろう・・そう考えた。




『おや、てんてん君。会場入りはまだ早いだろう?』




『ええ・・今回「㈱ MIO」 さんのお陰で私もブレイク出来ました。だから衣装や化粧に時間をなるべく多く掛けて ㈱ MIOさんのお役に立ちたいなぁ~。なんて思って・・女の子の準備って時間があればあるほど綺麗になるんですよ!会長さん(*´∀`*)』




『いい 実にいい・・』




『もぉ~会長さんったら(笑)』




『おや?その時計は?』




『これは、初給料で買った ○○のブランド時計です(笑)』




『君には御礼もしないとだねぇ・・うん・・それに・・君レベルになったら、そんな安物じゃ駄目だよ』




『えー!結構しましたよ・・・この時計・・』




『幾らかね?』




『38万です・・』




『安いじゃないか・・もっと良いものをプレゼントしよう。いい女には金を掛け磨くのだよ ハハハ』




『でも・・社長さんがヤキモチやくんじゃないですか?』





『うん?美央の事かね?いいんだ、アイツはそれより・・てんてんくん・・』




ヒロシが少し身を乗り出してきた。





愛美はヤバイ・・そう感じた




とっさに、ソファーの奥へ引っ込んだ・・



ヒロシのその行動を見逃さなかった




『てんてん君、身の危険を感じたのかね?』




『いえ・・そうではありませんが・・』




ヒロシは立ち上がり、てんてんの脇に座った。




『大丈夫、てんてん君。取って食おうと言うのではない・・ハハハ』




ヒロシはてんてんの手を取り、自分の上着に手を入れた。




『会長・・そう言うのは・・』




『ハハハ、誤解だよ、てんてん君、これは ほんの気持ちだ帰りの足代にでもしてくれ』




ヒロシは愛美の手の平に札束を置いた。




『こういうのは困ります・・』




『なんだね・・金が欲しいのだろう?てんてん君( ̄ー ̄)ニヤリ』




『でも、なんかこう言うのは・・』




『そうか、では、これは個人的な御礼だ。』




帯の付いた一万円の束が手の平にあった。




『でも・・ちょっと多くないですか?あまり金額が大きいと、何かを求められ手いるような・・・私はそう言う女ではないので・・』




『実にい!君はいいね~・・・そう言う金ではない安心したまえ』




『ありがとうございます(*´∀`*)では いただきます』





そう言い鞄に金をしまい込んだ。





『それとだね・・てんてん君、個人的なバックアップをしたいと考えておる・・』




『どういった感じでですか?』




『仕事を沢山出来るようにしてあげよう、なぁにTV局など、金を出せば簡単に動く、事務所も・・何とかしないとだね・・・』




『事務所ですか?』




『まぁ、この話は、また今度・・ また会ってくれるね?てんてん君』




『勿論です』






京介は指示を出した。





「その金はさりげなく置いて来い・・思い通りにさせるな・・・」





愛美はヒロシから目線を外すために名刺をヒロシに出した




『会長さん、これ』


『うん?なんだね?』



『私の電話番号が書いてますので(*´∀`*)』




名刺は京介が作成したものだった




『これは個人的な電話のかね?』




『ええ、そうです(*´∀`*)』




『では、私の番号もお知らせしておこう・・』




ヒロシは名刺に書かれた、番号を見づらそうに携帯で打ち込み始めた。





その隙に、愛美は渡された金を自分の背中の方へ移した。






「ピリリリ・・・」





『それが、私の番号だ。登録しておいてくれ。決して・・損はさせんよ・・( ̄ー ̄)ニヤリ』





『会長もですよ!(*´∀`*)登録してくださいね』





『ハハハハ、そうだねぇ~』






その後雑談が続き、ヒロシは、頃合と見計らい美央へ電話をした。






『美央かね?てんてん君を会場へお連れして差し上げなさい』




『は・・はい、ただいまお迎えに向かいます』





美央は会場の方でバタバタ段取り中だったが 



ヒロシに逆らうわけには行かない、そう思い



スタッフに任せて、てんてんの迎えに行った。







『てんてん君、今、うちの社長が迎えに来る。今日は忙しい中ありがとう。会場のほうで又会おうじゃないか』




『はい(*´∀`*)楽しみにしてます』







数分後、美央は機嫌の悪そうな顔をしながら部屋の前に来た。




その姿を京介隠れて監視していた。




そして、ノックをしようとした時、京介は美央の携帯を鳴らした




「ピリリリ・・」




『あっ・・京介・・く・・ん・・』





美央は電話に出なかった・・



少し迷いがあった様にも感じたが、美央は携帯の電源を切りドアをノックした。




「コンコン」




『来たみたいだね。ではまた。』




『はい(*´∀`*)』





美央が部屋に入ろうとしたら、愛美は出てきた。





『あっ・・あの・・お迎えに・・』




『はい。ありがとうございます(*´∀`*)』




部屋の奥から、ヒロシは声だけで 




『頼むな美央、大事なお客様だからな』




『・・・はい。』





美央は愛美はロビーに向かった




美央は下を向き無言のまま




愛美は京介を探してキョロキョロしていた。






「愛美、キョロキョロするな・・黙ってロビーに向かえ・・」





『はい。』




『えっ?何か言いました?』




『あっ・・いえ・・すみません・・』





二人はエレベーターの中でも無言であった・・。

























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