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屈辱・羞恥・教育・官能小説
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20:22:40
テーマ:楽園


















ジャニスはPCに整理されるフォルダーを眺めていた



しかし・・琴菜を利用する辺りから、手駒にするまでの段取りは京介らしいものだった・・



そして、最後の結末として、琴菜が行った行動を思い返していた



「琴菜、回想 」



「琴菜の最後」




しかし、琴菜とゆなの使い方は見事であった・・



何故、綾瀬 千佳の時はあのようなことになったのか・・



幾つもの疑問が残る中、京介の最後を思い返した・・



何故、「死」を選んだんだ・・・



あれほど、強いお方が・・・



傀儡に関わるものまともな死に方は出来ない・・



そう言う事なのだろうか・・



いや、違う・・・京介さんは大きなものを残していった・・・いつの日かひょっこり現れるのではないか・・



そんな風にも感じていた



小川 愛美(てんてん)が産んだ、子供・・・



そして・・傀儡NO,15 紗江



これらには何らかの意味があるのだろう・・・




ジャニスは新、地下室へと向かった





「カツカツカツ・・・」





「ガシャン・・」





鉄の重たい扉を開いた




ジャニスは温度計を見た




「-20」をさしていた




寒い室内の中には大きな装置が置かれていた、その装置は



コンピュータ制御で-125℃まで冷やされて、ガラス化の進行が促進される。



大体3時間程度でガラス化は完了し、その後クライアントは液体窒素により-196℃に保たれて長期保存される。



そして遠い将来によみがらせるというものだった





「綾瀬 千佳の時に、この装置が完成していれば、彼女も京介さんも死ぬ事はなかったのかもしれない・・」




ジャニスは装置の中を覗き込んだ・・・




「装置」








このクライアント(NO、015)は死んだわけではない・・このままで保存することに意味がある・・






彼が・・・その日を迎えるまで・・・













































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10:09:33
京介が院長室を出ると、菊池医師が考え込みながら歩いていた




京介は菊池の後を追うように歩いた




背後から近付く足音に菊池は気付いた




だが、振り返る気分にも気持ちにもなれなかった





「カツカツ・・・」





菊池は後ろから来た人間が自分を追い越す時に横目で見た





そこには「ニヤリ」と不敵な笑みを浮かべた京介が通り過ぎて行った







『あっ・・・あっ・・・』







声にならなかった






自分の予測を反した出来事と結果・・・



どう考えても歩いてきた方向から院長室しか考えられなかったからである






すると京介は立ち止まった







『ワシとあんたは他人や・・・それがあんたの役割だ・・・』





そういうとスタスタと歩いて行った・・






菊池はその場で立ち尽くした・・・






「役割・・・」




自分の知らないところで何か大きなものが動いている・・・




人が一人死んで、一人が行方不明になっているのに・・・






「あんな人間と関わると琴菜のようになってしまいかねない・・・」





人の弱みに付け込み、骨の髄までむしゃぶりつき、用済みになるとあっさりと切り捨てる・・・




言葉少ない京介に心の奥底から恐怖を感じた・・・







この時、菊池は自分に起こる、数年先の出来事に自分が関わることを知らなかった・・・・































「HEAVENS Cafe」




「プルルル・・・」




『全て抑えた』





『ご苦労様です、琴菜は地下室に保管してますが、どうしますか?』





『今、そちらに向かっている、行ってから話す』




『はい』





「ピッ」





ジャニスは地下室に向かった





「NO,0012」室に琴菜は入れられていた






頭から白衣を被せられたまま、鎖で体中縛り付けられ立ったまま張り付けられていた





その脇に「Ⅹ」が居た






『どうだ?』





『ご指示通りにしています』





立ち上がり、琴菜の腕に注射器を刺す Ⅹ・・・






『・・・』





『もういい、下がれ』






『はい』






Ⅹは牢を出るときに立ち止まった・・






『代表・・』






『なんだ?』






『002・・発動ですか・・』






Ⅹの親友を殺した「傀儡、002 長澤 真美」、




奴にしてれみれば、真美の存在自体が許せないことであろう・・




それなのに、002の始動は酷なのであろう・・・







『そうだ・・』






『・・・そうですか・・・記憶は残っているんですか?』







『呼び起こすも、呼び起こさぬも京介さん次第だ・・・』







『俺は・・アイツだけは許せません・・・』







『Ⅹ、人形に感情を入れるな・・コイツらたちの結末は全員「絶望」だ・・京介さんはお優しい方だ、お前の気持ちは多少工面してくれさ』






『・・・はい・・』






Ⅹはカフェの事務所へ向かった






階段を上り天国部屋の廊下に出ると調度京介が地下室へ向かってきた





『あっ・・お疲れ様です』





『ジャニスは?』





『代表は下です』





『そうか・・』





『あ・・あの・・』






京介は足を止めた






『自分は・・』






Ⅹが言葉に詰まると京介はⅩの肩を軽くたたいた







『分かっている・・真美の件だな?』





『はい・・』






『心配するな・・今回で奴は完全末梢だ、死体処理の準備だけしておいてくれ・・』






『は・・はいっ』






「カツカツカツ」






京介は地下へと降りていった






「京介さんはお優しい人だ・・・」






ジャニスの言葉が頭に響き渡っていた・・・






「0012」地下牢





「ギギーッ」





『どや?』





『あとは選択ですね』





『一部末梢だ』





『どこからですか?』







『事実を消せ、愛するがあまり殺めてしまった・・・ということだ』






『はい・・』






ジャニスは琴菜の頭上にヘッドギアを被せた






「カチャカチャ・・」





ジャニスが数分間プログラムを打つ間、京介は琴菜を眺めていた






『ようやく駒が揃ってきたな・・・』






『・・・そうですか・・』






「カチャカチャ・・」







プランを直前まで言わない京介に、ジャニスは色々と頭の中を駆け巡らせていた




琴菜の導入はどのタイミングなのだろう・・新たなるプランがあるのかもしれない・・






『なぁ、ジャニス・・』






『なんですか』






ジャニスは手を止めた






『人はもっと人間的なものに目を向けるべきだと思わないか?』





『と言いますと?』





『高潔なものを見るのを嫌う者はみな、その分、人間に低俗で表面的なものばかり見たがる。そしてそのことに本性を現す・・・』






『人間とは実に愚かで面白い生き物ですね・・』








『あぁ・・そういうことだ・・・ニヤリ』








『結衣はどうされるのですか?』










『これからが本番さ・・・ニヤリ・・・』













































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10:43:14
暗闇の中振り向く琴菜・・・




竜男は自分の真上に乗り上げ股間を押し付けてくる琴菜に恐怖を感じていた




琴菜は竜男の体の上で反転し顔を近づけた





『竜男さん・・あなたは裏切らないわよね?今までどれだけ、あなたに投資してきたか分かっているの?』




『あがが・・・』





恐怖のあまり竜男は言葉にならなかった





『あなた・・菊池と寝たわね?・・全部あのカメラで録画してたんだから知っているのよ』





「ガタガタガタ・・・」






竜男は恐怖のあまり小便を漏らした







「ジョロ・・・ジョロロロ・・」






強制的に勃起する肉棒の先から尿が琴菜の陰部へ向かて放出された





『あ・・・おしっこを我慢してただけなのね』






琴菜は都合よく勘違いをした







『そのままおしっこを続けていいわよ、竜男さん』





そう言うと琴菜は放尿中の竜男のペニスを掴んだ





『アギャ』





『どう?苦しい?私を裏切るとこういう事になるのよ・・・』






『は・・ぎゃっ・・』





竜男の肉棒は破裂しそうなほどに膨れ上がった






「サッ」





手の力を緩めた








「ビュウ!ジョボジョボ・・・」









「ズン!」







『フグッ』





竜男の肉棒を自分の中に取り込んだ





『こんなに固くして・・私以外の女とやるなんて絶対に許さない・・・』





「ズンズンズン」






琴菜の脳裏には竜男の上で激しく腰を振る菊池が浮かんでいた






「悔しい・・どうして・・私のことだけを見ないの・・・」






心の奥底から本音が浮かんだ








『菊池なんかと・・・菊池なんかと・・・寝やがって!!この裏切り者!!』







琴菜は大声で叫んだ





狂ったように腰を振り回し、いつの間にか竜男の首に手をかけていた










「フ---ッ フ--ッ・・・ドイツもコイツも私をバカにして!!」








『や・・やめろ・・・』





『私に口答え?誰のお蔭で今まで生きてこれたと思ってるのよ!』





『うぐっぅぅ・・・』





琴菜の大声に廊下中の電気がついた






「ドンドンドン!琴菜先生、どうしたんですか?開けてください!開けてください!」






精神科病棟のナース達は竜男の部屋の前で立ち往生していた







「コツコツ・・」






『どうしたの?』





『菊池先生!琴菜先生が例の患者さんの部屋で大声を出しているんです』





部屋の中から、半狂乱になっている琴菜の声が聞こえてきた・・






「事件が起きる・・・」






京介の言葉が脳裏をかすめた・・





菊池がドアに手をかけると鍵が閉まっていた





「仕方ない」





「チャラッ」





菊池はドアのカギを開けた






「ガラッ・・・」












「キャ--------------!」







看護婦たちの悲鳴が鳴り響いた





そこにはベッドに下半身を括り付けられ



上半身は床に向かってぶら下がる竜男の姿があった





その横で全裸の琴菜が立っていた






「ポタ・・・ポタッ・・・」






両手が血で染まり、竜男の頭や腕からは血が滴り落ちていた・・・







『・・・琴菜先生・・・いったい何が・・・』







菊池の声に琴菜は反応した






『やっぱりお前だろ!!竜男さんを!竜男さんを!誘惑しやがって!!』







菊池に襲いかかろうとするところを騒ぎを聞きつけた警備員に取り押さえられた







『菊池--!菊池--!』






菊池は白衣を脱いで琴菜の頭へ被せた




「バサッ」





竜男のところへ行った






「菊池!」





菊池は竜男の脈がないことをナースたちに伝えた






『この処理は私がします、院長にも警察にも私が報告しますので、皆も驚いただろうけど通常業務に戻ってください、患者さんたちに影響しますので』





『は・・はぃ・・』





看護婦たちはガヤガヤ言いながらも業務に戻された








警備員が声をかけた






『菊池先生ですね』




『は・・はい・・あなたは?』





『私に名前などありません、皆は私を「Ⅹ」と呼びます』




『Ⅹさんです・・か・・・』





『哀川 京介さんの指示で潜入してました、警察とコイツの件はお任せください』





そういい、白衣越しの琴菜の顔をおもいっきり蹴り上げた





「ボクッ!」





「アギャ・・・・・」





琴菜は崩れる落ちるように床へ貼りついた





『申し訳ないですが、死体と掃除の方だけお願いします』





『えっ・・ええ・・わかり・・まし・・た』





とても不自然な感覚だった・・





ただいつの間にか「Ⅹ」と名乗るものが現れ、琴菜と警察の件は任せろと言って消えた・・・




通常ならばあり得ない事が目の前で行われた事に圧倒されてしまっていた・・




信じられない光景と、自分の行った役目が人の命を奪ったのか・・・




いや・・違う・・私は不正を暴こうとしただけ、ルールを正そうとしただけ・・・


























菊池医師は翌日直ぐに、院長に報告した




『あぁ・・その件かね、それは私ら上層部の方で既に処理済みだ、ご苦労様だったね。ありがとう』




『あの・・今後はどうなるんですか?』




『何がだね?』




『ここは・・いえ、病院は大丈夫なのでしょうか?』




『君は余計なことを心配しなくていいよ・・・ただが変質者と悪徳医師がクビになっただけだよ。世間は昨日と変わりなく動いているよ・・』




『でも・・』





『下がりたまえ』




『は・・はい・・』





菊池は院長室から出ていった・・









「ガチャ」




別室にいた京介が現れた




『出来るやないか・・・院長先生・・・』




『哀川君、これで本当に上手くいくんだね?』




『あぁ・・全て上手くいく・・安心しろ・・』





『ふぅぅ・・』






『先生・・・あんたも気を付けや・・綺麗ごとほど、汚いものはない・・・』






そういい姿を消した・・






























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13:42:17
手馴れた手つきで注射をする姿に琴菜は確信していた



その証拠に菊池の姿は医務室にはない・・







「私ですら、竜男さんのあそこに注射などしたことが無いのに・・許せない・・」







怒りで体をワナワナ震わせた・・・







竜男のベットへ行った









布団を剥ぎ下半身に注目した









気絶しているかの様だが、竜男の「物は」パジャマを引きちぎるかのように勃起していた













「す・・凄い・・今までこんなになっているは見たことがない・・・」













「サササッ・・」







竜男の肉棒を軽く触った










「熱い・・・物凄く硬い・・・」













菊池へ怒りよりも、竜男の股間に夢中になり始めていた













「フーッ、フーッ・・」













パジャマを下げ、ブリーフ越しに肉棒を握った





「ビクン!」






竜男の肉棒は反応した





「やっぱり・・特別な人が触ると分かるのね・・可愛いわ竜男さん・・」





ブリーフに顔を近づけた






「あぁ・・竜男さん・・・」







ブリーフの内側から仄かに香る女の臭い・・・




琴菜の思考を遮断するかのように菊池の顔が思い浮かんだ





「泥棒猫が・・ここは私だけの物よ、今綺麗にしてあげるからね竜男さん」





ブリーフを一気に下げると



固いバネがビョンビョンと撓るように肉棒が踊った





「ガシッ」




琴菜は感情に支配されていた





欲情と怒りが混合し力の加減など出来る状態ではなかった






「うぐっ!」







股間に激痛が走り竜男が目を覚ました





すると目の前にはパックリ開く琴菜の陰部があった





竜男は股間から離れるようにベットの上へ上へと逃げようと体を動かした





「ガシガシガシ」





竜男の気持ちとは裏腹に強制的に勃起する肉棒・・・




気持ち良くも無く痛みだけが走っていた



だが、肉棒は萎える事無く、硬ささが増していった




大きな口を開け肉棒をのみ込むように放り込んだ





「ズチュルル・・・びちゅびちゅ・・」





鋼の様な肉棒は喉の奥を突き刺した





琴菜の口の中は粘々した唾液が大量に噴出していた






「うご---!うご---!」






『あら、気付いたのね竜男さん。ほら、いつものようにむしゃぶりついていいのよ』






竜男の猿ぐつわを外してやった







「あがぁぁ・・・や・・やめ・・」







琴菜は竜男の言葉を聞き逃した





両手を自分の尻を広げ、ドロドロになっている股間を竜男の顔に押し付けてきた





迫りくる陰部に竜男を目を背けた





さっきまで居て、自分を愛しているといった結衣に申し訳ない・・本能でそう感じていた




琴菜は足首で竜男の顔を固定した






「ぬちゃ」






竜男の鼻が琴菜の穴に吸い込まれた







「グリグリ・・」






肉棒に懸命に擦りながらむしゃぶりつき、腰をグイグイと押しつける琴菜・・・







「ずちゅるる・・あぁぁ・・気持ちいい・・気持ちいいでしょ?竜男さん」








竜男の体は硬直してブルブルと震えていた







「オゴッ・・ゴフッ・・」






下半身で竜男がむせる声に琴菜はここぞとばかりに股間を押し付けた







「菊池で汚れた体を浄化させなくちゃ・・私の体で・・」
















「ぐちゃぐちゅ・・」
















『ウゲェェェ----- オエェェェ-----』
















「!!」



















「ピタッ」



















琴菜の動きが急に止まった・・・







体をワナワナと震わせ・・・







ゆっくりと振り向いた・・・
















































































































































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2010/09/22
10:36:11
琴菜は逃げるように「HEAVENS Cafe」を出た



横流しをしていた書類とDVDが入った鞄を握りしめていた




「ハァッハァッ・・」




どうしてあんなものが今更・・・



色んな原因を考えたが、現状手元にある事が一番の問題点である・・



書類に関しては「菊池 乱」の仕業しかあり得ない・・



竜男を特別室に入れる時も反対をしていた・・・



一体何が狙いなの・・





「私の存在が邪魔なのか・・・違う・・竜男さんだわ・・菊池は竜男さんを奪おうとしているに違いない・・」






私の横領が院にばれたら当然、私はクビになる・・・



竜男さんへしている治療は恐らく次から菊池が担当する事になる





「そうはさせるもんですか・・ようやく自分の言いなりになる理想の彼氏が見つかったのに・・」





いつの間にか、琴菜は恐怖や焦りの感情を忘れされり



菊池への「怒り」でいっぱいになっていた






直前まで見せられた[過去の経歴のDVD]



このDVDにはジャニスが組んだプログラムが施されていた



コンマ何秒の世界に映す、信号に琴菜の脳が過去の記憶を呼び起こすように仕組まれていた















「総合病院」




院外にある焼却炉へ行き、書類とDVDを放り込んだ









「これさえなければ、菊池の思い通りにはいかない・・・」





その姿を菊池は病棟の窓から見ていた





「何を燃やしているのだろう・・・あの表情は尋常ない・・哀川さんが言うとおり「何か」が起きる所なのかもしれない」





クルッ





琴菜は視線を感じて振り向き上を見上げた




暗かがりの病棟に人の姿は無かった





「ゴー・・パチパチ・・」





焼却炉の炎は勢いのある炎に灰にされていった



辺りにはプラスチックの焼ける臭いが鼻をついた




鬼の形相で琴菜は精神科病棟に入った






「カツカツカツ・・」





歩く音にも怒りが込み上げられ力強いものになっていた




琴菜は医務室へ行った




そこには菊池の姿は無かった





「どこに・・はっ・・竜男さんの部屋に・・」






琴菜は急いで竜男の部屋へと向かった




鍵を変えて自分以外は入れないとはいえ、施錠を壊して入る事は可能なはず・・





「油断ならない女だ」




「タッタッタ・・」






竜男の部屋は真っ暗だった・・






「もう逃げられないわ・・」





ドアノブを見ると特に施錠は壊された形跡はなかった






「・・・馬鹿にしやがって・・」





「カチャカチャ・・」






静かに室内に入った





薄暗い部屋で赤く光る監視カメラのライト見えた






『竜男さん、竜男さん』





竜男の身体に近づくと「女の臭い」がした





「菊池・・」





くるりと振り返り監視カメラのデータを取り出した




決定的な証拠を突き付けてやる




琴菜はそうおもっていた





「カチ・・」





ハンディカムタイプの監視カメラに映像が映し出された




女らしき人物が竜男に下半身をまさぐっていた






「やっぱり・・」






竜男が快楽を得ている姿は、琴菜にはもがき苦しんでいるように見えた




肉棒を鉄のように固くさせる竜男



それをむしゃぶる女





次第に女は竜男の上に乗り、首を締めながら激しく腰を振りみだしていた






『竜男さん!』






琴菜は慌てて竜男の顔に接近した





「息はあるわ・・フゥ・・」





竜男が殺されたのかと思った




再び、モニターを見る琴菜・・






次第に行為はエスカレートし、竜男自身も縛られながらも腰を激しく動かかしているように見えた




琴菜はそんな竜男の姿を爪を噛みながら眺めていた




それと同時に琴菜の体は異常に反応していた




女は竜男の耳元で何かを囁いている




ボリューム上げる琴菜・・





「・・・せないで・・」




『何て言っているの・・聞こえないわ・・』






その後、行為は激しくなり竜男は射精をしたようだった





女は竜男の肉棒を掴み何かをしていた






「注射?・・・菊池・・・あいつか考えら得れない、決定的だわ」






注射器を一般の人間は簡単に入手できない・・





「手慣れた手付きで注射の扱う姿はどう考えても、菊池しか考えられない・・」






琴菜はそう判断した



















































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2010/09/20
11:03:31
琴菜が帰った・・・




「ピッピ・・」




「プルルル・・」




結衣の携帯が鳴った



『はい』




『結衣、お疲れさん』




『はい、指示通りやりました』






『そうか、じゃあ部屋で待っている』




『はい』




「ピッ」





結衣は足早に「天国の部屋」へ向かった






「プップップ・・」





「ブウゥゥゥン(携帯バイブ音)」






菊池の携帯が鳴った







『もしもし・・』






『菊池はん・・お疲れ様』





『お疲れ様です・・次はどうすればいいんですか?』






『琴菜がそちらに向かっている、精神的なダメージを負わせておいた、恐らく直ぐに竜男の部屋に行くだろう、そこで事件は起きる、そうしたら迷わず通報するんや』






『何が起きるんですか・・』





『何も知らない方がいい・・知ってて隠すのと、ほんまに知らんのは全然違うでな・・・』





『警察沙汰は困ります』





『そんなん言うても、もう手遅れや・・』





『それじゃ、私の立場はどうなるんですか!』





『・・ピンチはチャンスやないか・・』





『チャンス?』






『そうや・・ピンチとチャンスは同時に起こる、だが、それは一人の人間に両方訪れるとは限らん、琴菜がピンチであんたがチャンスのカードを持っていると言う事やないか・・』






『でも・・』





『大きな騒ぎがおきたら、それはこちらで何とかするし、琴菜を引き受ける、菊池はんは周りからの信用を確実なものにし、絶対的な地位を築くんや バックアップは幾らでもする・・』






『分かりました・・私が行えばいい事は、何かが起きた後ですね』






『そう言う事や・・』






「ピッ」






「食えない女だ・・・だが・・アイツも何れはこちらのコマになる・・・」










京介は天国の部屋に行った









ジャニス・・








「カツカツカツ・・・」







「ギギー・・ガシャン」







地下室に入った







「カツ・・カツ・・」








「・・・」







「傀儡NO 002」  「長澤 真美」








結衣の役割はもう殆どが終わっていた








傀儡のモデルとして一番最初に作られた「結衣」





弱くか儚く強い意志を持つ、キーワードは「愛」であった






「真美」はNO 005の「亜衣」と双子の傀儡





この二人に課せられたテーマは「犠牲」と「怒り」である



気高き傀儡として、真美を起用




犠牲の上で成り立つ傀儡として亜衣を作成し要求してきた京介




ジャニスは何らかのプランが発動される時に合わせ、常に補完と調整をしてきた




結衣のプランが終わるのにあたり、ジャニスは考えた






「廃棄処分」が濃厚である・・





いや、NO、002、005、に会わせるのかもしれない・・





どちらの傀儡も京介には絶対服従だ・・




何にせよ面白い事が続く予感だけが強くあった




いつも天国の部屋で静かにプランを組む京介・・




発動に起用された傀儡達は骨の髄までしゃぶられ、望んでも望まなくとも最後は天国へ逝くのであろう・・




それが凡人の意味する天国と我等が意味する天国の違いなど微塵にも感じる事も無く・・
















「002」





「チャラ・・ギギー・・」





「真美の発動は近い・・・調整を頼む・・」





京介の次のプランへ向けて、真美の状態を見た




一定の心リズムで動く心拍計・・




点滴に傀儡ドラックを混入させた





液体が体内に入り込むと心拍数は少しゆっくりとなった





「順調だ・・」





瞼を開き目を見た






「いい具合だ・・ニヤリ・・」










「結衣を越える存在として作り上げなければ意味は無い・・・」












「ガシャン」






ジャニスは地下室に鍵を閉め事務所へと戻った・・






































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2010/09/19
11:15:03
鍵を受け取った、菊池は去っていく結衣の姿を暫く眺めていた

竜男の部屋をぼんやり眺めた後、医務室に戻った



携帯を見た・・・





「着信はない・・」




菊池は京介からの着信を待っていた


プランの本筋、琴菜の除去と地位の確約・・



琴菜の違法的な患者の個人所有


無許可での薬物の投与、横流し


これらの件を踏まえ、「事が起きる」と京介から菊池は告げられていたのだった





菊池の望む事



京介の望む事






お互いににとっても都合の良いプラン




菊池の心情を考慮した形で協力者として迎えたのであった





















画面を見る琴菜は過去を全て思い出してしまった・・・




男は最低な生き物だ・・・







お金と体、以外は見ようともしない・・




踏みにじられた心が、現在の琴菜を作りだし鎧となっていたのだった・・




どうせ、自分の本当の姿を見られないのなら、地位と名誉、そして金の力で虚勢を張り




思い通りになる人間達でかためればいいのだ・・







そうすれば、自分は傷つく事は無い・・




傷つけられる側になるより、傷つける側の方が安全である・・




そんな風に身勝手な自己防衛的解釈をしていた




すすり泣く琴菜の後ろでニヤニヤする京介の元にジャニスは近寄った





「どうしますか?」





京介は「ニヤリ」と笑い琴菜に声を掛けた






『琴菜はん・・あんたの過去はワシにはなんも関係が無い、どんな過去があろうとワシはあんたを信用しとる・・』





陰部を大勢の前で開き、自慰行為まで見られ、男にゴミの様に扱われたみじめな姿・・・







絶対他人には知られたくなかった・・・






『ううっぅぅぅ・・・』






琴菜は京介達への立ち位置が逆転してしまう・・・




また、あの男のように良いように使われる・・・




京介の言葉を信用しようとしなかった





『いいか・・琴菜はん・・この書類、このDVD、表に出る前に止めたのはジャニスや・・・もう少しで・・あんた終わるとこやんたんやで・・』





『うぅぅぅ・・・』






『おい!泣く暇あったら礼ぐらい言わんかい!』








京介の大きな声に琴菜はビクつき小便を漏らした





「ジョッ・・ジョジョ・・プシャー」






『あわわわぁ・・す・・すみません すみません、許して下さい』





その姿を見たジャニスはいきなり琴菜の髪を掴んだ










『おい・・店、汚すんじゃねーよ』









『ひぃぃ・・』








琴菜は床に広がる小便を拭こうと思い辺りをキョロキョロした




バスタオル を取ろうとした時、ジャニスがバスタオルを取りあげた






『当店の物を汚さないでいただきたい』






『でも、綺麗にしないと・・』






『御自分の服があるじゃないですか・・・』






『・・・』






『琴菜はん・・ここはワシ等にとって聖地や・・そこを汚したんやんからそれぐらいせんとあかんやろ・・・』







言われたとおりにしないと、書類とDVDをばらまかれる・・・






咄嗟にそう感じた






琴菜は慌てるように上半身の服を脱ぎ床を拭き始めた






「ゴシゴシゴシ・・・」







綺麗に拭き取ると服はタップリと小便を含んでいた






「ゴン」






「バラバラ・・」







ジャニスは床に鞄を置き、DVDを放り投げた







『もういいですよ、これ持ってとっとと消えて貰えますか?』






『えっ・・』






琴菜は、書類とDVDで死ぬまで付きまとわれると思っていたので驚いた・・








『琴菜はん・・・ワシ等は仲間や、あんたが困ればワシ等は助ける・・だが、命の恩人のようなジャニスの店で小便漏らすのはなしや・・・クックック』







『・・・す・・すみませんでした・・』







『さっさとその服を着て消えて貰えませんか?臭くてかないませんよ・・』







『・・・』







琴菜は自尿が含んだ服を着た・・








鞄の中にDVDを入れVIPを出ようとした時、京介が声を掛けた









『琴菜はん・・・どんな事があろうとあんたを守ってはやるがな・・・今後は気ぃ付けや・・・』








『はぃ・・』








ドアを開けようとした時、ジャニスが琴菜より先にドアを開けた








『その汚い手でうちの店に触れないでいただきたい・・』







『す・・すみません・・』







琴菜は身を隠すように「HEAVENS Cafe」を立去った・・・




































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2010/09/17
11:53:04
琴菜は予測もしない事態に戸惑いを隠せないようだった


「あんたも相当好きもんやな・・?まさか竜男さんとのことまでバレているとでも・・」



「カチ・・ヒュィィ--ン」



DVDプレーヤーの動く微かな音が聞こえた



「ザ--------」



「ガヤガヤ・・」





賑やかな音と人のざわめきに似た声が収録されていた



カメラは人込みをかき分けある空間を目指しているようだった


カメラの視界が急に広くなるとそこには大股を開いて陰部に手を当てている琴菜の姿が映し出されいた


そしてその背後には更に琴菜が自慰をしている映像が流れたいた





「あぁぁぁ・・・あの時の・・」




琴菜は全身が凍りつくような気がした


何故、あの忌まわしい過去の出来事まで、この二人が知っているんだ・・




『こ・・これは無理矢理やらされた事で、私が好きでこんな事を!』



『ほう・・まぁ、あんたがそう言うんやったらそれでええわ・・』




「琴菜!」



映像の声に反応して琴菜は画面を見た


大好きだった彼氏が皆の見ている前で自分の小便を浴びせているシーンだった



「ジョボジョボ・・」



目を瞑り口を強く締め顔をあげている自分・・・


頭と顔に男の小便はかけられた・・




甦る感情に琴菜は意識とは別に股間を湿らせていた




「今更・・どうしてこんな物が・・」



『琴菜はん・・ようく見とけや・・』




京介の言葉で現実に戻される感じがした



「ゴクリ」




琴菜は京介の方を見ることなく映像を凝視した




映像の中の自分はやがて金をむしり取られ店を出ていった・・・



自分が知りえるのはここまでだった



だが、映像は止まらなかった





「えっ?・・続きがある・・」






「あの豚のかなり貯め込んでいるんだよ、ちょっと優しくすれば金はいくらでも出してくるんだ」



「マジかよ」



「えーSEXとかしたの?」



客の女が聞いていた



「気持ち悪いから殆どバイブであの臭そうな穴、突いただけ!ガハハハ!」



「でも、やったんだ?」



「仕方ねーだろ、だって・・アイツは・・俺に取っては・・・「豚の貯金箱」だからな!ハハハ」



「豚の貯金箱?ガハハハ」



ホールの客達は琴菜が去ったあとも尚、愚弄し続けていた


「でっ、何でその貯金箱、割っちゃたの?」



「・・私もそこが知りたい・・」

琴菜も瞬時にそう思った



「それは~・・」



「ゴクリ」



「臭せーんだよアイツ」



「ガハハハ!」



「一応、聞くけど何処が?」



自分とは似ても似つかないくらいの可愛らしい女が聞いていた



「身体全部!特にあそこが!」



「ガハハハ」



「豚は臭いって言うもんね!でも綺麗好きなんでしょ?本物は(笑)」




「アイツは自分の陰毛も処理していないような奴で、本物の豚より優れているのは「金」を持っているとこだけだったよ!ガハハハ」





「マジウケル」



「ねぇ、あの豚から吸い上げたお金で今度旅行に連れて行ってよ」



「いいよ、じゃあ、今、しゃぶってよ」




男はおもむろにペニスを出して女はそれにしゃぶりついてた・・・



その翌日には、その男により琴菜の貯め込んでいた貯金は全額引き下ろされていた



琴菜は警察に届ける事も無く悲しみの淵に落ちた



すすり泣きを泣きをしながらただ画面を見つめていた












結衣


竜男の肉棒を体内に入れ込み腰をゆっくりと動かしていた





「フゴォォォ」




結衣の中は琴菜と違いとても気持ちが良かった・・



長年、地下牢に閉じ込められ使う事のなかった陰部はまるで処女のような締め付けだった



結衣が腰を一振りするだけで竜男は脳が溶けてしまうような快楽が走った



肉棒に打たれた薬と呪文・・



竜男は完全に結衣の「傀儡」となっていた




結衣は竜男の首を絞めた



「うごっ!」




顔が真っ赤になり肉棒の大きさが肥大した


結衣の中でムクムクと大きくなる肉棒



何度、射精しても勃起が納まらない程だった




「パッ」




結衣は首から手を放した




「ガハーッガハーッ」




竜男は快楽と苦しさの中、こんなに気持ちが良ければこのまま結衣に殺されていい・・




そう感じていた





『竜男さん・・結衣知ってる・・琴菜とも同じ事をしてるんでしょ・・悔しい・・だから・・だから・・』





竜男の目が見開いた




結衣は琴菜との事を知って、首を絞めてきたんだ・・




悲しませる訳にはいない・・




竜男は現状と幻想の境目の区別が付かなくなっていた




まるで、自分が自由に動き回り対話を出来てるかのように思い込んでいた






「あががぁぁ・・」





『結衣を悲しませないで・・』





「あがっ!あがっ!」





結衣はしゃがむ体制なり腰を上下に素早く動かした






「ズチュウ!ズュチュウ!」





今までで一番の快楽が肉棒に走った




粘膜の擦れあいに・・




秘部の接合に・・





「いっ・・・いくっ・・・」





猿ぐつわ越しに竜男が限界を告げてきた



「ズンッ」





「あがっ!」




結衣は急いで竜男の体から降りた





「サッ」





ガチガチに固くなった肉棒はピクピクしながらコンドームの中で射精した



ゴムの根元からは竜男の精子がドロドロと流れ出ていた



結衣はコンドームを外し肉棒を掴み、もう一本注射を打った






「ウグッ・・」





その後、結衣は急いで自分の体を拭き着替え





竜男に布団をかけた





白目を向き口を開け涎を垂らす竜男の部屋を何事も無かったかのように出た





部屋を出ると、協力者「菊池 乱」が待っていた





結衣は鍵を渡し病院をあとにした・・










































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2010/09/15
10:40:19
「ガバッ」



鞄の中身が見えた・・・




『こ・・これは・・』




『よう手に取って見たらよろしいやん・・』





琴菜が鞄の中に詰まってあった書類を手に取った





『こ・・この書類をどうやって手に入れたんですか・・・』





琴菜の手はワナワナ震えていた




今までに病院には内密にした薬剤の入手した業者からの納品書等が揃えられていた






『あんた・・・不用心やわ・・』




京介は琴菜を見下げるような視線で見ていた





『どうして・・どうして・・』





『もう少しで表に出るとこやったで・・・琴菜はん・・ワシらはどうにでもなるが・・あんたは困るんちゃうの?』




こんな物が表に出てくるなんておかしい・・



業者にだって金を多少握らせている・・



内密に薬を入手している事を知るものは・・






「京介、ジャニス・・この二人以外には・・・」





この時・・琴菜の脳裏に一人の女が浮かんだ・・





同病棟のもう一人の医師菊池 乱が思い付いた






「今まで良くしてきてやったのに裏切り者め!」





見る見るうちに琴菜の顔が真っ赤になり汗をかき始めたいた





そんな姿を見てジャニスはアイスペールを手に取り琴菜の頭からぶちまけた







「バシャッ、カランコロン・・」







『ひゃっ!な・・何するんですか!』






『何する?それはこっちのセリフですよ、琴菜さん。貴方は多大なる金を要求しこちらはそれに従ってきた、紙きれの管理も出来ずに文句を言える立場だと思っているんですか?本来ならばここで死んでもらうのが妥当な所ですよ・・』







びしょ濡れになる琴菜をジャニスは冷酷な眼差しで見つめていた






氷が服の中に入り込んで琴菜のブラジャーの谷間に入り込んだ






心臓の鼓動が急に激しくなった






『おい・・琴菜・・ワレ・・・金に目が眩みすぎちゃうか?』






『いえ・・そんな・・これは・・誰かの陰謀です!私はちゃんと処理してました』





『では、何故こんなものが出てくる?』





『それは・・裏切り者が・・』







「ドガッ!」






京介はテーブルを蹴った






『おう!おどれ、銭取っていて他人のせいか!コラッ!』






『ひぃぃ・・すみません すみません』






『琴菜はん・・・今回は目を瞑ったるわ・・・だが・・気を付けや・・』






『はい・・・』






ジャニスはバスタオルを琴菜に投げつけた







「バサッ」







「ひっ」







『あの・・・』






『何や?』






『多分なんですけど・・密告者が居ると思うんです・・』






『でっ?・・・それがどした?』






『いえ・・その・・・』






『仮にそいつが犯人だとしても・・ワシには何も関係が無い・・』







『それは・・そうかもしれないけど・・』






『何が言いたいんや?』





『いえ・・何でも・・』







「菊池しかいない・・・あの女・・・竜男さんを私から奪うつもりで、この馬鹿達に私を・・」






琴菜は病棟での違和感や異変も菊池の仕業であると思い込んでいた・・







『おい』





ジャニスが琴菜に声をかけた・・







『?』







琴菜は顔をあげた







「バラバラ・・」






ジャニスは2枚のDVDをテーブルに放り投げた








『これは?』







『貴方の思い出の記録・・・とても言いましょうか・・フフフ・・』






『琴菜はん・・・あんた・・相当な好きもんみたいやな・・・ニヤリ・・』






『な・・何言ってるんですか!』







『そのDVD流したれや・・ジャニス・・』





































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2010/09/13
13:55:51
竜男に大量に投与される薬・・・




肉棒を鉄のように硬くさせ白目を向いていた







「アグゥゥゥ!!」







全身に血管を浮き彫りにさせ大声を上げた







「!!」







結衣は竜男の変貌ぶりに驚いた








「何?・・・気持ち悪い・・・」







結衣は監視カメラに映るように肉棒を擦り始めた







「ガシッ・・ガシッ・・」







力強く扱かれる肉棒に竜男は全身をガクガク震わせながら興奮していた・・






竜男は一刻も早く結衣に話しかけられたい



結衣の中に入りたい・・・




そう思っていた












「ドクン!」






再び脈を打ちながら竜男は射精をした




幾らイッても納まらない勃起





それは、まるでレイプされる女のように・・



精神で拒否しても体が反応するように・・





京介から手渡されたドラッグは竜男の体のコントロールを奪っていた





結衣は竜男の肉棒に特殊コンドームを被せた




全神経が肉棒に集中しているかのような快感・・





結衣の手によってゆっくり嵌められるコンドームがジワジワと根元まで下がる・・・








「フゴォォォ---」










結衣は肉棒の根元を抑えた






竜男の顔元へ行き







『竜男さん、今度は私を気持ち良くさせて・・・』







目を血ばらせながら竜男は必死に射精を耐えながらガクガクと頷いた






根元までコンドームがハマると結衣は竜男の上に乗った





ブラジャーを外し乳房で竜男の顔を包んだ







「気持ち悪い・・早く終わらせたい・・・」








竜男は唯一自由になる鼻で結衣の香りを吸い込んだ








「なんて・・いい匂いなんだ・・・」








頭でこんな言葉が浮かんだ




琴菜の体臭とは全く違う




この匂いを嗅いでいるだけでも興奮してくる





程良い大きさの胸



天使の様な笑顔



自分が気持ち良くなる為のSEXではなく、自分を満足させてくれるSEX・・・



結衣の術中の虜になっていた






前回唱えられた「破壊」が今までの琴菜のマインドコントールを崩壊させていた





結衣は竜男を見つめていた




肉棒を掴み自分の入口へあてた・・






ゆっくり腰を降ろしながら、竜男の頭を包み込むように抱きかかえ耳元言った







「結衣以外とSEXしたら・・・もう来ないからね・・」









「ドキン」







竜男は男として愛されていると言う錯覚を起こした







猿ぐつわを外した







『ゆ・・結衣・・・』







『はい・・竜男さん』







ズンッ







竜男の肉棒は結衣の奥底まで突き刺さった































HEAVENS






琴菜は目の前に置かれた鞄にどこなく恐怖や不安を感じいた





『こ・・これは・・』





『あんたにや・・・』





『京介さん・・・私は何も要求はしてないですけど・・』





『ほう・・・では、中身を見ないと言う事か?』





『・・・そう言う訳ではないですけど・・・その・・見て何かが変わるのだったら・・』





『・・・何も変わらないさ・・俺達の関係は特にな・・』







「ゴクリ」






琴菜は京介からの視線が恐かった






冷めた目付きで自分を見下げているような気がした





「何なのよ!こいつら・・私を誰だと思っているのよ!医者よ!あんた達よりずっとまともで頭が良いのよ!」







ふとジャニスの顔を見た





ジャニスは薄ら笑いを浮かべていた





「なんなのよ!コイツただのバーテンダーのくせに!」





『琴菜はん・・・今、ワシやジャニスを心で愚弄したな?』





「!?」






『そ・・・そんな事は・・』







『ええねんで、どう思うおうと・・どう考えようと、あんたの自由や好きしたらええ・・ニヤリ・・』







「その言い方が馬鹿にしてるのよ!」







『京介さん、こいつ中身に興味無いみたいですね』








「コイツ?バーテンダーの分際で!」







『琴菜はん・・・見んと後悔するかもしれまへんで・・・』






『後悔?一体・・何が入っているんですか?』





『あんたの大好きなものかも知れな』





『私の大好きなもの・・・』






『紙きれが束になってるかもな・・・フフフ』







「なんだ・・・お金か・・・まだまだこいつらからは吸い上げられそうね・・」







『そんなにされても出来る事と出来な事があるので、幾ら積まれても直ぐに応えれないかもしれませんよ』






琴菜は完全に「金」である・・そう思い込んでいた






『ええ・・それは分かっているつもりですわ・・・なぁ・・ジャニス』






『ええ、仰る通りです・・』







琴菜は鞄に手を掛けた





その顔は完全に恐怖は消えていた





欲に包まれ、にやけたやらしい顔になっていた






「カチン、カチン」









鞄の鍵が開けられた








































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