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2010/06/30
09:15:16
『もしもし・・』
『俺だ』
『京介・・何のようだ?』
『お前・・実践中か?』
『お前に関係無いだろう、邪魔しないでくれ』
『・・まぁ、そう言うな』
『何が言いたいんだ?』
『佐原・・お前がどう感じるか分からんが・・悪い事は言わん・・辞めておけ・・』
『何をだ?』
『傀儡だ・・お前には無理だ』
『俺には無理?お前と一緒にするな』
『確かに、俺とお前は違う・・・その薬の効果をお前は本当に理解しているのか?』
『ある程度は分かっているつもりだ』
『ジャニスから聞いた・・そう言いたいのだろう?』
『奴が作った薬だ・・奴が言う事が全てだろう』
『そう・・奴が作った薬だ・・だが・・奴は実戦経験がない・・・』
『それが・・一体何を意味するんだ?』
『破滅だ・・・』
『破滅・・』
『お前が知っているかどうかは分からないが聞いてくれ・・』
『忙しいんだ・・』
『そんな事言わんと・・なぁ・・佐原』
『チッ・・短めにしてくれ』
『あぁ・・俺は、そのドラックで・・人を殺めている』
『・・・』
『俺達の流儀は自分の手では相手を殺さない事だ・・そうだな?佐原』
『・・・俺はお前とはプランが違う』
『まぁいい・・俺は・・自分の手で殺したんだ・・』
「千佳とか言う傀儡の事だな・・」
佐原はそう思った
『俺もそうなるとでも言いたいのか?』
『そうは言わん・・』
『何が言いたいんだ!』
『傀儡に染まるもの・・待ち受けるものは破滅のみ・・彼女の事が本当に大事ならば・・後悔するぞ』
『・・・彼女は俺を心から愛している。そして俺もだ、お前のように薬の力を使い根底を壊しコントロールしてるのじゃない!!』
『・・・お前・・知っているんやな・・千佳の事・・』
『・・・』
『ジャニスから訊いたんか?』
『他に誰から訊くんだ』
『・・そうか・・奴の事だ・・失敗例として語ったのだろう・・・』
『気を付けて使用して欲しいと言われている・・・』
『まぁ・・意味合いは変わらんな・・』
『もういいだろう・・・切るぞ』
『待て・・』
『何だ?』
『呪文・・気をつけろよ・・・呪文は絶大な効果を発揮する』
『ガラスの破片だろ?』
『それが解放だ』
『他に何かあるのか?』
『あぁ・・あるさ』
『ジャニスは何も言ってないのか?』
『あぁ、一体なんだ?』
『共通のプログラムとは限らない・・他の呪文が効くとは言い切れない』
『いいから教えてくれ』
『良いだろう・・』
「ゴクリ・・」
『「サタン」・・・これは怒りの呪文だ・・』
『どうなる?』
『狂気だ・・それを止めるものもある・・』
『そうか・・まだあるのか?』
『「我、最強なり」だ・・』
『それは?』
『コントロールと入れ替わりだ』
『入れ替わり?』
『そうだ、お前が言うように、人格破壊して新たなる人格が芽生えさせた時に必要な呪文だ・・』
『俺には関係の無い呪文だな・・』
『そうか・・ジャニスがお前を嵌めるとは考えずらい・・よく考えて使うんだな』
『俺とジャニスの仲はお前より長い、いらぬ心配だ京介・・』
『ならいいがな・・』
「ピッ・・」
「チッ・・自分から掛けてきて一方的に切りやがった・・」
佐原は禁断の部屋を見渡した
一面に貼られる、紗江の写真・・
紗江の下着や衣類が所狭しと飾られいる
PCは常に紗江のPCとリンクし情報を共有している
そして、今までの監視した記録映像が沢山保存されている
「ようやく・・ここまで来たんだ・・・今更辞めれるか・・・」
電気を消して出た
「ガチャ」
『悪かったね』
『お仕事の電話?大丈夫?』
『あぁ・・』
佐原の顔が少し深刻なように見えた
『何かあったの?』
『ううん・・ちょっと取引先でトラブルがあったんだ・・』
『紗江・・もう帰ろうか・・』
『ん・・?もう少し一緒に居てくれ・・』
『うん(*´∀`*)』
その後、会話はしているが、佐原の脳裏には呪文の事が渦巻いていた・・
「サタン」
「我、最強なり」
「ガラスの破片」とは全く違う役割・・・
ジャニスは何故、他の呪文を俺に言わなかったのだろう・・
『やっぱり元気ない・・ね』
『あぁ・・ごめん・・少し面倒なトラブルでさ・・』
『そうなんだ・・』
『紗江』
『なに?』
『好きな言葉はあるかい?』
『うーん・・』
佐原は呪文の言葉を試してみよう・・そう思った・・
『俺から言っていいかい?』
『わーい聞きたい!』
『俺はね・・・』
『うん』
『我・・最強なり・・』
。
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