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屈辱・羞恥・教育・官能小説
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12:13:05
美央は京介に連絡を取った・・・





「プルルル・・」





『はい。哀川です』




『京介君?美央』




『社長、お疲れ様です。』




『うん。お疲れ様』




『どうかされました?』




『その後 お友達の様態はどう?』




『今も病院ですが、担当医がしっかり見てくれていて順調のようです』





『そう。それは良かったわ』







『その件じゃないですね(笑)どうしました?』








『見抜かれてた?(笑)どうかな京介君、そろそろ手伝ってくれないかな?うちの秘書も退職して、てんてこ舞いなのよ・・・』







『そうですか・・・もう少し待ってもらえますか?』





『どうして?』





『実は・・・友人の医療費を出してるんですけど、お金が足りなくて、今、色々仕事してるんです・・・。』





『お金が必要なの?それならうちで働けばいいじゃない』





『まとまった金額が必要なんです・・・医療費・・高いですから・・』





『お金か・・・少し用立ててあげようか・・?京介君・・』





『金の貸し借りは避けたいんです。それで、壊れるものもあります。そして返せるかどうか・・分かりませんから・・』







『社長の知り合いならまだしも、入院してる人間を知らないじゃないですか(笑) 出来ませんよ。美央ちゃん・・』





『み・・美央ちゃんって・・(笑)そっかぁ・・京介君には京介君の考えがあるもんね・・・貴方は頭の良い人だから きっと何か考えての事なんでしょうからね・・・』











「その通りや・・・美央・・・お前を陥れるんだ・・・ヒロシへも復習する為だ・・・」









『そんな事無いですよ・・・少し頑張らないと駄目なだけです。こちらからも連絡入れますので・・それに今、病院なんで・・そろそろ・・』






そう言い、病院だと言う言いわけで電話を切った。










その会話を見ていて琴菜は、京介が





「何か大きな目論見を起こそうとしている・・」




「昔、助けてもらった際の京介は気の効くくらい親切だった・・・」






その反面、敵意をむき出しにした場合、見てるのも恐ろしいくらいの容赦の無さを見せた・・





琴菜は、今までの自分が知りえる京介を想像すると恐ろしくなってきた・・・










『琴菜はん・・・ほなな・・・』





『帰られるんですか?』




『あぁ・・まだまだ、やる事がるんや・・・』





『私・・・もう過ちは繰り返しません・・・・』





小声で言う、琴菜の脇をすり抜けるように・・・・





『そうや・・・琴菜・・・お前は優秀で学習の能力の高い女だ・・・期待している・・・』





肩を軽く「ポン」とたたき、病室を出た。





琴菜は、心の底から冷え切るような想いと 



これから待ち受ける運命に恐怖を感じた・・。









琴菜は、ゆなの手を握り





『ゆなさん・・京介さん・・・本当に貴女の事が好きなの?』







琴菜の目からは、一滴の涙が落ちた・・・





京介・・・。







「天国にあなた~♪(強着♪)」





『もしもし』




『だいじぃ(*´∀`*)』




『千佳か、今 帰るよ』




『うん(*´∀`*)』




『どうかしたのか?』




『あのね・・千佳、本体嫌い。だから、薬いらない』




『どうしたんだ?』




『恐い・・本体・・・』




『何かあったんか?』




『はやく帰ってきて(。´Д⊂)』




『もう少しで着くから、泣かないで待ってな』




『(。´Д⊂)ぅん・・。』





急いで部屋へ戻った。





千佳は部屋に入るなり、飛びつくように抱き付き離れなかった。




京介は部屋を見渡した。




室内は、散らかっており、明らかに自我に何かが起きた・・・そんな感じがした・・





『部屋・・・。汚れてるな・・・どうかしたんか?』




『あのね。京介しゃん、出掛けた。その後、「本体」が部屋めちゃくちゃにした・・』




「本体が?」




『・・・どうしてかな?』




『わかんない・・千佳、わかんない』




『考えにくいな・・・』




『本当だもん・・・。』





自我は、本体を封じ込める為に、嘘を付き始めた





『本体に聞いてもいいか?』




『本体、今、寝てる。今でない』





そう訴える、千佳の目からは涙が浮かんでいた・・・






それは 自我が京介を何とか、自分に向かせておきたい涙なのか・・?




本体が自我の言動に流す、哀しみの涙なのか・・・?






京介は迷いがあった・・・





どちらも信憑性がある・・・・。





どちらにせよ・・・分裂した人格が引き起こす、行動と言動・・・





京介は追求する事は無かった。






『一緒に片付けよう』




『うん(*´∀`*)』




自我は、一つ片付けると京介に褒めてもらいたがり甘えてきた・・





『うん。凄いな、次は・・これ・・どこだっけ?』




『千佳。分かる!(*´∀`*)』




『そうか!じゃあ はい。』




『(*´∀`*)だいじぃ~♪』






自我の行動は、どんどん年齢低下をしているように見えた・・・





本体は・・・それも見抜いているのか・・・?





『今日は 突然出掛けて悪かったな。』




『いいの(*´∀`*)』




『千佳・・言いにくいが・・薬をいきなり辞めるのは不味いな・・・』




『どうして?どうして?』





『精神を安定させないと駄目だろ・・・千佳自体も苦手なところは、本体に手伝ってもらえたほうがいいやろ』





『大丈夫(*´∀`*)千佳、大丈夫』





『何れ、いつまでも飲み続ける訳にはいかないから、少しずつ減らしていく・・・現に減らしているだろう・・?』





『ぅん・・・でも・・』





『言う事・・・きけないのか?・・』






京介は千佳を少しキツイ目で見た。





『いやぁ!嫌いにならないでー!いやぁー・・・』







千佳は、いきなり本体に入れ替わった・・・






『はっ・・・あっ・・・あぁぁ・・』






押さえ込まれていた、本体の意志が急に出てきてしまい 



精神的な錯乱を起こしているようであった・・






千佳は真横に倒れ過呼吸になった







『はぁはぁはぁ・・はっ・・はっ・・』






京介は急いで袋を口元へやり、背中をさすった・・・






『無理なく深呼吸するんだ・・・ゆっくりでいい・・・』






数分後、千佳は正常に息をし始めた。






『ごめんな・・・さい・・・京介さん』





『自我が・・・色々言っていたが、何かあったのか?』





『・・・ううん・・何でも無いです・・・』





『薬はいらないってな・・・』








「えっ?」








驚いた顔をした・・







『嫌です、薬を下さい御願いします・・・薬を下さぃ・・』




涙を浮かべながら訴える千佳・・・



相反する言動・・・自我と本体・・






どちらが、支配するかを決めるかのようにも感じた。






『薬は、いきなり辞める訳にはいかない、心配無い・・・ どうしたんだ?』






『消える・・私、消される・・・』





『おい・・おい!』






何かに脅えるように、ガクガク震え縋りついた・・・






『いやぁ いやぁ いやぁぁぁっ』






京介はただ、ただ、千佳を抱きしめた・・・






震えが止まらなかった・・






仕方無しに薬を差し出した・・






千佳は手の平から奪い取るように、薬を取り直ぐに飲み込んだ・・・




その形相は、薬物中毒者のようであった








座り込んだ 千佳の体がピクピクと反応した・・・









そこで 初めて京介の前で




「二人言」




を言い始めた・・・







「もう、御願い邪魔しないから・・・」




「京介しゃん 千佳の・・だいじ!わたさない」




「私を消さないで、御願い 御願い」




「いやだ 本体 嫌い」




「絶対に邪魔しないから・・・私も傍にいさせて・・」




「・・・いじわる しない やくそく」




「うん しないから 御願い」




「・・・」














京介は唖然とした・・・











分裂する人格が話し合いをしている・・・









有り得るのか・・・?







『千佳・・・』











千佳は、涙を拭きながら振り向いた











『はい。もう大丈夫です。』











本体であった・・。








『・・・そう・・か・・・』







完全に薬を飲まないと、自我に主導権が、渡る状況を目の当たりにした・・






『千佳、苦しいのか・・?』










『大丈夫です・・・』










千佳は泣き笑顔で答えた・・






京介は一度、ジャニスに相談しなければならないそう思った。









『今のうちに夕食を作ります。』










千佳は、本体であるうちに、「出来る事をしないと・・・」




そう思っていた・・















その日から、千佳は少し変わり始めた・・・



























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