2ntブログ
屈辱・羞恥・教育・官能小説
2010/03«│ 2010/04| 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 »2010/05
--:--:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Category:スポンサー広告│ コメント:--│ トラックバック :--
10:47:50



紗江は葛巻のクラスへ向かった・・・。




『あの、葛巻君』



『やぁ、どうしたんだい?』



『あの、さっき美紀から電話があって・・・』



『本当?』





紗江は美紀の異常ぶりを葛巻に伝えた






『この話しは絶対誰にも言わないでね』



『分かった、でも何で俺が・・・』



『本当に関係無いんだよね?』



『ある訳ないだろ』






葛巻は脅えるような、紗江を可哀想に感じていた







『紗江ちゃんは彼氏はいるの?』



『ううん、いない』



『そっか、なら何かあったら、ここに電話して』






葛巻は携帯の番号を渡した






『ありがとう』






学校が終わり自宅へ戻った





美紀の様子がおかしかった事がやはり気になっていた



親友のあんな脅えたような声を初めて聞いた



何があったのか気になって仕方が無かった



ぼんやり考えているうちにバイトに行く時間が近づいてきていた






「大変!」






紗江は急いで準備を始めた




その姿を佐原はいつも通り監視をしていた



紗江が何故、暗い顔をしているのか分からなかった





「バイト先へも最近行ってない、今日辺り顔を出してみるか・・」





そう思った




紗江は慌ただしくシャワー浴び、着替えて出て行った




佐原は紗江が出かけた後、部屋へと行った





「カチャン」





部屋は相変わらず汚かった




居間には先程まで着ていたと服も脱ぎ散らかしていた




佐原はその衣類を手に取り臭いを嗅いだ





「スゥー」





上着は脇の下を中心に




パンツは股を中心に臭いを嗅いでいた





「いい臭いだよ・・紗江」





そして、いつもの行動のように紗江の未洗濯パンティを持ち出しクロッチを舐めた






「・・・いつもより薄いな・・」





オリモノの微妙な味の変化を感じた





「学校で何あったのか・・・」





佐原は紗江がいつも登校時に持って行っている鞄を開けた





「何だこれは」





電話番号の書いてあるメモを見つけた





「男の字だな」





そのメモをグシャッと潰しポケットにしまい込んだ





「こいつは誰だ・・」







紗江に近づく害虫が現れたのかもしれない。



佐原は紗江に自分の存在をもっと大きなものしなければいけない・・



佐原は未洗濯のパンティを掴み洗濯場へ放り投げ、部屋を出た







自宅に戻りメモの番号を自分の携帯に登録した








「こいつも処刑リストに入るかもしれないな」







葛巻を要注意人物として着眼した










居酒屋「ヤミーズ」・・・。






20時を過ぎると店内は混み合っていた



紗江は美紀の事や、不安に感じる思いも忘れ必死に働いていた





『いらっしゃいませ!』




『久しぶり』




『わぁ!佐原さん。お久しぶりです、最近来られなかったので心配してたんですよ!』




『そっか、ごめんね。海外の方に行っててね』




『うわぁ、いいなぁ』




『仕事じゃなきゃもっといいけどね(笑)』




『そっか仕事ですもんね、すみません』







佐原はニッコリ笑い、テーブルに着いた






『ビールですよね?』




『あぁ』





バイト中の紗江は、自宅で見せた不安げな顔を見せていなかった





小ぶりなお尻を振りながらバイトに励む紗江・・・




両手で左右に開き、顔を埋め陰部を舐めまわしたい・・・




あの可愛い顔を快楽で歪ませてやりたい・・・




そんな日はもう近い・・そう感じていた






紗江はすぐに、ビールを持ってきた







『食事の方はどうしますか?』




『いつもので』





紗江は佐原が毎回、鳥の空揚げを頼んでいるのを思い出した





『鳥カラですね(*´∀`*)』




『覚えていてくれてるんだね』




『あと・・生姜焼きですよね?』




『それも頼むね』




『はい♪』





嬉しそうに話す、紗江をとても可愛らしく感じた





料理を持ってきた紗江に聞いた






『紗江ちゃん、今日はこの後忙しい?』




『いえ、大丈夫ですよ』




『良かったら、どうかな?』




『喜んで(*´∀`*)』







紗江は一人で居るのに少し不安を抱いていたので、心なしか安堵を感じていた






佐原は全て自分の思惑通りに進んでいる事によりプランの完成度を感じていた




紗江のバイトが終わる少し前に店を出て外で待った






数分後・・・。





『佐原さーん!』




紗江はニコニコしながら手を振っていた




佐原は片手をあげ、歩み寄った






『お待たせしました』




『さぁ、行こうか』




『今日はどこに連れてってくれるんですか?』






歩きながら覗きこむように笑顔で話してきた





『そうだね・・・』





『例のカフェですか?』





佐原は、今回はHEAVENS Cafeは避けようと考えていた




紗江を連れて、また京介と鉢合わせなどになりたくない・・そう考えていた





『今日は夜景の綺麗なラウンジに行こうか?』




『行きたいです!』





佐原はNEOSホテルのラウンジに行くことにした



















にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(愛欲)へ
にほんブログ村
にほんブログ村 小説ブログ 小説家志望へ
にほんブログ村
にほんブログ村 小説ブログ 脚本・シナリオへ
にほんブログ村

10:38:34
美紀は部屋に辿り着いた・・・



途中、今日の出来事は夢だ、悪い夢を見たんだと何度も自分に言い聞かせた



歩くたびに裂けるような痛みを感じる下半身



滑りがある陰部が、現実を忘れさせないかのようにさせた




「ガチャ」




美紀は倒れこむように部屋へ入った



見知らぬ男たちの体液や尿・・・



髪も放出された尿でとても臭かった



部屋の真ん中で座り込み泣きじゃくっていた




「こんな事は忘れたい」



「もう「島野 光」とも関わりたくない」



「このまま、東京に居るとまた同じような事があるかも知れない」




時間が経つにつれ、恐怖が甦った




「恐い、恐いよぉ・・」




佐原の言った



「死ぬまで監視を続けるからな・・・」



「このまま死ぬか」



男たちの言った



「約束を守れ」




何度も頭の中をその言葉が巡った




「いやぁぁぁぁー」




美紀は、そのまま部屋で気を失ってしまった







紗江・・・。



紗江は美紀と約束をしたコンパの日の確認をしようと電話をしていた



「電波の届かない・・・」



「あれ?珍しいな、メール打っておこう」



バイトの合間に美紀にメールをした





数時間後・・。




美紀は目を覚ました



相変わらず下半身は痛みがあった



とにかく、今は忘れよう・・・



シャワーを浴びることにした



裸になり、シャワーを浴び始めるとリアルに思い出されるものがあった


何かに取りつかれたように体をゴシゴシ擦った



肌が赤くなる程だった




下半身はシャワーが当たるだけでビリビリと染み渡った



痛みを堪えシャワーを上がりバスタオルで体を拭いた



美紀は当たり前のようにクローゼットを開けた




「あれ・・・」




ハンガーに掛けた服が明らかに減っているのに気がついた




「なんで・・・えっ?えー?」




目の前の状況が信じられなかった




「無い・・服が無い・・」




慌てながらも全裸ではいられない・・・




美紀は衣装ケースを引いた




そこにあるはずの下着が一枚も無い



「えぇぇ・・」



3段になるケース全部を開けてみた



ケースの中は全部空っぽだった



「下着がない・・」



心の底から恐怖が湧きあがった




「自分をレイプした連中の仕業なのか・・・」




「それとも、島野 光 の仕業なのか・・・」




空っぽのケースを眺めながら固まった




「まだ・・終わらない・・この恐怖は続く・・」




頭の中にそう過ぎった




体の震えが止まらなかった




「どうしよう・・・」




でも全裸でいる訳にはいかない




洗濯物を洗って取り合えず乾かして着けよう



洗濯場でも愕然とした・・



未洗濯の物まで無くなっている・・・



残っている服は数年前に買った今時誰も着ない様なものばかり・・




自分の部屋がとても恐くなった・・






「いやぁぁっー」






美紀は全裸のまま発狂した




涙と恐怖に襲われながらも、ある服をかき集めた




「誰かが来る・・誰かが来る」




一刻も早くこの場を逃れたい




また、見知らぬ男達に犯される




慌てて部屋を出ようとした時、コートの男の言葉を思い出した




「田舎に帰れ・・・」




このままこの部屋に居たら、あの悪夢が繰り返される・・




美紀は適当に服を着て、コートを羽織り部屋を飛び出した






数日後・・・。





学校へも出てこない、電話をしても繋がらない事を不審に思い



紗江は美紀の部屋を訪れた



郵便受けには大量の郵便物



部屋は鍵が閉まっており、暫く不在のような気配だった




「どうしたんだろう・・・」




突然の友人の失踪に困惑した



その夜、バイト先に美紀の男友達が来た





『いらっしゃいませー!』




葛巻(男友達)は紗江に手招きをしてきた




紗江は友人の所にすぐに近寄った




『ねぇ、美紀が連絡とれないんだけど』




友人より先に、紗江は話し始めた




『美紀・・?アイツは休学したらしいよ』



『休学?』



『うん、この間、一緒に飲んだんだけどさ、急に居なくなっただよね・・』



『何か関係あるの?』



『分かんないけど・・・』



『それと、俺の友達がこの間、知らない奴にいきなり暴行を受けて今入院してるんだ』



『えー・・恐いなぁ・・』



『美紀の件は関係無いと思うけど、いちお報告しておこうかと思ってさ』



『ありがとう。葛巻君』



『じゃあ そう言うことで』




葛巻は食事もすることなく立ち去った





『あれ?お客さんじゃなかったの?』



『友達です。すみません』




その後、時間はいつもどおりに流れた



親友の突然の休学や暴行事件の話を聞き



紗江は何かしら、心の奥底から感じる恐怖があった




数日後・・・。




紗江は講義を受けていた




「ブルルル」




携帯のバイブが鳴った



画面を見ると見知らぬ番号だった



こっそりと講義を抜け、着信の番号に電話をした




「プルルル・・」




『もし・・もし』



『あの・・着信があったんですけど』



『紗江?』



『み・・美紀?』



『うん』



『どうしたの?突然休学とか言うし部屋には居ないし、心配したよー』



『ごめん・・暫く東京を離れないといけなくて』



『何かあったの?』



『言えないの・・ごめんなさい』



『今は?』



『実家』



『そっか・・』



『ねぇ、美紀、なんか私不安なの』




美紀は悪夢が甦ってきた



震える声で




『ど・・どうしたの・・』




『美紀の件は無事なのが分かったから良いんだけど、周りも物騒な事が多くて』



『物騒?』



『うん。この間、葛巻君が店に来たんだけど』




美紀は葛巻の名前を聞いたとたん 大きな声を出した




『葛巻・・葛巻・・はぁ、はぁ』



『ねぇ、どうしたの?美紀』




美紀は息を荒げていた



『大丈夫?』



『ごめん・・紗江、あの男に関わるとロクなこと無いよ』




美紀は思い込みに翻弄されていた



『どうして?』



『アイツは疫病神だよ・・アイツとさえ遊びに行かなかったら・・』



『変だよ どうしたの?』



『・・・』



『葛巻、何か言ってた?』



『友達が暴行されて入院してるって』



『あの男達だ・・』




美紀は自分を襲った連中だと思い込んだ




『誰?男達って』



『・・・紗江、私から連絡があった事は誰にもしゃべらないで!お願い!』



『う・・うん・・分かった』




美紀は突然電話を切った




「ツーツー・・」




「一体何があったんだろう・・・」




美紀の異常さに驚いた




「葛巻君が・・何か関係しているのかな・・」




紗江は葛巻のクラスへ向かった・・




























にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(愛欲)へ
にほんブログ村
にほんブログ村 小説ブログ 小説家志望へ
にほんブログ村
にほんブログ村 小説ブログ 脚本・シナリオへ
にほんブログ村

10:47:37
美紀の怒りとは別に感じてしまう体・・・



次々に男達が中に入り込んできては、体液を放出した



いつの間にか抵抗する気も無くなってきた・・・



数名の男は犯し終わると美紀の体から離れた



そして、手足を放した






美紀の股間からは、ダラダラと白い液体が流れ落ちていた



暴言を吐いた男が自分の顔の所でしゃがみこんだ



美紀は自由になった手で顔を隠して泣きだした




『約束を守ると誓えるか?』



『うわぁぁん・・・わぁぁん・・』




返事をせずに泣きじゃくる美紀・・・




Xは、美紀の下半身へまわった



注射を打たれた陰核(クリトリス)が肥大していた




手を伸ばし、指で弾いた




『あうっ!!』




薬の効果で美紀の陰核は心臓の鼓動のように、ドクンドクンと反応した




両手を顔から、股間へ伸ばし陰部を隠した




すると、頭の周辺に男達がペニスを出し数名立っていた




『いやぁ!』




「ジョロロロ・・・」




美紀の顔目掛けて男達は小便をし始めた




『うわっぷ、辞めて、辞めてぇぇ!』




『そんなに騒ぐと、口の中にはいっちゃうぞ!ハハハ』




美紀が助けや悲鳴をあげるたび、口の中に大量に小便が入り込んだ




「ゴボボコ・・」




『エホッ エホッ』




小便が終わるとニヤニヤ笑いながら覗きこむ男達




『平井 美紀さんだっけ?』





見知らぬ男に自分の名前が知られている・・・



心の底から恐怖が込み上げた・・・




『もう一度、聞くけど約束は守れるか?』




美紀は目を瞑り、口を閉ざし横を向いた




『・・・足りないみたいだね・・・』




『おい、足を持て』




美紀は両足を持たれ頭部へ引っ張られた




『うわぁ・・汚ねぇな・・お前の股間』




『辞めて!辞めて!』




美紀は開脚された股間を必死に手で隠そうとした




『別に隠しててもいいぜ』




男は意味深な言葉を言った




「カチャカチャ」




Xはペニスを出しローションをタップリ塗った




美紀は「この男にだけは入れられたくない」そう思っていた



怒りの形相で陰部を手で塞ぎながら抵抗した



男はペニスを陰部に近づけてきた




「絶対に入れさせたくない」




最後の抵抗だった




『美紀・・・穴はそこだけじゃないんだぜ・・・へへへ』




Xは手で隠された陰部ではなく、アナルへペニスを押し立てた




『いやぁー!いやぁー!』




『約束は守る為にするんだぜ・・・』




美紀の肛門に激痛が走り始めた




『痛いぃぃぃ・・・ えっえっ・・痛い・・』




Xは美紀の悲鳴を聞きながら、ゆっくり挿入した




美紀はあまりの痛さと、今までに感じた事無い感覚に白目を向いていた




『あうっ・・あぁぁ・・・』




奥に少しずつ入るたびに、美紀の体はガクガクと震えた



薬の効果もあり、膣からは愛液がどんどん溢れ出てきていた




『あっぁぁ・・』




Xは挿入しながら聞いてきた




『辞めて欲しいか?』




『お願い、許して・・もう抜いて・・・』




『約束を守るか?』



『はぃ』



『最初からそうしてればいいのに』



Xは男達に言った




『今から、証言を録画する顔だけ写せ』




美紀はこの場を逃れれるならば、もうどうにでもなれ・・・そう言う気持ちだった




『さぁ、このカメラに向かって、「平井 美紀は約束を守ります」と言え』



『・・・』



『早くしろ!』



Xは抜きかけたペニスを再び奥へ入れ込んだ




『あうっ!・・ひ・・平井・・美紀は・・』




しゃべり始めると、Xは美紀の腰を掴みながら力強く、何度もペニスを出し入れした




『いやぁぁ・・』




『早く言わねーと、いつまでも続けるぞ!』




『ひ、平井 美紀は、やく・・約束をまも・・ります・・』




『ようし、言えたじゃねーか』




Xは更に拘束ピストンを行い、ペニスを抜いた




『うっ・・いきそうだ、おい、目を開けさせろ!』




男達は美紀の顔を押さえつけ目を無理矢理、見開いた



目の前にどす黒いペニスが見えた



パンパンに腫れあがり、今にも破裂しそうに見えた




『あぁぁっ!』




目に中に男の体液が放出された




『痛い!痛い!』




『うるせぇ口だな』




鼻をつままれ、口の中にペニスが入り込んできた




『どうだ、自分の肛門の味は?ハハハッ!』




口の中でペニスは何回も出し入れされた




「これで、やっと終わる・・・」




美紀は何故か、そう思った




自分は地べたに寝転げたまま



男達は服を着て笑っていた



一人の男が来た




『可哀想にな・・・ほら、これ着いや』




男は、体が全身隠れるコートのようなものを着せ来た



『ホラ』



脱がされた服を手渡された




『うっ・・うっうっ・・・』




美紀は泣きながら立ち上がった




『あんた・・・復讐など考えんことや、悪い事は言わん田舎へ帰れ』




無我夢中で縦に頭を振る美紀・・




『分かったか、ほんだらな』




コートの男は立ち去った



コートのポケットには札が数十枚入っていた



「・・・」




気がつくと、その場所は何事もなかったように自分だけがポツンと立っていた




「何も思い出したくない・・・」



「今日、飲みになんて行かなければ良かった・・」



「死にたい・・・」




人目を避けるように美紀は部屋へ向かった・・・














佐原・・・。




ジャニスの尻拭いも知らずに完璧にプランをこなしたと思っていた



「ジャニスの所で一杯飲んで帰るか」



これで、邪魔者は消えた



紗江を完全に自分のものに出来る・・・



何故かそう思い込んでいた














『ジャニス、佐原、アイツはやはり中途半端やな』



『ええ、自分の思い通りに全てが進んでいると思っているようです』



『お前、薬の配分変えて渡したやろ?』



『テストですよ、やはりあれは失敗作ですね』



『俺は飲まんとくわ(笑)』



『フフフ』
















美紀が部屋に辿りついた・・・。
















































にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(愛欲)へ
にほんブログ村
にほんブログ村 小説ブログ 小説家志望へ
にほんブログ村
にほんブログ村 小説ブログ 脚本・シナリオへ
にほんブログ村

10:29:13


ジャニスは暗闇に向かって歩いて行った




「カツ・・カツ・・」




ニヤリと笑う先には、うずくまる美紀の姿があった




美紀はジャニスの存在に気づくこと無く泣いていた




『お嬢さん、どうかしたのですか?』




ジャニスは美紀に声を掛けた




美紀の体はビクンと反応した



再び、あの男が戻ってきたのではないか・・・



もしや、今度は「光」も一緒なのかもしれない・・



恐怖が込み上げてきた




ジャニスは美紀の所でしゃがみ、頭に被せてあったパンティを取った




美紀の目線にはシンプルだが高級そうな革靴が見えた




『何かあったのかい?』




美紀は口に貼られていたガムテープを剥がし、詰められていたパンティを取りだした



そして、優しい声の主を、恐る恐る見上げた




そこには金髪で肩まで長く、軽くウェーブされた男が見えた




『何があったのか分からないけど、ただ事じゃなさそうだね』




美紀はジャニスにすがり付いた




『助けて下さい、助けて下さい』




美紀は今、現実に起きた事が事実である事を理解した




『大丈夫、助けてあげるから何があったか話してごらん』




美紀は急に黙り込んだ・・・




『す・・すみません・・』




美紀はジャニスから離れ、頭に被せられていたパンティを拾い後ろ手に隠した




『あんな物被せられて、口にガムテープなんて普通の沙汰じゃなさそうだね』




美紀はボロボロ泣きだした




『可哀想に・・恐い目にあったんだね・・・』




ジャニスは美紀を優しく包むように抱き寄せた




『うっ・・えっ・・えっ・・』




悲しみと恐怖が込み上げた・・



彼氏が自分を裏切り、自分の知らない人間にレイプを依頼した・・・



屈辱的に犯されたうえに、その一部始終を撮影されていた・・・




そして・・佐原の言葉を思い出した・・




「死ぬまで監視を続けるからな・・・」




美紀はジャニスの腕の中でガタガタ震え始めた




『もう大丈夫、大丈夫だよ』




美紀はジャニスの言葉に縋るように助けを求め始めた




『お願いです、助けて下さい、私、私、』



『何から助けたらいいんだい?』



『彼氏に裏切られたんです』




美紀は半泣き状態のまましゃべり始めた




『彼氏にこんな事されたのかい?』



『彼氏が・・彼氏が、私が浮気してるとか、で知らない男にここに連れ込まれて』



支離滅裂でもはや、平常心では無い、美紀・・・




『うん、うん、それで』



『犯されて、撮影されて・・えっえっ・・』



『それは酷いな・・』



『誰かに話したら、その映像を世界にばらまくとか、首を絞められて、このまま死ぬか?とか・・えっえっ・・』




泣きながらではあったが、佐原の行動を話してきた




『そっか・・それは大変な目にあったね』




『うわぁぁん うわぁぁん』




『そっか・・』




ジャニスは泣いている美紀を冷めた目で見つめながら後ろを軽く振り返った・・





『君、早速約束を破ったね・・・』




『えっ?』




美紀の動きが一瞬止まった




『誰にも言うなって言われたんだろう?』



『だって・・助けてくれるって』



『約束を守れば助けたさ・・残念だったね・・』





最初から、ジャニスは佐原との約束を守るかどうか試しにいったのだった





『いやぁ・・いやぁ・・』




美紀は後ずさりしながら、頭を横に振った





ジャニスは一歩も動かずに指を鳴らした





「パチン」





するとジャニスの後ろから数名の男達が現れた




ジャニスは小声で言った





「X、こいつはゲームの邪魔をする雑魚だ、精神の奥底から教育しておけ」



「へへへ・・ブ・ラジャーです」




ニヤニヤ笑いながら、Xは冗談を言った




『お嬢さん、約束は守るためにあるんだよ・・』




X と男達は美紀を囲んだ




『いやぁ・・いやぁ・・助けて・助けて・・』




『約束を守れない様な奴を信用すると危険だからな・・・』




男達は美紀の体を倒し押さえつけた





『ハハハッ!こいつノーパンだぜ!』



『くせぇ!小便もらしてるぞコイツ!』




美紀は男達に両足を掴まれ広げられた




『いやぁーーー!』




『うるせぇ口だな・・』




Xは自分の携帯電話を美紀の口の中に放り込んだ




『あががぁ・・』




美紀は男達に全裸にさせられた




両手足を押さえつけられた




『俺、もう我慢できないですよ!』



『好きにしろ』




Xの許可が一人の男が下半身を露わにし、美紀の中に入ってきた




『うえぇ~緩い』



『マジかよ』




十数分間すると、「次は俺だ」「俺にやらせろ」と言い次々に美紀の中に入り込んできた




美紀は抵抗する力も尽き、人形のようにただ寝転んでいるだけだった




「吐き気がする」



「アソコが痛い」



「背中が痛い」



「これは夢だ、悪夢を見ているんだ」



自由を奪われ自分の体なはずなのに、主導権は自分に無い・・




自己否定し続ける事で耐えるしかなかった




『コイツつまんないですね』



『そうか・・じゃぁ、あれ使うか』




そう言うと男達が美紀の両足をシッカリと抑え込んだ



美紀は、何をされるのか不安であったが、もうどうも出来ないと思い諦めていた




『おい、女。今気持ち良くしてやるからな』




X は美紀の目の前に、「注射器」を見せた




『あががぁぁ、あががが』




「殺される・・殺される・・」




美紀は頭の中でそう叫びながら力いっぱい抵抗をしてきたが、男の数名の力には叶わなかった



Xは美紀の震える目を見てニヤニヤと笑いながら下半身へ移動した




『なぁに・・すぐ、良くなるから・・』




クリトリスに注射針を刺した




『ギャァァァァー』




美紀の大きな悲鳴は都内の雑音と近くにあるクラブから流れる音にかき消されていた




数分後、Xの打った薬の効果が効き始めた




『そろそろいいぞ』




Xがそう言うと男達は再び美紀の中に次々に入り込んだ




美紀は泣きながら、何度も何度も絶頂を迎えていた




『どうだ?気持ちいいだろう』




美紀はXの顔を凄い形相で睨みつけた




『フンッ、キンタマぶち込まれながら、そんな目をされても説得力に欠けるんだよ!バーカ』




美紀を嘲笑った









にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(愛欲)へ
にほんブログ村
にほんブログ村 小説ブログ 小説家志望へ
にほんブログ村
にほんブログ村 小説ブログ 脚本・シナリオへ
にほんブログ村

10:12:27
口を塞がれ、手首を固定され美紀はビルの隙間に・・・




「ウグー!ウグー!」




暗闇の中、美紀には佐原の顔が見えなかった




『あんた・・平井 美紀だろ?正直に答えないと体、バラバラにしちゃうよ』




美紀は縦に首を振った




『これが分かるか?』




佐原は美紀の用使用済みのパンティを見せた




『・・・』



『あんたの臭いパンツだ』




佐原は美紀の目の前にクロッチを見せつけた




『お前のか?』



『・・・』



美紀は真っ赤な顔をして顔を背けた




無理矢理、顔を押さえつけ頬を掴んだ



口のガムテープを剥がした




「ビリッ」




『ハァッ ハァッ・・』




『答えろ、お前のだな?』




『・・分かりません・・』




佐原は美紀の反抗的な態度に苛立ちを感じた




美紀の口を無理矢理こじ開け、パンティを放り込み再びガムテープをした




『んー!んー!』




美紀の腹に拳を振った





『んぐっ』




前かがみになりしゃがもうとする美紀の背後に回り込み腰を掴んだ




『こんな似合わねーミニスカートなんて穿いてるんじゃねーぞ・・ブス、臭うんだよ・・下水道のようなマン臭がな・・』




スカートを捲くりあげパンティを膝まで一気に下げた





「!!!」




美紀の目は見開いた




『んー!んー!』




「ペッ」




佐原は手に唾液を吐きつけ、手荒く美紀の陰部に指を入れた



中をかき乱すように上下左右




『んー!んー!』




佐原の股間は物凄く固くなっていた




『覚悟しろ・・ブス』




美紀の背中にしがみ付き、ペニスを宛がい



ジリジリと入れ込んだ




『うぐぅ!』




美紀は涙を流しながら左右に首を振っていた




美紀の奥まで差し込んだ時佐原は言った




『島野を恨むんだな・・・』




『あががぁぁぁぁー』




腰を掴み一心不乱に腰を動かした




美紀は佐原の言葉に恐怖を感じた・・




自分が浮気をしようとしていた事に気づき、光が刺客を向けたのだ・・




『あげげぇ・・あげげぇぇ(やめて・・やめて・・)




『全然、気持ちよくねーな、お前・・・』




『うぐぅぅぅー』




『しかし小便臭せぇな・・』




美紀は吠えるように塞がれた口で泣き叫んでいた




『口を塞いでもうるさい女だな・・・黙れ・・』




佐原は美紀の首に手をあてた




美紀はビクンと体を反応させた




『おぉ・・急に締りが良くなったな』




佐原の一物は美紀の中で一気に肥大化した




美紀は自分の中でどんどん大きくなる、見知らぬ男のペニスに屈辱と絶望を感じていた




『お前・・このまま死んでみる?』




首を締め始めた




『あがががぁぁぁぁ』




佐原はピストンを繰り返しながら言った




『生きたいか?』




泣き叫びながらも必死に上下に頭を振る、美紀・・




『今回の事を誰かに言ったり、通報などしたら、お前にしたこの行為を世界に向けて配信するからな。今も尚、撮影中だ、』




『ゆぐひへくがはい(ゆるしてください)』




『約束を守れるか?』




壊れたように縦に頭を振る、美紀・・



『いつでも、死ぬまで監視し続けるからな・・』



『わぁぁぁん』



佐原は美紀の答えを聞き、首を軽く締めながら高速でピストンをした




「スパン、スパン、スパン」




『あぁぁ・・イクッ』




「ズンッ」




最後の一突きを子宮の奥へ




「ドクン・・・ビクビクビク」




『あがぁぁ・・あがぁ・・』




佐原は素早くペニスを抜き、美紀の髪でペニスを拭いた




地べたに、うずくまり泣く、美紀



手首のガムテープを外したやった




美紀の穿いていたパンティをはぎ取り、頭から被せてやった




『小便臭いだろ、そのパンツ・・』




『・・うっ・・うっ』




佐原は美紀の姿をポラロイドカメラに納めた




「カシャ カシャ カシャ」




『ほら、記念にやるよ』




写真を頭に叩きつけた




地面に落ちていた美紀の携帯を携帯を真っ二つに折り足で粉々になるまで踏みつけた



そして、自分の携帯を出し電話をしているフリをした




『島野さん?終わりましたよ。ええ、臭くて緩くて最悪でしたよ』




そう言い電話を切った



美紀を放置しその場を離れた




自分の身なりを整え、変装をといた



人ごみの方へ歩いて行くと、先程まで一緒に飲んでいた仲間たちはその場に居なかった




「その程度の人間にはその程度の友達しかつかないと言う事だな・・フフフ」




佐原は美紀への制裁を完了させた




「紗江、君に寄ってくる害虫は全て、俺が取り除いてやるからね」






佐原は達成感に浸っていた・・・






これが、佐原のエスカレートする行動の始まりだった・・・







「こっちも、始まったな・・」






ジャニスはそう呟き、暗闇に消えた・・・・








「カツカツカツ・・」







「( ̄ー ̄)ニヤリ・・」



















にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(愛欲)へ
にほんブログ村
にほんブログ村 小説ブログ 小説家志望へ
にほんブログ村
にほんブログ村 小説ブログ 脚本・シナリオへ
にほんブログ村

11:57:04
佐原の思考は自分の都合の良いものとして、どんどん正当化された。




そうこうしているうちに、2時間が経とうとしていた・・・




店の出入口が見えるところで身を潜めた




居酒屋で盛り上がったのか、ワイワイ騒ぎながら美紀たちは出てきた



その後、次は何処に行くだのと聞こえてきた



2次会の相談をしているようだった。



一人の女が「カラオケに行きたい」と言い出すと、皆がそれに賛同していた



「子供だな・・・」



佐原は美紀たちの行動を待った。



先頭をきって男たちが歩き始め、その後ろを女たちが歩いていた



美紀はカラオケに向かう途中、数回携帯を出しメールを打っているようだった



誰かと連絡をとっているようだった



そこも、佐原の狙い通りであった・・・。






美紀の部屋への侵入時・・・。



佐原は美紀の衣類、下着、アルバム類を没収してた。



その時に、アルバムにメモが挟まれていた



「島野 光」「090・・・・・」



最初は誰の事か判別が出来なかったが、



紗江の部屋から持ってきたプリクラ手帳を調べてみると



「美紀 ・ 光」 と書かれたプリクラがあった



キスや抱き合っているプリクラだった。




「普通の関係では、こんなプリクラは撮らないだろう」




佐原はこの、「島野 光」と言う男が、美紀の彼氏であると睨んだ




「こんな有害なプリクラを紗江に渡す行為・・これも許さないからな・・」




佐原はこのコンパの時間に合わせ、当日匿名を名乗り、「島野 光」の携帯に電話を入れていたのだった





「もしもし」



「あんた、島野 光さんだよね?」



「おめぇ誰だよ」



「あんたの女・・今日、浮気するぜ」



「はぁ?何言ってんだ?お前誰だよ」



「俺か?俺は美紀のSEXフレンドだよ」



「はぁ?」



「信用しないのか?」



「信用できるわけねーだろ!つーか、お前誰だよ!」



「馬鹿の一つ覚えが・・そうこうしてるうちに、また、他の男とやりまくるぞ」



「ウソをつくな!!」



「美紀、言ってたよ・・お前が遊んでるから、同じようにするんだ、とね・・クックック」



「そんなのウソだ信じねーぞ!」



「じゃあ、PM10時以降、連絡をしてみるんだな」



「何をしてるって言うんだ?」



「自分で調べるんだな、何処で何をしているのかな・・クックック」




島野 光は電話口でギャーギャー騒いでいた




「一つだけ質問がある」



「なんだ」



「美紀の部屋で、俺はアイツを何度もヒィヒィ言わせたけどな・・あんな緩いマンコで満足していたのか?」



「うるせーぞ!テメーぶっ殺してやる!」



「その前に、美紀を止めることだな・・ハッハッハ」




電話を一方的に切った・・・。







カラオケに向かいながら、美紀は何度もメール繰り返してるのは 



佐原の思惑通り、「島野 光」だった



美紀の表情は徐々に、嫌悪のある顔になっていった



メールが済んだと思うと、今度は携帯が鳴り始めた



美紀はさも、不味いという顔をしていた



数回コールしては、呼び出し音は止まったが、それを何度も繰り返していた



「島野は美紀が出るまで鳴らすのだろう・・」



そして



皆の列から離れ話をする



「誰と、何処に居るんだ?何しているんだ?」



と聞くだろう・・・



楽しいコンパが台無しになる・・



当然、美紀はウソを付く



島野はウソを見破る



ケンカになる



佐原が意図的に描いた簡単な構図だった




美紀と島野の行動は佐原の予測通りに動いた




「何て、簡単な連中だ・・」




佐原は静かに美紀へ近寄り始めた




人気の無いところで電話しながら、美紀は大声を出していた




「相変わらず、うるさい声だ」




『だから、違うって言ってるじゃん!マジ最悪』



『紗江と一緒だってば!』




美紀は予測通り、狂言を言っていた



『だからー!今日は紗江の家に泊まるって言ってるじゃん!』



自体は収集が付かない状況まで発展していた




「ザマーミロ・・」




『もういい!』




美紀は電話を切り、くるりと振り返った




『キャッ!』




美紀は佐原にぶつかった





『ビックリするじゃ・・』




「ビ・・ビ・・ビー」




佐原はガムテープで美紀の口を塞いだ




美紀の目は見開いた




「ウグー!ウグー!」




携帯を取り上げ、両手首にガムテープを巻きつけた




「静かにしろ・・言うこと効かないと殺す」




美紀は恐怖のあまり小便を漏らした





「シャァー・・ジョロジョロ・・」




「このヤロウ・・・」




佐原は首を掴みビルの隙間に美紀を連れこんだ・・・


































にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(愛欲)へ
にほんブログ村
にほんブログ村 小説ブログ 小説家志望へ
にほんブログ村
にほんブログ村 小説ブログ 脚本・シナリオへ
にほんブログ村

09:08:05

しばらく走ると街並みが寂しくなってきた



「AM 11:00か・・」



夜のプランに向けて佐原は時間の計算をした




「時間には余裕はあるな」




佐原は親が所有する別荘へ向かった




終始、佐原はニヤニヤ笑っていた




美紀が自宅へ戻り、部屋の異変に最初は気付かないだろう・・・



そして、異変に気付いた時、恐怖を感じるだろう・・・



「何故?ってな・・ハッハッハ」



「風呂に入り、着替えを出そうとした時に気づくのか?」



「それとも、その逆か?」



考えるだけで笑いが止まらなかった




別荘に着いた・・。



別荘の庭は広く、周りは外から見えないように塀で囲まれていた



佐原は駐車場に車を止め、荷物を下ろした



この別荘は親から自由に使って良いと言われているものだった



室内に荷物を一度運び込み、鞄から出した




「バサバサバサ」




佐原は一枚ずつ、没収品を眺めた




「似合わない下着や服ばかりだな・・何を考えて、買ってるんだ・・」




「ブラはAカップか・・ブラなんかいらねーだろ・・ブス、調子に乗りやがって・・」





佐原は美紀のミニスカートを持ち庭に出た



庭には、大きめの焼却炉が設置してあった。




「さて、火をおこしておくか・・」




ミニスカートに油を掛け焼却炉に放り込んだ




「ボッ!メラメラ・・」




佐原は焼却炉用に準備されている小枝や牧などをどんどん入れた



焼却炉の火が安定するまでの間に、没収品を持ってきた




「似合わねーんだよ、ブス」




そう言いながら、衣類から焼却炉の中に放り込んだ




「次は下着だ」




上下セットが15セット、他、Tバック、ローライズ、ストッキングなど次々炎の中に消えた




「汚い・・」




まるでゴミでも触るかのように摘まんでいた



一枚の未洗濯パンティを見た



それはクロッチにガッチリこびり付く固体の汚れが付いているものだった



「・・・これは使えるな・・」




その一枚をビニール袋へ入れしまい込んだ




「さて、燃え尽きるまで、紗江の写真でも見るか」




佐原は美紀の部屋から持ってきたアルバムを眺めて燃焼を待った




「この服も燃えたな・・ハッハッハ」




アルバムの中で着ている美紀の服を燃やした事を思うと笑いが込み上げた





1時間半後・・




焼却炉の火は鎮火してきた



確認口を覗くと、跡形も無く燃え尽きていた




「よし、戻るか」




佐原は、都内に戻ることにした




PM 3:00




「いい頃合いだ」




佐原は自宅に戻りシャワー浴び、変装用に着替えた



プランの継続の為、準備をし始めた




「ガムテープ」



「未洗濯の下着」




「この二つだけあれば十分だろう」




夕方、5時を目安に美紀の部屋へ向かった




「やはり、帰ってきてないか」




佐原は学校の帰りに、そのままコンパへ友人達と向かうであろうと予測していた



登校時の服が、その意思を物語っているように感じていたのだった



それから、2時間・・




PM 8:00




未だ、「美紀宅」不在




佐原は携帯を取り出し、コンパを行われる「○○屋」へ電話を入れた




「プルルル・・」




「はい、○○屋です!」




「今日、そちらで飲み会の予約してるんですけど、場所がよく分からないので住所を教えてくれますか?」



「はい、よろしいですか」




店員は快く、店の住所を教えてきた




「それと、予約で、葛巻さんって入ってますよね?」



「ええ!20時から承ってます、2時間の予約になってます」



「分かりました、皆にはビックリさせたいので黙っててくださいね」



「はい!分かりました」




「ニヤリ・・」




全て、プラン通りに進んでいた・・




「2時間、時間をフルに使って飲むに違いない・・・」




佐原はその間、指揮を高めるために、「XXドラック」を飲んだ・・




佐原の精神状態はとても神経が研ぎ澄まされ、野獣のようになっていた




「紗江に近づくんじゃない・・」



「紗江に近づくんじゃない・・」



「紗江に近づくんじゃない・・」




同じ言葉連呼しながら、美紀に対する憎悪心を膨らませていた・・・



























にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(愛欲)へ
にほんブログ村
にほんブログ村 小説ブログ 小説家志望へ
にほんブログ村
にほんブログ村 小説ブログ 脚本・シナリオへ
にほんブログ村

10:39:06


翌日。




佐原は朝早く、美紀のアパートへ向かった



紗江からの情報で、「明日は朝、落とせない講義がある」と聞いていて為



朝一からの張り込みをしていた




張り込み一時間後、美紀は佐原の予想通り、部屋から出てきた



美紀は、車の前を通り過ぎた



「相変わらず、センスの無いファッションだな・・・」



美紀の外出後、5分様子をみた



「ガチャ」



車を降り、美紀のアパートへ向かった



周りを気にしながら、一度ベランダへ・・



前日同様、鍵は閉まっていた




「・・・」




昨日と同じであれば玄関脇の窓はノーロック・・



そう思い、部屋の前まで行ってみた



「ニヤリ」



窓の鍵は掛かっていなかった



直ぐに車に行き準備を始めた



帽子を被り、革の手袋を嵌めた



マスクをかけ、靴の紐を締めなおした



その後、車をアパートの前へ止め、脚立を草むらへ隠した




その間、佐原は時計を気にしていた



実行までの時間の秒刻みで計算していた




「ここが第一関門だ」




目撃者がいないように細心の注意をはらっていた



そして、車をアパートから離れた場所に停めた



そして、さもジョギングをしている人間を装い、部屋へ向かった




「順調だ、所要時間、5分」




アパートに着くと一度部屋の前まで行き、もう一度不在確認をした



「良し・・」



窓を全開に開け、脚立を取りに行った



「さっさと片づけるか」



窓の下に脚立を置いた



「ルート確保・・」



周りを警戒しながら、脚立を登り一気に部屋に入り込んだ




「ブスの部屋は綺麗にしてても、ブス臭がするな」




佐原は直ぐに玄関の鍵を開け、窓下に置いた脚立を回収した




「帰りは裏から出ればいいな」




「カチン」




室内の鍵を閉めた




脚立を持ち、土足のままベランダ窓へ行き鍵を開けた




「カチン」




「カラカラカラ・・」




佐原はしゃがみながら脚立をベランダへ出した




「良し、予定通りだ」




外から人影に気づかれぬようカーテンをゆっくり閉めた




完全に佐原の思い通りに事は進んだ




「さて、始めるか・・」




室内を見渡した




「紗江の部屋より広く、綺麗にされている・」




物は整理され、掃除もまめにしている感じがした




佐原はクローゼットを開けた




「ニヤリ」




佐原は美紀の衣装ケースを発見した




その上には所狭しと、ハンガーにつるされた服が掛けられていた




「まずはここからだな」




佐原は衣類を厳選し部屋の中央へ投げ始めた




「これも、これもだ・・」




「バサッ バサッ」




部屋の中央に集められた服は、派手目の服、ブランド物の服、ミニスカート、新しめの服だった




「さて、次は・・」




衣装ケースを開けた




「これらは全部没収だ」



キャミソール、ブラジャー、パンティ、ストッキングなどを部屋の中央に投げた




美紀の衣装ケースは空っぽになった



所狭しとハンガー掛けされていたスペースもスカスカになっていた




「次だ」




押入れを開けた



「やはりあったか・・」



旅行用のトラベルバックと大きめの旅行鞄を見つけた



二つの鞄を取り出し、部屋中央に置かれた、衣類、下着類を全部詰め込んだ




「もう一ヶ所だ」




洗濯場へ行った




未選択の着替えは一日分、洗濯機の中にも少々あった




「ここのは下着だけ没収だ」




佐原は美紀の下着や服などを殆ど奪うのが狙いだった



だが、それは通り道でしかなかった



時計を見ると、部屋へ侵入してから、一時間経っていた




「予定よりも早かったな」




佐原は荷物の運搬をすることにした



玄関まで荷物を運んだ



「カチン」



辺りを気にしながら荷物を持ち部屋を出た



誰とも会うこと無くアパートの外まで出る事が出来た、



再び、草むらへ鞄を隠した




「ニヤリ」




直ぐに部屋へ戻った



次の目的は、帰宅時に如何に発見を遅らせるかだった



元のように、室内の鍵を閉めた



窓の鍵はそのまま掛けずに窓を閉めた



「発見を遅らせる。」



未選択の衣類を全部、没収しなかったのはその為でもあった



居間へ行き衣装ケースを閉め、クローゼットも閉めた



ひと仕事が終わり、部屋を見渡すと、カレンダーがあった



そこには汚い字で落書きのようなメモがされていた



そこには、来週の月曜日に、「コンパ♪」と書かれていた




「そのコンパは行われねーよ・・ブス・・」




「今日・・ニヤリ」




今日の日付に、「葛巻(くずまき)君達と○○屋コンパ♪」とあった




「やはり、予測通りだ・・本日実行だ」




制裁プランのコンプリートを確信した




「このブス部屋は用済みだ」




脱出の準備にかかった




「最後にアルバムをいただくか」




本棚に並べられたアルバムを数冊眺め、紗江が写っている物を没収することにした




「紗江、害虫駆除は俺がしておくからね」




カーテンをゆっくり開け




静かにベランダへ出た



周りを気にしながら脚立を先に下し、脱出した




その後は何事も無かったように脚立をその辺に立てかけ車を取りに行った



没収した鞄と脚立を難な車に詰め込み、その場を立ち去った






「ハッハッハ!!ブスには似合わねー服や下着は俺が処分してやる!!」





佐原はカーステレオをガンガン掛けながら都内を離れた


















にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(愛欲)へ
にほんブログ村
にほんブログ村 小説ブログ 小説家志望へ
にほんブログ村
にほんブログ村 小説ブログ 脚本・シナリオへ
にほんブログ村

10:28:22






佐原はある程度の距離を取りながら尾行をした。



美紀は電話をしながらコンビニへ向かっているようだった



店内に入っても電話を切る事は無いようだった



佐原も店に入り煙草を購入した



その間も、美紀の声は佐原の耳をついた

 



「気色悪い声でいつまでも話しているんだ・・」




美紀の持っていたカゴの中は弁当やら、お菓子やら乱雑に詰め込まれていた




佐原は先に店を出て外から中をうかがっていた



美紀はレジで金を払う際も電話を切らずに大声で話していた




「公共での迷惑と言う物も教えてやらないとダメなようだな・・・」




佐原は紗江に対する、有害的な人間と思うだけではなく




「人間として、女として価値が無い」と判断した。




その後、コンビニでの買い物と言うことは自宅へ戻るのだろうと考え先回りをした



美紀は佐原の読み通り自宅へ戻ってきた



佐原は物陰に隠れた




「えー!マジで?いつ」



「明日!絶対行く!葛巻君にも逢いたいし!」



「・・・」



美紀は電話の相手と会話をしながら部屋へ入った




「明日・・・葛巻君・・・」




佐原はニヤリと笑った




当初の予定としては2,3日のリサーチをかける予定だったが



「明日の予定の情報を入手した今、これを逃す手は無い」



そう思った。




「大幅にプランの進行が進むな・・」




その後、外で美紀の部屋の監視を続けた




午前一時を過ぎた頃、ようやく美紀の部屋の電気が消えた




「いつまでも、ダラダラ起きてやがって・・ブスがっ!」




車に乗り込んだ




「美紀・・女として最低な生き物だ・・・交友関係も腐っている、このままでは紗江も腐ってしまう・・」



「紗江、俺が腐ったクズ共から守ってあげるからね・・」




佐原はアクセルを強く踏んだ





「ブォォォォー」




佐原のアルファロメオは勢いよく都内の街を駆け抜けた





「ブルルル・・・」




佐原の携帯がバイブした




「バイブのままだったな」




見た事のない電話番号だった




『もしもし』



『遅くにごめんなさい。佐原さん、紗江です』




突然の電話に佐原の心臓は突き刺されたような衝撃が走った




『さ・・紗江ちゃん?』



『寝てました?』



『いや、起きてたよ。どうしたんだい?』



『えー・・。いつ掛けてきてもいいって言ってくれてたから掛けてみました(笑)』



『嬉しいなぁ 紗江ちゃん』



『今、もしかして仕事中ですか?』



『いや、ドライブしてたんだ』



『一人で?』



『あぁ』




佐原は紗江が自分が一人だと思っている事に嬉しく感じた




『本当ですか?』



『本当だよ、こうして車で走るのが好きなんだ』



『えーいいなぁ。今度誘ってくださいよ!』



『誘っていいのかい?』



『はぃ・・』




この時、佐原は紗江の自宅近辺で室内監視を始めていた



「はぃ・・」この時の紗江の顔はとても真っ赤になっていたのをモニター越しに見ていた




『じゃぁ 今度、都合のいい時に電話して、予定をあけるから』



『本気にしちゃいますよ!(笑)』



『あぁ、俺も本気さ』





佐原のモニターには紗江の顔がアップで映っていた



全身を見たいと思い、ピントを全身に合わせた




『紗江ちゃんはもう寝るところかい?』



『はい、明日は午前から落とせない講義があるから早寝しないと寝坊しちゃうんで(笑)』



『そっか、今日の最後に俺の声を聞いてくれてありがとう。紗江ちゃん』



『わぁ・・なんか、そう言われるととても・・大事に・・いえ・・あの・・もぅ!佐原さんがからかうから何を言ってるか分かんなくなっちゃっうじゃないですか!(笑)』



『本当に紗江ちゃんは可愛いね(笑)』



『そんな事無いですよ(笑)』



『あるよ(笑)。』



『・・・』



数秒の沈黙があった・・




『じゃあ、おやすみ』



『お休みなさい、佐原さん』



電話を切った




佐原の手に持たれたモニターには紗江がパジャマ姿で嬉しそうにしている姿が映し出されていた




「絶対に守ってあげるからね・・・紗江・・」




佐原は自宅に向かいながら考えた




「明日の講義は落とせない」



「寝坊を出来ない」



「紗江と美紀は同級生」




美紀も明日は午前中から不在になる・・・



そう確信した





「明日、プラン③~⑥まで一気に実行できるな・・・覚悟しろよ・・ブス」




佐原の制裁プランは翌日から実行されることになった



























にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(愛欲)へ
にほんブログ村
にほんブログ村 小説ブログ 小説家志望へ
にほんブログ村
にほんブログ村 小説ブログ 脚本・シナリオへ
にほんブログ村

00:41:16
この記事はブロとものみ閲覧できます

Category:官能小説│ コメント:--│ トラックバック :--
全記事表示リンク
にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 小説ブログ 脚本・シナリオへ
にほんブログ村

全ての記事を表示する

にほんブログ村 小説ブログ 小説家志望へ
にほんブログ村
にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(愛欲)へ
にほんブログ村
リンク
このブログをリンクに追加する
ガンダムOO名言葉
プロフィール

強者☆[NEOS]

Author:強者☆[NEOS]
人間の精神

人間の触れない部分を描く 最高の物語を描きます

最新コメント
最新記事
カテゴリ
FC2カウンター
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
未設定
--位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
未設定
--位
アクセスランキングを見る>>
仁王立ちだZE★霧雨魔理沙

まよねーず工場
ブロとも一覧
月別アーカイブ
最新トラックバック
FC2ブログジャンキー

「アクセス数が全然伸びない…」そんな悩みをブログジャンキーが解決します!

FC2拍手記事別ランキング
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード