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屈辱・羞恥・教育・官能小説
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11:52:25


佐原は足早に「HEAVENS Cafe」を出た




紗江が言っていた、親友の女「平井 美紀」の情報源が気になって仕方が無かった



居酒屋「ヤミーズ」の付近に隠れるように待機し、紗江が出てくるのを待った




1時間後。



バイトが終わった、紗江は一人の男と店から出てきた




「アイツは誰だ・・」




二人は少し、深刻そうな顔をしていた




「もしかして・・奴が葛巻か・・」




佐原は番号非通知で葛巻へ電話した





「ピリリリ!」




その男は携帯を取り出し、何か紗江に話していた




「非通知、一体誰だ・・そんなとこか?」




男は電話に出た




「もしもし、もしもし」




間違いない、、紗江の部屋から入手してきたメモの番号はあの男



「葛巻」だ・・。




佐原はそう確信し、無言で電話を切った




『あれ?切れたよ』



『誰?』



『非通知なんだ』



『そう・・なんか恐いね』



『誰かが、携帯新しくして掛けてきたんだろ』



『そっか』




紗江と葛巻は、数分歩き、朝までやっているファミレスへと入った





「外から確認は出来るが、中に入る訳にいかないな・・」




佐原は、二人の会話が気になって仕方が無かった




顔を見られてた訳では無いが・・



どうも気になる・・




「まさか・・」




佐原の脳裏に「平井 美紀」の顔が浮かんだ




「あの女・・話しやがったな・・」




当然、自分とバレている訳ではないが、不安要素ではある・・




「障害は全て、排除する・・・」




佐原は急いで場所を移動した






「はぁっ はぁっ・・」





佐原の向かった先は、紗江の自宅であった




合鍵をドアノブへ差し回した




「カチャ・・」




紗江の部屋へ入り込んだ




佐原は慌てるように、部屋の中央へ行き電気をつけた





「どこかにあるはずだ・・」




佐原は紗江の本棚、サイドボード、卒業アルバムなど次々に出して何かを探した



葛巻との話しは多少は長引くだろう・・



だが、今日は、ここにもそうそう長居は出来ない




「ペラ、ペラ・・」




「あった・・」





佐原は紗江の高校の卒業アルバムから、「平井 美紀」の実家の住所を見つけ出した




「・・・ニヤリ」




「シッカリとお灸を据えないとだな・・・クズ女・・」




佐原は、本棚やサイドボードを綺麗に直した




「喉が渇いたな・・」




冷蔵庫を開けた




中には部屋で飲もうと思っていたのかビールが数本入っていた




「・・・」





佐原は室内のテーブルの上を見た





テーブルの上には、コンビニで購入したと思われる、弁当の残りカス



飲み干された、空き缶、煙草の灰、テレビのリモコンと所狭しに置かれていた




「・・・」




次に、出し忘れているのか、貯め込んでいるのか分からないくらいあるゴミを眺めた




「紗江は、本当に俺が付いてないと何も出来ないんだね・・」




「これだけ汚してれば、空き缶が一つ増えた所で分かりはしないだろう」




佐原はビールを取り出し、「ゴキュゴキュ」と飲み干した




飲み干した缶をテーブルに並べられている缶の所に置いた





「さて、このゴミを一袋いただいて行くか」




紗江の部屋から、燃えるゴミがまとめられた袋を一つ持ち部屋を出た





そのまま、足早に自宅へ戻り、紗江の部屋から持ち出したゴミを置き



車のキーを持った




「平井 美紀・・待ってろよ・・」




佐原は美紀の実家へと車を飛ばした













ファミレス




『ねぇ、何が分かったの?』



『実は、昨日、見た事の無い番号で電話が入ったんだ』



『それで?』



『一方的に用件を言うんだ』



『うん』



『お前の友達に、美紀と言う女が居るだろうって』



『それで、その男が言うには・・』




「平井 美紀に関わるな、関わると、ろくな事にならない」



「平井 美紀に関わったおかげで、数名の学生が暴行を企てられた」



「彼女の失踪には大きな事件が背後にある」



「下手に首を突っ込むと、死ぬことになるかもしれない」




『って言うんだ』




『えっ・・何それ』




『分かんないんだ』



『美紀は遊んでいるようなところがあったから、何かヤバイ事に手を出したんじゃないかな・・』



『ヤバイ事って・・そんな事ないよ!美紀は普通だよ』



『うん・・俺もそう思いたいけど・・』



『その番号教えて!私が掛けてみる』



『ダメだって!危ないよ』



『このまま、ほっておけないよ』



『うん・・でも、俺もそう思って、この番号に掛けてみたんだけど、全然通じないんだ』



『圏外?』



『いや、使われてないって・・』



『えっ・・』





紗江は身の毛の凍るような恐怖感を感じた




『とにかく、今は何もしない方がいいし、知らない方がいいよ』




『・・うん・・』




紗江は、納得しきれないが、無理矢理その場は葛巻に合わせた





『なんか、ごめんな、恐くなったんじゃない?』




『恐くなったよ・・でも、心配・・』




『もしかしたら、俺、見張られているかもだな・・』



『えっ・・』




『さっきの非通知・・気になるな・・』




『えぇ・・恐ぃ・・』




『なーんてね(笑)大丈夫だろ』




『う・・うん。』




それから、二人は念のため、徒歩では無くタクシーでそれぞれ自宅へ帰ることにした































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