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屈辱・羞恥・教育・官能小説
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10:38:34
美紀は部屋に辿り着いた・・・



途中、今日の出来事は夢だ、悪い夢を見たんだと何度も自分に言い聞かせた



歩くたびに裂けるような痛みを感じる下半身



滑りがある陰部が、現実を忘れさせないかのようにさせた




「ガチャ」




美紀は倒れこむように部屋へ入った



見知らぬ男たちの体液や尿・・・



髪も放出された尿でとても臭かった



部屋の真ん中で座り込み泣きじゃくっていた




「こんな事は忘れたい」



「もう「島野 光」とも関わりたくない」



「このまま、東京に居るとまた同じような事があるかも知れない」




時間が経つにつれ、恐怖が甦った




「恐い、恐いよぉ・・」




佐原の言った



「死ぬまで監視を続けるからな・・・」



「このまま死ぬか」



男たちの言った



「約束を守れ」




何度も頭の中をその言葉が巡った




「いやぁぁぁぁー」




美紀は、そのまま部屋で気を失ってしまった







紗江・・・。



紗江は美紀と約束をしたコンパの日の確認をしようと電話をしていた



「電波の届かない・・・」



「あれ?珍しいな、メール打っておこう」



バイトの合間に美紀にメールをした





数時間後・・。




美紀は目を覚ました



相変わらず下半身は痛みがあった



とにかく、今は忘れよう・・・



シャワーを浴びることにした



裸になり、シャワーを浴び始めるとリアルに思い出されるものがあった


何かに取りつかれたように体をゴシゴシ擦った



肌が赤くなる程だった




下半身はシャワーが当たるだけでビリビリと染み渡った



痛みを堪えシャワーを上がりバスタオルで体を拭いた



美紀は当たり前のようにクローゼットを開けた




「あれ・・・」




ハンガーに掛けた服が明らかに減っているのに気がついた




「なんで・・・えっ?えー?」




目の前の状況が信じられなかった




「無い・・服が無い・・」




慌てながらも全裸ではいられない・・・




美紀は衣装ケースを引いた




そこにあるはずの下着が一枚も無い



「えぇぇ・・」



3段になるケース全部を開けてみた



ケースの中は全部空っぽだった



「下着がない・・」



心の底から恐怖が湧きあがった




「自分をレイプした連中の仕業なのか・・・」




「それとも、島野 光 の仕業なのか・・・」




空っぽのケースを眺めながら固まった




「まだ・・終わらない・・この恐怖は続く・・」




頭の中にそう過ぎった




体の震えが止まらなかった




「どうしよう・・・」




でも全裸でいる訳にはいかない




洗濯物を洗って取り合えず乾かして着けよう



洗濯場でも愕然とした・・



未洗濯の物まで無くなっている・・・



残っている服は数年前に買った今時誰も着ない様なものばかり・・




自分の部屋がとても恐くなった・・






「いやぁぁっー」






美紀は全裸のまま発狂した




涙と恐怖に襲われながらも、ある服をかき集めた




「誰かが来る・・誰かが来る」




一刻も早くこの場を逃れたい




また、見知らぬ男達に犯される




慌てて部屋を出ようとした時、コートの男の言葉を思い出した




「田舎に帰れ・・・」




このままこの部屋に居たら、あの悪夢が繰り返される・・




美紀は適当に服を着て、コートを羽織り部屋を飛び出した






数日後・・・。





学校へも出てこない、電話をしても繋がらない事を不審に思い



紗江は美紀の部屋を訪れた



郵便受けには大量の郵便物



部屋は鍵が閉まっており、暫く不在のような気配だった




「どうしたんだろう・・・」




突然の友人の失踪に困惑した



その夜、バイト先に美紀の男友達が来た





『いらっしゃいませー!』




葛巻(男友達)は紗江に手招きをしてきた




紗江は友人の所にすぐに近寄った




『ねぇ、美紀が連絡とれないんだけど』




友人より先に、紗江は話し始めた




『美紀・・?アイツは休学したらしいよ』



『休学?』



『うん、この間、一緒に飲んだんだけどさ、急に居なくなっただよね・・』



『何か関係あるの?』



『分かんないけど・・・』



『それと、俺の友達がこの間、知らない奴にいきなり暴行を受けて今入院してるんだ』



『えー・・恐いなぁ・・』



『美紀の件は関係無いと思うけど、いちお報告しておこうかと思ってさ』



『ありがとう。葛巻君』



『じゃあ そう言うことで』




葛巻は食事もすることなく立ち去った





『あれ?お客さんじゃなかったの?』



『友達です。すみません』




その後、時間はいつもどおりに流れた



親友の突然の休学や暴行事件の話を聞き



紗江は何かしら、心の奥底から感じる恐怖があった




数日後・・・。




紗江は講義を受けていた




「ブルルル」




携帯のバイブが鳴った



画面を見ると見知らぬ番号だった



こっそりと講義を抜け、着信の番号に電話をした




「プルルル・・」




『もし・・もし』



『あの・・着信があったんですけど』



『紗江?』



『み・・美紀?』



『うん』



『どうしたの?突然休学とか言うし部屋には居ないし、心配したよー』



『ごめん・・暫く東京を離れないといけなくて』



『何かあったの?』



『言えないの・・ごめんなさい』



『今は?』



『実家』



『そっか・・』



『ねぇ、美紀、なんか私不安なの』




美紀は悪夢が甦ってきた



震える声で




『ど・・どうしたの・・』




『美紀の件は無事なのが分かったから良いんだけど、周りも物騒な事が多くて』



『物騒?』



『うん。この間、葛巻君が店に来たんだけど』




美紀は葛巻の名前を聞いたとたん 大きな声を出した




『葛巻・・葛巻・・はぁ、はぁ』



『ねぇ、どうしたの?美紀』




美紀は息を荒げていた



『大丈夫?』



『ごめん・・紗江、あの男に関わるとロクなこと無いよ』




美紀は思い込みに翻弄されていた



『どうして?』



『アイツは疫病神だよ・・アイツとさえ遊びに行かなかったら・・』



『変だよ どうしたの?』



『・・・』



『葛巻、何か言ってた?』



『友達が暴行されて入院してるって』



『あの男達だ・・』




美紀は自分を襲った連中だと思い込んだ




『誰?男達って』



『・・・紗江、私から連絡があった事は誰にもしゃべらないで!お願い!』



『う・・うん・・分かった』




美紀は突然電話を切った




「ツーツー・・」




「一体何があったんだろう・・・」




美紀の異常さに驚いた




「葛巻君が・・何か関係しているのかな・・」




紗江は葛巻のクラスへ向かった・・




























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