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屈辱・羞恥・教育・官能小説
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10:36:25
佐原と紗江はNEOSホテル最上階のラウンジに来た。



エレベーターを降りると大きなガラス窓が夜の都会が一望できた




紗江は小さな声で言った




「うわぁー綺麗」




佐原の思惑通りだった




『私、こんな高級な所に来たの初めてです』



『そう(笑)これからはいつでも連れてきてあげるよ』



『本当ですか?』



『紗江ちゃんさえ良ければね』





さりげなく、紗江の手を引きラウンジの中へ入った




『いらっしゃいませ』





店員が佐原に声を掛けてきた






『佐原だが』



『オーナーからお聞きしています。どうぞこちらへ』





紗江はただ唖然として着いて行った



用意された席は、とても夜景が美しく見え、隣の席とは高い仕切りがあった





『紗江ちゃん。ここは、この夜景を見ながらゆっくり話が出来る場所なんだ』



『凄い綺麗です』




『ここで、プロポーズをしたり、向かいのビルで光の演出をしたりする人もいるんだ』




『凄いです、素敵です』




『二人の時間を二人だけのものとする為に、この仕切りが敢えて付いているらしいよ』



『そうなんですか』




『好きなものどうしなら二人だけの話もあるだろうからと、数席用意したんだって』



『詳しいですね』




『ここのオーナーも知り合いだからね』






二人はカクテルを頼み、ゆっくりと話を始めた





紗江は、学校生活や、バイトの事



佐原は行ってもいない海外の話をした





『ごめんね、今回はお土産買ってくる時間がなかったから、ここで埋め合わせさせて欲しいんだ』




『そんなぁ、お土産なんていりませんし、それに、私みたいな小娘に・・どうして・・』




『君が魅力的だからさ』



『佐原さん・・・私、勘違いしちゃいますよ・・・』



『どんな風に?』





紗江は顔を真っ赤にした





『えー・・今は言えません(笑)』



『なんだよそれ(笑)』



『秘密です・・・今はまだ・・』



『今は?』



『はっ・・そうです(笑)』





見透かされている・・・紗江はそんな気になった





『そう言えば、今日・・・少し元気が無かったような気がしたんだけど何かあったの?』




『えっ・・・分かるんですか?』



『気のせい・・かもしれないけど・・』



『佐原さん、聞いてくれますか?』



『あぁ。君の為なら何でも聞くよ』





紗江はまず、友人 美紀の事を話し始めた





『急に連絡が取れなくなって・・・』




それからの何日間の事、突然の休学の事を話した




『急にその娘が居なくなったのは何か理由があるんだろうね・・』



『親友だから、何も相談なしでって言うのが、どうしても気になるんですよ・・』






「自分の行った制裁がそこまで効果を発揮したのだ」





佐原は腹の底から笑いが込み上げてきた





『で、今はどうしてるの?彼女は自宅?一人暮らし?』



『一人暮らしなんです』





紗江は正直に美紀のデータを話してきた




『その部屋にも居ないの?』



『居ないんですよ』



『そうか・・心配だね』



『でも、連絡があって』






「何?」





『そう、なら良かったね。何か言ってたかい?』



『詳しい話は何も話そうとしないんですよ、ただ・・』



『ただ?』



『凄く、脅えている感じでした』



『何かあったのかもしれないね』



『それ以外にも、その娘の男友達が暴行受けたりとか』



『暴行?』



『ほら、佐原さんがうちに来てた時に来てた同級生の男の子達・・』



『あぁ・・何となく覚えているよ。しかし、何故彼らが?』



『分からないけど、美紀が言うには・・』



『女の子の名前は美紀さんって言うんだね?』



『あっ、ごめんなさい(笑)つい普段通りに言っちゃった』



『いいよ、続けて』



『もう一人の男友達の仕業だって』



『男友達?』



『どうか分かんないけど・・美紀はそう言ってました』



『その男友達とは話をしたのかい?』



『はい、しました。だけど、身に覚えが無いって・・それより、一緒に飲んでる時に急に居なくなったって言ってました』



『うーん・・何とも言えないね・・』



『その友達が言うには、なんか、彼氏と電話で喧嘩してたとか言ってましたけどね』



『それが原因のかもね・・』



『私もそう思うけど、なんで葛巻君を美紀が疑うのかが気になって・・』



『葛巻君・・・。』




「あの番号の男の名前か?」




『あぁ、まただ、ごめんなさい。もう一人の男友達の名前です』



『そうか(笑)でも、紗江ちゃん。火の無い所に煙はたたないんだ、用心しないとダメだよ』



『葛巻君はそんな人じゃ』



『僕からのお願いだ・・紗江』






佐原の心配そうな顔を見た紗江は胸が締め付けられるような気がした




「ぁっ・・」




佐原は紗江を抱きしめた




紗江は唖然としたまま、ガラスに写る自分たちを見つめてた




紗江の心音が物凄く大きくなっていた




佐原は紗江の髪を避け首元に軽くキスをした





「ゾクゾクゾク・・」




紗江の体に電流のようなものが走った




「佐原さん・・・紗江・・感じちゃう・・」




佐原は紗江の目を見つめ口づけをした





普段味わえない環境



楽しい席



美味しいお酒



不安からの解放



絶対的な優しさと安堵




この最上階で、仕切り一枚と言うスリルが加速度をあげる・・・






佐原はそう考えいたのだった・・・







「紗江・・僕が守ってあげるからね・・」








「ぁっ・・佐原サン・・」
































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