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屈辱・羞恥・教育・官能小説
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17:53:43


美央の車は何処に寄る事も無く自宅へ向かった。

京介はマンション近くにタクシーを停めそこから歩いた。

美央は車を駐車しマンションに入った

京介は美央の部屋の電気が点くまで外で待機しそれから自分の部屋へ向かった。



京介は自部屋でいつも通り美央の監視を始めた。

美央は既にシャワーを浴びているようだった。

シャワー浴びると多少部屋でくつろぎ、すぐに就寝した。

京介はプランの進行状況の計算をしていた。




来週プラン発動すれば全ての始まりである・・

また、会員制クラブへの接触。美央との距離、全てが念密に計算されていた。


翌週・・



『 ㈱MIO プロデュース 』


ゲレックス社の飲料は派手なTV宣伝と雑誌での宣伝が繰り広げられた。


CM起用の 『てんてん』 の爆発的人気の効果もあり商品は飛ぶように売れ始めた


数日間、京介は都内のデパートやイベントなどで実演販売をこなし見る見る内に売り上げを上げた。


美央から連絡が入った・・


『京介君!お疲れ様。今の所凄い勢いで売れてるわ!本当に本当にありがとう・・。』


少し声が涙ぐんでいるようだった・・


『社長 良かったですね。あと少し頑張ります』

『終り次第 連絡ちょうだい!!今日は会社の皆で祝杯をあげるから』

『私は 他者の人間ですよ・・それには参加できませんよ』

『いいじゃない 気にしないで、それと・・今日会長を紹介出来ると思うの・・』

『会長ですか・・?・・それは・・御挨拶したいですね』

『そうでしょう!だからおいで京介君。今後の事もあるから・・今、顔会わせておいた方がスムーズに話が出来るから それに、てんてんさんも来てくれるのよ!』



『えっ?てんてんさんも??』



『京介君。てんてんが生で見てみたいですね~』



『へぇ~ 京介君はてんてんさんみたいな人が好みなんだ~』



『な・・何言ってるんですか(笑)私は社長 一筋です』

『(笑)もぅ馬鹿ね冗談よ!早く来てね』


『分かりました・・では後程・・』


京介は残りの商品を自分で買取し無料で商品を配り時間短縮とイメージUPに勤めた。

商品も全て無くなり後片付けをし㈱MIOへ向かった。




「ヒロシのお出ましか・・。取り合えず目立たないようにしておくか・・あと・・てんてんか・・・芸能人やし見ておくか・・」 


㈱MIOの目の前まで来たとき高級な外車が入り口に停まっていた。

運転手が後部座席に周りドアを開けるとスラッとした紳士が現れた・・

入り口には全社員が紳士を待ち構え出迎えした。

その中央には凛とした姿で出迎える美央がいた


『美央・・今回のプラン大成功だね。おめでとう』

『会長のご理解と社員全員の協力があっての事です。ありがとう御座います』


深々と頭を下げ会釈をした。



フロアー全体に拍手の音が聞えた

京介はその人混みに紛れて社内に紛れこみ入り込んだ。

その後、全員は社内にある大ホールにて祝賀を始めた。

京介は目立たぬようにホールに隅の方に居た。

会長・社長の挨拶の後、皆で乾杯をした。


その後。てんてんの祝辞が始まった。



男性社員はてんてんに夢中になり歓声が沸きあがっていた


会長の元へ数名の社員が集まり祝杯をあげ、かなりの大盛況ぶりを思わせた。


ヒロシも今回のプロジェクトの成功と社員たちの喜びに満足げだった。





そんな中京介の携帯が鳴った。

着信は美央だった






『京介君。来てる?どこにいるの?』

『はい、参加してました。皆さんが引けた頃会長にご挨拶にお邪魔します。今日は貴女が主役です。私は遠くで見守っていますから(笑)』

『もう(笑)早くこっちに顔出してね!!』

『はい』

そうは言っても、美央とヒロシの周りには常に人が沢山居た。




キョロキョロしながら千佳が現れた・・・



京介を探していたのだろう。やはり、自我が強くなり始めている・・・



京介を見つけると、とても嬉しそうな顔をして駆け寄ってきた。




『お疲れ様。千佳さん』




京介は社交的に会話をした。



千佳は自分の気持ちを抑えながら



『お疲れ様です・・(*´∀`*)・・京介さ・・ん。』



『今日は大丈夫そうだね・・』



『はい・・大丈夫・・です・・』



『薬は?』



『飲んでます。あれ・・飲むと頭痛いの止まる・・だから飲む・・(*´∀`*)』



『飲みすぎはダメだよ・・言われた通りに飲むようにね・・』



『はい』



『今度 また あのカフェに行こうか?』



『はぃ(*´∀`*)』




そんな最中、美央はその場を離れ京介の所に来た。





『あっ・・千佳ちゃん、 京介君探してくれてたの?』



『はい、今そちらに・・と・・』



『そう ありがとう』




千佳は次第に美央に対してヤキモチに似た憎悪を感じていた。



自分の大事な京介を独り占めされているような気がしていた。




『ほら・・京介君。早く早く!会長帰っちゃうよ!』

『えっ?そうなんですか?ではすぐに!!』


美央はヒロシの元へ京介を連れて行った。

千佳は美央を睨みつける様に苛立ちを見せた




『千佳の・・・きょう・・すけしゃん・・なのに・・・』




京介は千佳の暴走を食い止めるように・・・




『社長。テーブルに鞄を置いてきたので、今 持って来ます。名刺無いと会長に失礼ですからね・・』



そう言い千佳の元へ行き 






『千佳・・俺が好きなのはお前だけだから・・我慢だよ』



『はい。大丈夫です。』



シッカリとした返答をした。




千佳は直ぐに美央の所へ駆け寄った。




『会長!この方が商品のタイアップ・プランなど物凄く協力してくれた「哀川 京介」さんです。』


美央はヒロシに京介を紹介した。


『これはこれは、ご挨拶が遅れましてすみません。会長を勤めてる・・「闇田 ヒロシ」と申します。今後ともよろしく御願いします』


そう言い手を差し伸べた




京介は握手を交わし名刺を出して挨拶をした


『会長様ですね。初めまして、哀川 京介と申します。私は少し手伝った程度です。美央社長のバイタリィティとアイデアは素晴らしくとても勉強になりました。有難う御座います。』


京介はヒロシの手を握った


『君が・・哀川君か・・どうだね、我社に来る気は無いかね?』

『いや・・私の様なものではご迷惑を掛けるだけかと・・』


美央が他の社員と話をしてるのを見計らいヒロシは言った・・




『哀川君から見て、美央はどうだね?』

『と・・言いますと・・何についてでしょうか?』

『社長として・・女として・・どう思う?』

『何故に・・私に?』

『君が好意的な動きをしてくれてたのは聞いている・・そこに裏は無いんだろうね?』

『会長・・私は・・確かに社長に好意を持ってます。ですが・・それはビジネスの上で尊敬に値するものと思っています。』

『ほう・・素晴らしいね・・哀川君。これからも一つ我社を助けてくれるかね?』

『私の出来る事であれば全力でやらせてもらいます』



『ワッハッハ そうかそうかね。』




そう言うと ヒロシは高らかに大声で笑い満足そうだった




『おーい! 皆、よく聞いてくれ ここに居る哀川君があってこそ、我社の商品の成功が導かれた!今宵の主役は 哀川君だ!!』


そう言い 再度 乾杯の音頭をとった

その光景を美央はとても嬉しそうに見ていた・・

ちくいち、美央はヒロシに報告していたのだろう・・ヒロシは今までの功績・実績なども評価し京介を称えた。

ホールは盛り上がり京介は主役に祭り上げられた



美央は遠目離れたところから京介にVサインをした。

美央の子供の様な表情に京介の心はぐら付いた


内心はここまで祭り上げるヒロシが何を考えているのか気になった。

そうこうしている内にヒロシの姿が無い事に気が付いた・・


『社長・・会長は?』

『皆を盛り上げて、その隙に・・・(苦笑)』

『ダシに使われましたね。私(笑)』

『まぁ いいじゃない(*´∀`*) 今夜は貴方が主役よ!飲みましょう!!』



嵐の前の静けさとは反対に、この祭りの様な光景が・・いつまで続き 

全てが上手く周り始めた・・誰もがそう思っていた・・・


和やかにパーティは終局を迎えた。

最後に美央が社員達に挨拶を行っていた。

京介はそれを最後まで見る事無く ホールを後にした。

少し寂しげな気持が残っていた。



その後マンションには戻らずに以前から住んでいたアパートの方に戻った。

パーティ終了後。美央から数回電話が入ったのが、その電話に出ることは無く部屋で天井を眺めながら考え事をしていいた。




翌日 



京介はある行動に出ることにした・・。

いつも通り、美央へのアポイントを取った。

美央は、昨日何度も電話をしたのにと少し不満そうに話してきた。


『社長。 すみません あまりにも嬉しくて飲みすぎて部屋でダウンしちゃったんですよ・・』

『そっかぁ!主役だったもんねぇ(笑)今日はこれから来れるの?』

『はい 間もなく向かいますので 宜しいですか?』

『じゃあ 待ってるわね』


美央の声はとても弾んでいた


美央との電話の後、京介は自分の会社の社長室へ行った。







『哀川君 どうしてもか?』

『はい・・もう決めたことです。引継ぎはちゃんとしますので・・』

『もう一度 考え直してくれないか?給料も上げるから なぁ 哀川君』

『すみません。最初からこれが最後の仕事と決めていたんです』



『今後、㈱ MIOとの付き合いの方はどうなるんだ!』



『ですから、ちゃんと引き継ぎをしますと話したではないですか』



『しかしだな・・先方が納得するかどか・・』


『大丈夫ですよ。今から 美央社長にお願いしてきますので』



『うーん・・・しかしだな・・なんとかならないか?』



『では、月収100万いただけますか?それなら考え直します』



『ひゃ・・百万?馬鹿言ってるんじゃないよ!そんなに出せる訳ないだろう』



『今回の仕事の利益少なく見積もっても1000万近くあるはずですけどね』



『それは・・そうかも知れないがその金額は無理だ』



『分かってますよ社長。冗談ですよ(笑)いずれにしても私の気持ちは変わりはありませんので・・』

『・・・分かった・・では㈱ MIO方への引き継ぎはよろしく頼む・・』



『はい』





京介は退職願を出した。



その後、引継ぎの為若手社員を連れて㈱MIOへ向かった・・・。





『京介さん 自分で大丈夫ですか?』

『何がだ?』

『いや・・あの社長は気難しいので有名じゃないですか・・』

『よく話をしておくよ、心配無い』

『ところで京介さんはこれからどうするんですか?』

『俺か?・・・そうだな・・秘密だ(笑)』

『えー!!困ったときは連絡入れますからサポート御願いしますね!』

『分かった』


2人は ㈱ MIOに着いた

アポイント通りに社長室へ向かった


『コンコン』


千佳が直ぐに社長室へ通してくれた


『お疲れ様です 社長』


京介は深々と頭を下げたのを見て、慌てて連れの社員も頭を下げた



『あれ?今日は1人じゃないのね、京介君』

『はい。 色々ありまして・・』

『新入社員かな?京介君はやり手よ沢山吸収したらいいわ(笑)』



美央は京介の事を高く評価している意思表示を連れの社員にもアピールした。

京介は美央と昨晩のパーティの話をしながら仕事を進めた

美央は京介をだいぶ意識しているようで終始笑顔で見つめていた。




『今回は本当にありがとう。これからもよろしくね(*´∀`*)』

『社長・・その話は・・社員がいますんで・・』

『あっそうね・・ごめんね京介君』

『あと・・社長。お話があるんです・・』

『言ってみて』

『社長、突然ですが担当が変わりますので・・・』

『えっ?なんで!嫌よ、ダメよ、京介君じゃなきゃ・・・』

『社長すみません』



深々頭を下げ


『お世話になりました。美央社長・・』

『ちょっと待って!京介君 少し2人で話しましょう』

『今は・・会社の人間が居ますので・・勘弁してください・・』



美央は急に千佳を呼び出した


『はい 社長どうしました?』


少し涙目の美央を見て千佳は心配した





『社長・・どうかしたんですか?』



『今日の夜の予定は全て キャンセルして!』

『でも・・今日は・・ゲレックス社の社長との打ち合わせが・・』

『無理なの本当に無理なの。今日はもっと大事な事があるの!明日にずらすように御願いして』



千佳は乱暴な口調に不満そうに返答した



『・・・はい・・分かりました』




そんな美央を見て社員が小声で話しかけてきた


『京介さん。マジ無理ですよ・・自分には・・』

『大丈夫だ・・心配無い・・』




千佳が再び美央の元へ・・・


『社長・・ゲレロ社長OKしてくれました・・』


そう告げ直ぐに社長室から出て行った。




『京介君。今日の夜大丈夫よね?』

『・・・』

『ねぇ!京介君!聞いてるの!!』

『分かりました。社長・・少し落ち着いて下さい大丈夫ですよ・・』



美央は自分の手元から離れていくような気がしてならなかった


その後、夜の約束をして㈱MIOをあとにした・・

帰社中、連れの社員は今後の引継ぎでの不安点など多々言ってきたが

京介の耳には入らなくカラ返事ばかりしていた


『京介さん。夜、美央社長と会うんですよね?よろしく御願いしますよ!』

『あぁ・・分かった・・』


その後も美央はひっきりなしに電話をしてきた

京介は優しく話をして、必ず待ち合わせに行く事を伝えた














11:39:52
京介は㈱MIOを出て考えた



美央の言う大事な話と言うのが読みきれなかった・・



「一体なんだ?・・恋の相談か?仕事の話か・・?」



そんな事を考えながら会社に戻り業務をこなした。

思いのほか時間はかかり夜9時を周ろうとしていた・・・。

PM9時を過ぎ・・遅くなったな思いながらも美央に連絡を入れた。






「プルルル・・」





『京介君?終った?』


電話を待ちわびているような口調だった



『社長。すみませんでした。遅くなりまして・・後日に致しましょうか?』

『いいのいいの(笑)私もやる事が有ったから。今、会社でしょう?私、迎えに行くわ。車だし』

『えっ・・それは・・申し訳ないので・・しかも小さな会社ですから恥ずかしいです・・。』

『男でしょう!そんな事、気にしちゃ駄目よ(笑)』




そう言い美央は京介の会社に向かった。

美央は昨日の埋め合わせもしたい。、また少しの罪悪感も感じていた。

京介は美央が迎えに来ると言う事に対し困惑した。



「何故だ・・?電話の声は凄く楽しそうな声色だったな・・」




そうこうしているうちに美央は会社の前に着いた。


車の中から携帯を鳴らす美央・・




『天国にあーなた~♪』

『はい』

『着いたわ(笑)』




会社の外に出てみると高級な外車が停まっていた。

運転席の窓が開き


『京介君お疲れ様。乗って♪』



京介は言われるがまま車に乗り込んだ。


『社長の車ですか?』

『うん。会長が買ってくれたの』

『へぇ・・・そうなんですか・・』

『京介君は車は?』

『私は持ってません。しがないサラリーマンですから・・(苦笑)』

『まぁ 私も車なんてあまり使わないけどね(笑)』

『今日はどうされたんですか?』

『・・うん・・少し相談もあるし・・話があるの・・』

『私じゃないと駄目な事ですか?』

『そうね。京介君じゃないと無理かな(笑)』

『私に出来る事であれば』


美央はその言葉を聞き嬉しそうにした。


『お腹空いたでしょう?まずはご飯食べましょう』

『はい』



二人は食事に向かった。


取り合えず京介は来週の仕事の段取りの話をした。

美央はシッカリとしたプランに満足気に聞いていた


『うん。うん。やっぱり京介君って凄いよね・・』

『何がですか?』

『アイディアとか行動力とか・・』

『そこまでやらないと、うちの小さな会社は一瞬で終っちゃうんですよ(笑)』

『何処も大変なのね・・』

『社長・・それより・・相談とは?』

『あっ・・そうね・・早く話をしないと遅くなるもんね・・』

『時間は良いのですが・・気になって・・(笑)恋話ですか?』

『・・あのね、私 男の人の考えが分からないの・・なんて言うの・・その・・何を求めてるのか・・とか分からなくて・・それで・・嫌われたくないから・・言う事を聞いたりとかしちゃうの・・』

『社長・・それは男の人ではなくて・・彼氏の話すですね?』

『まぁ・・ぶっちゃけね・・一緒に居る時間は殆んど無い分、会うと緊張しちゃうし・・求められると・・断れなくて・・』


京介はワザと言いづらい話をさせるようにした。


『求める?と言いますと・・何か無理難題でも?』

『あっ・・その・・うーん・・体とか・・』

『社長・・あまり聞きたくない話ですね・・私は社長の事・・・』

『えっ・・あの・・違うの京介君。誤解しないで・・あの・・』

『良いですよ。社長・・彼氏なんだからそう言う事もあって当たり前じゃないですか・・私が彼氏ならもう毎日ですよ(笑)』

『えっ!!』


美央は顔を物凄く真っ赤にした


『も~!京介君!辞めてよ(笑)意識しちゃうじゃん・・』

『しても・・いいですか・・私が・・(笑)』

『京介くん・・・私・・本当は・・』


美央は何かを言いそうになっていた。



『本当は・・迷いがあるの・・』



『どんな迷いですか?』



『彼氏とも正直上手く行ってないような・・そして・・自分の中で大きくなっている人がいて・・』

『羨ましい方がいるんですね・・私もそんな風に思われればいいのに・・』

『京介君は、私の事はどう思っているの?』

『大好きですよ とても・・とても・・』

『・・・嬉しい・・』



美央は真っ赤な顔をしながら小さな声で呟いた・・


『でも 社長・・私は大胆な事は考えていません。少しでも近くに居れれば それで満足です』

『・・・どうしようも無い事も・・あるわよね・・』


美央は自分の会社の会長が自分の彼氏だと京介には絶対ばれたく無かった。

もし、京介がそれを知れば自分から遠ざかっていく様な気がしてならなかった。


『どうしようも無い事ですか・・多分あるでしょうね・・でも、今まで通り仕事も頑張り、社長に会える時間を貰える様にしますよ(笑)』


『仕事・・?を通して?』

『その方が 社長も外部から疑われないじゃないですか・・私は私でミスも出来ないし・・ミスしたらそこで終わりですから(苦笑)』

『京介くん・・・なんで?なんでそうなの?』

『もう いいじゃないですか・・社長これ以上、私を惨めな男にしないで下さい・・・』

『・・・ありがとう・・京介くん・・』



京介の演出は効果的だった。

美央は京介の心を理解したつもりでいた


『あと・・話と言うのは?』

『うん。これは今の話と少しリンクするかな・・』

『えっ?』

『京介君・・私を本気でどんな事があっても助けてくれる?』

『勿論です』


美央は京介にある提案をしようとしていた・・・。


『今回のプランあるでしょう?』

『はい』

『それが終ったら・・・』



美央はとても優しい顔で笑った




『なんですか(笑)社長!』

『うちの会社に入社して欲しいの』

『ヘッドハンティングですか?』

『うん・・京介の力が必要なの・・それに私も近くに居たいから・・』

『いきなりですね・・ビックリしました。取り合えず私のやるべき事をやってからお返事します。』

『うん。良い返事期待してていいよね?』

『なるべくそうしたいと感じてます』

『はぁ・・良かった。実はこの話をするのに緊張してたの(笑)』

『社長が ワザワザ出向く訳ですね(笑)』

『そう言う事(笑)!』


美央は心なしか スッキリとした顔をしていた


京介としては意外な展開に少しプランを早める事を考えていた・・。


美央は話を終え軽く飲んで帰ることにした。

京介はいつものHEAVENS CAFEに美央と向かった。


HEAVENSに着くと直ぐにVIP ROOMへ通された。

予め京介がHEAVENSのオーナー、ジャニスに連絡を入れていた。


美央はVIP ROOMなので心なしか開放感があるように感じた。


『社長。 なんかさっきとは違いますね(笑)』

『やっぱり・・ここはVIPでしょう?他人の目を気にしなくて良いところがいいよね(*´∀`*) なんて言うの・・目撃者がいない(笑)そんな感じかな(笑)』

『それはそうです。社長の場合、社員や業者の方などに目撃されると変な噂がでたりしますからね(笑)』

『私は京介君が困らなければ良いわよ(笑)』


美央は悪戯な顔をして言った

『えっ?私は困りませんよ(笑)あっ・・でも会社クビになるかもです(笑)』

『じゃあ そうなるようにしようか(笑)?そうしたらすぐ、うちに入社すればいいじゃん(笑)』

『社長(笑)楽しいみたいですね』

『うん。楽しい(笑)久しぶり こんなの』

『今日はこの間みたいに撃沈は無しですよ(笑)程良く飲みましょうね。』

『はーい(笑)』


美央は本当にハメを外すように素直な女になっていた。

京介との意志の疎通を感じているようだった。

オーナー。ジャニス矢吹が登場した。


『コンコン』


『いつもありがとう御座います・・京介様・・・これはこれは、竹内 美央社長まで・・ありがとう御座います。』

『オーナー・・今日はブランデーで社長は車ですもんね・・どうします?』


『私は カフェでも貰おうかしら・・』

『かしこまりました』


ジャニスは直ぐにブランデーとコーヒーを持ってこさせた。

水割りを作り 


『では・・何か有りましたら 呼んで下さい・・』


そう言い 部屋を出た。

美央と京介は2人っきりになった。


『なんか・・緊張しちゃうね京介君(笑)』

『そうですね(笑)』



2人はゆっくり飲みながら会話をした。

数時間が過ぎ京介は美央に言った


『社長・・いや・・美央さん・・』

『ちょっと・・なぁーにぃ。もぅ・・急に(笑)』

『美央さん。今日だけ私の彼女のフリしてくれませんか・・』

『えっ・・どうしたの?京介君・・』

『今日。少しだけそんな気分を味わいたいんです・・そうしたら・・きっと 私は我慢できます。 貴女の近くで』

『・・・うん・・で・・どうしたいの・・?』

『身体とか そう言うのじゃありません・・ただ・・』

『ただ?』

『抱きしめてもいいですか?』


美央は心が急に締め付けられた・・・。


『京介君・・』


京介の事がとても寂しそうな男に見えた・・

京介はグラスを置き、美央の顔を見つめた・・

そして、美央の手を取り自分の方へ引き寄せ抱きしめた・・


『あっ・・京介く・・ん・・』

『美央・・・美央・・』


美央は京介の力いっぱいの抱きしめに包まれる様な気がしていた

鼓動の音が互いに分かるほどだった・・・

美央の心は徐々に満たされていった・・。

美央を抱き寄せながらも・・心の中ではプラン通りに進んでいることを認識した。

VIP ROOMの小窓からジャニスもその姿を見てニヤリとし軽く会釈をし奥へ消えた・・

京介は美央の体をきつく抱きしめた・・・。


『京介君・・少し・・痛い・・』

『あっ・すみません・・つい・・夢中になって・・』


京介と美央の体は離れた・・

だが、急に空気は変わらず・・再度見つめあい唇を重ねた。

美央の吐息が荒くなってくるのを感じた・・

京介の股間も固く熱くなっていった・・

その股間が美央へも分かるように体を引き寄せ再度抱きしめた・・

勃起したペニスがグリグリと押し当てられるたび美央の吐息は荒くなっていた・・。

美央の反応があまりにも良く。このまま、ここでSEXが出来るのでは無いか?と錯覚しそうになるほどだった。


この辺で止めておかないと プランが変わってくる・・そう思い京介はブレーキを掛けた。


『社長 すみません・・あまりにも夢のようで・・』

『ここで・・私もって言ったら 嘘っぽいけど・・私もよ京介君・・』


その後も話をしながら良い感じで時を過ごした・・

京介は忘れていたかのように・・


『社長!もうこんな時間です・・』



時刻はAM1時をまわっていた・・


『えー。楽しい時間は過ぎるのがあっと言うまね・・じゃあ・・帰ろうか・・送っていくよ京介君』

『ここから近いですから歩きでいいですよ(笑)』


2人は店の外に出た。


『京介君・・うち・・寄ってく・・?』


小声で美央が言った・・

京介はワザと聞えないフリをしながら・・


『えっ?何ですか社長・・』

『ん~・・何でもないわ・・』


帰りはどうしても美央が車で京介の自宅まで送ると言い張るので

京介が折れ送ってもらう事にした。

「チッ・・同じマンションなのに・・昔のアパートに帰らないとダメやんけ・・」

そう心で思った。

車を走らせ京介のアパートへ向かった。


『社長。さっきはすみませんでした・・つい・・自分を止めれなくて あんなワガママを言ってしまい・・』

『ううん・・(*´∀`*)いいの・・美央・・嬉しかった・・でもぉ・・』

『でも?何ですか?』

『その・・京介君のアレが・・ゴリゴリ当ってきて・・恥ずかしかったわ・・(笑)』

『えっ・・すみません・・好きな人を前に興奮しちゃって・・その・・すみません・・』

『もぅ(笑)・・今度・・つづき・・出来たらいいね・・』



美央は恥ずかしそうに言ってきた・・


『社長!彼氏がいるんでしょう(笑)いいですよ 気を使わなくて』


敢えて京介は気まずくしてやった。

少しの沈黙があったが美央は笑顔で車を走らせた



京介の自宅に着き、 車を降りると美央は運転席の窓を開け 


『京介君 こっちに来て!!』

『はい・・?』



美央は少し 身を乗り出し・・


『おやすみ。これからも美央を支えてね(*´∀`*)』


そう言い キスをしてきた。



『しゃ・・社長・・・はい 勿論です!』


美央は凄く 嬉しそうにして 帰って行った・・。

京介はすぐにタクシーを捕まえ後を追う様にマンションに向かった・・・。






































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