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屈辱・羞恥・教育・官能小説
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10:15:43


京介の行動は紗江の意識の中でとても強い印象となって残った


愛する人の求めに対し他者の視線を気にすることなくそれに答えるてんてんの姿・・・


見せつけるかのように行動する京介にとても大きな衝撃と愛の深さのようなものを感じた・・



てんてんの乱れる姿に反応し紗江の体は熱くなっていた




『紗江ちゃん・・・濡れてるんちゃう?』



「コクン・・」




紗江は素直に頭を動かしていた


そんな事他人に教えるのは紗江の中では絶対にあり得ないことなのに


何故か京介の言葉には素直に答えている自分が信じられなかった・・


自分の意思とは別にもう一人の自分が自分を支配しているような気がした・・




『ちょっと京ちゃん、変なこと聞かないでよ(笑)』



てんてんが自分を見てそう言っていた



『紗江ちゃんも素直に答えなくていいのよ(笑)』




『えっ・・あ・・はい・・』



紗江は顔を真っ赤にして下を俯いた




『さて・・そろそろ一時間やな・・』



京介は運転席に戻り車を走らせた



走る車の中てんてんは少し恥ずかしそうに乱れた衣服を直していた




『てんてんさんも・・普通の女の子なんですね』



『なんて言うのかな・・彼の前では普通の女でありたいの・・それに・・彼と過ごせる時間が少ない分、彼の求めることにはどんな状況でもあっても100%でありたいの(笑)だから今も彼がそうしたいならそれでもいいって・・ね(笑)』




『やっぱりてんてんさんは凄いですね・・紗江もてんてんさんみたいになりたい』




『大丈夫よなれるわ』




『でも、どうしていいか分からなくて・・』




『簡単よ』




『どうすればいいんですか?』




『もっと自分に自信を持つことよ』




『紗江は・・自分に自信ないです』




『大丈夫・・私は可愛い、私は彼を誰よりも愛していて全て受け入れられる・・そう思うのよ』




『・・ぅん・・』




『強くなるのよ』




『強く・・・そう言えば京介さんが、愛美はとても強いって言っていた・・』




『私も最初は無理と思っていた・・・でもね、意識すると人間変われるの、それを京ちゃんが教えてくれたの』




『そっか・・自分で意識する・・か・・紗江、頑張ります!』




『うん(笑)可愛いー!紗江ちゃん!おいで』




てんてんは両手を広げた




紗江はてんてんの胸に引き寄せられるように抱きしめられた



ルームミラーでその二人の光景をニヤリとしながら京介は見ていた



「思った通りだ・・・愛美は昔の自分と被せるかのように紗江にアドバイスをする・・全てプラン通りだ・・」



二人はその後、並んで座り話をしていた


愛美も紗江も笑顔だった・・







佐原が紗江に以前、試した「我、最強なり」が利かなかったのは
発動プログラム「覚醒」を始動してなかったから・・

京介はそのことを最初から分かっていた


「殻を破りたくても破れないもう一人の人格プログラム」が今回の「覚醒」で完全に目覚めた


紗江の感情が高ぶった時に自発的に出てきて入れ替わるだろう・・


その時に本当の始まりでもある・・・


京介の作り上げた「傀儡」のシステム、ジャニスの作り出す傀儡ドラックの全てを知る者でなければ成しえない業・・


「佐原程度では傀儡を使いこなすのは無理」



佐原のターゲット「紗江」はあまりにも純粋すぎる・・・



「まともな終わり方などしない・・・」





「キキッ・・」



車は停まった


『ここから歩いていき、もし佐原に見つかったら勘繰られるからな』


『大丈夫だと思いますけど・・相談に乗ってもらったって言えば』


『紗江ちゃん・・佐原はワシの事をあまり良くは思っていない、まして相談なんて言ったら・・・嫌われるで』



『嫌われる・・』



『嫌やろ?』



『うん・・』



『ほんだら言うこと利けるな?』



『はい』



紗江は京介の言うとおりにすることにした




「ブロロロー」




紗江は走り去るアストロをぼんやりと眺めアルファロメオに乗った




サンバイザーに挟めてある自分の写真を取った



「こんなに愛されてるんだ・・大丈夫」




それから紗江は買い物を済ませ佐原の部屋へ戻った



料理をしている最中、京介の言葉を思い出した・・





「少し、心配させた方がいい・・」






「トント・・・・ン」


包丁が止まった



「今日は料理だけを置いて帰ろう・・」



帰ってきて紗江がいなかったら少しは寂しいよね・・


紗江のことが好きなら連絡を必ずくれるはず・・・


バイトも今日は休む・・


部屋にも帰らない・・



好きなら探し出してくれるはず・・


これで気に止められてないなら探しもしないはず・・



少し怖いけど・・自分への愛の深さを目で感じたかった・・・




時刻はPM 4:00を迎えようとしていた





「佐原さんが帰ってくるまで、あと2時間しかない急がなくちゃ・・」













































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