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2010/07/08
10:30:10
佐原は自宅に戻りPCを立ち上げた
「紗江補完化計画」のファイルを開けた
「よし・・予定通りだ・・」
ファイルを開きプランを確認している間も佐原は紗江の下着を身に付けていた
佐原の愛情は紗江本人には当然だが、紗江の所有するものにも向けられていた
最初は、紗江の所有物が欲しい・・それだけだったが
今や本人になりたいくらいの愛情を抱き、下着などを身に付けていた
更に紗江が女故、恥ずかしがる部分にはより大きな執着と興味が湧いていた
「紗江の全てを手に入れる必然性・・やはり最後は同化しかしない・・・」
佐原は体を一つにする事に神聖な気持ちをいただいていた・・
「SEXばかりし、女をゴミのように扱う奴とは俺は違う・・・」
いつも知らないうちに「京介」をライバル視していた
「・・しかい・・アイツの電話・・気になるな・・呪文に何か謎があるのか・・・」
佐原は考えた・・・
ジャニスが自分を裏切る可能性は無い・・
京介の事は嫌いだが、特に害を与えられた事は無い・・
あの電話は忠告だったのかもしれない・・
佐原の思考の何処かでそんな言葉が浮かんだ・・
「プルルル・・・」
「ピッ」
『もしもし、京介、佐原だが』
『どないしたん?珍しいやないか』
『お前が言っていた呪文の件を詳しく話してくれないか?』
『ええけど・・俺とお前ではプランが違う、同一性のあるとは言い切れないぞ』
『そのようだな・・・試してみたんだ』
『何をだ?』
『我、最強なりをな』
『ほう、お前チャレンジャーやな(笑)』
『そうじゃない、プランを完追する為には知らなければいけないんだ』
『ほう・・で、どうやったん?』
『何も変化は無かった』
『・・プログラムが違うんやな・・・ニヤリ・・』
京介は今までに何体もの傀儡を作りだしてきている・・
「プログラム」の違いだけではない・・
あるプログラムが発動されていないだけだと思った
『そうか・・お前もそう思うか?』
『他に何がある、俺よりもジャニスに聞くのが一番良いんじゃないのか?フフフ・・』
意味深な笑い方に苛立ちを感じた・・
『京介、お前と俺との違いが分かるか?』
『さぁな』
『俺とお前では絶対的に違う事は人を「愛せるか」「愛せないか」だ』
佐原は何故か京介に対し言ってやった感があった
『愛ね・・お前、本気でそんな事を言っているのか?』
『本気?当り前だろう!』
『お前は「愛する人間」を「人形化」しようとしている事に気づかないのか?』
『お前の傀儡と一緒にしないで欲しいな、俺達は愛し合っているんだ』
『ほう、では何故ドラックを使用する?』
『プ・・プランだからだ』
『そうか・・・そのプランとやらは、ほんまに完璧なんか?』
『あぁ、最高で完璧なプランだ』
『そうか・・それは何よりだ・・ニヤリ』
京介の物言いが気に食わない・・・
『お前はどうなんだ?』
『俺のプランが気になるのか?クックック・・』
『あぁ、お前の駄作を聞いてやる』
『フッ・・相変わらずやな、お前・・よし教えたるわ』
「少しの挑発でコイツは乗ってくる・・ニヤリ」
『あぁ、教えてくれ』
『お前・・てんてんって知ってるか?』
『てんてん・・あの女優のなら知っている』
『それや』
『何?あの女優が絡んでいるのか?』
『今も一緒や』
何故か心の奥底に敗北感のようなものを感じていた
『可哀想にな・・てんてんも終わりだな、お前に取り付かれたのでは』
『馬鹿言うな、てんてんが俺に夢中なんだ・・お前とは逆だ』
『何っ?どうやら、お前には何を話しても無駄だな・・気分が悪くなるだけだ』
「ピッ」
佐原は一方的に電話を切った
「ダンッ!」
「糞野郎が・・・」
佐原はテーブルを叩き付けた
「まぁいい・・奴は愛を知らない可哀想な奴だ・・相手にするだけ時間の無駄だ・・」
佐原は京介の言葉を頭から掻き消すかのように京介への意識を遮断した
「紗江・・俺達の本当の愛を世間に見せつけてやろうね・・・」
「そして、誰もが俺達のように愛し合えたら幸せだとしらしめるんだ・・」
佐原は再びPCに向かった
「カチャカチャ・・」
「害虫」フォルダーを開いた
「平井 美紀」
「葛巻」
それぞれの始まりから結末までのデータを見た
「真実の愛には犠牲は付き物だ・・・」
「カチャカチャ・・」
「知らなければ知らない方が良い事もある・・」
「カチャカチャ」
佐原は独り言を呟きながらPCを操作した
「よし・・」
「カチ・・」
「後は、紗江がここに引っ越ししてきてからだな・・」
もはや、紗江は自分の手から逃れる事は無い
本人もそれを望んでいる
「京介やジャニスも今回は俺のプランに遇の根が出ない程感心するだろ・・クックック」
佐原は紗江の下着をあるだけ全部出し何枚も重ねて身に付けた
「紗江ー!紗江ー!」
「紗江―!!」
何度も大きな声で叫んだ・・・
。
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