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屈辱・羞恥・教育・官能小説
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12:11:30
「ブロロロ・・」




佐原の所有するハマーが駐車場を出て行った




紗江は佐原の車が走り去るのを眺めていた




紗江は直ぐにキッチンに行った




綺麗に拭きとられている床・・



拭き取ったにしては拭いとった痕跡を感じなかった・・





ティシュを使ったのか・・




タオルとかで拭き取ったのか・・・






自分の小便の後始末の形跡を探した




ゴミ箱を開けた・・






「こんな所に入れたら臭いが酷くなるだけだし・・」






キッチンの周りを何度も見まわしたがタオル一枚無かった・・





「洗濯機かな・・」





紗江は一度自分(佐原宅)の部屋に戻り、スカートとティシュに繰るんだパンティを持った





部屋を出て洗濯機の置いてあるバスルームへ向かった






「ガチャ・・」






洗濯機の蓋を開け中を覗き込んだ








「きっとここに拭ったタオルも入れたんだろう・・」







「別で洗わないと佐原さんの服にオシッコが付いちゃう・・」







紗江は洗濯物を出し始めた





「あれ・・ないな・・」





タオルはバスタオルとフェイスタオルが数枚入っているだけだった・・





「何で拭き取ったんだろう・・」













「あれ・・」





もう一つ不思議な事があった・・










「昨日・・着けていた下着が無いような気がする・・・」







佐原さんにこれ以上だらしない女だって思われたくない・・



そう思い慌てて寝室へ向かった






「あれ・・」






ベットの周りや布団の中など何度も確認したが下着は無かった













「えー・・どうして無いの・・昨日の下着は・・凄く汚れているのに・・」






寝室をうろつきながら何度も探したが下着は出て来なかった







「朝起きて・・着替えが置いてあったと言う事は・・佐原さん・・?」










「まさか・・でも・・」






紗江は少しの間、考えた










「汚すぎて・・捨てちゃったのかな・・」





佐原が自分のパンティを見て汚いと感じ捨ててしまったのかもしれない・・




だから新しいものを準備してたのかもしれない・・








「佐原さん・・紗江に言えなくて・・黙っているのかもしれない・・」







物凄くへこんだ・・










「今日が最後かもしれない・・」





何となくそう思うと涙が出て来た・・






全身を曝け出し、心の底から佐原を愛していると叫んだのに・・・




自分のだらしなさから佐原を幻滅させたんだ・・・







紗江は泣いた・・





暫くすると紗江は洗濯機を回した






「グググ・・・グルグル・・」





グルグル回るドラムを見つめた・・







「はぁっ・・・」





リビングに行った





俯き頭を抱えた





「~♪」





紗江の携帯が鳴った





「・・・」






気だるそうに携帯を取り開いた






「パカッ」






『あっ・・』






『もしもし!紗江!』






紗江は慌てるように電話を出た






『お疲れ様、何してたの?』






佐原は優しい声だった






『佐原さん・・紗江の事・・もう嫌いになったんじゃないの・・』






『どうしたの?朝から変だよ』






『夕飯作っておく・・』





『うん、ありがとう』





『うん・・楽しかった・・ありがとう・・佐原さん・・』





『どうしたっ言うんだい?紗江』






『佐原さんは紗江には勿体無さ過ぎるよ・・・』






電話口の紗江は泣きだしていた






『紗江、何言ってるんだよ、大好きだよ・・何処にも行かないでくれ』






『ありがとう・・佐原さん・・無理に優しくしないで・・』






『無理なんかしてないよ』






紗江は途中で思った・・






仕事中に心配させたらいけない・・








『良かったぁ~!美味しいご飯作って待ってるからね!』






『うん、心配したよ(笑)じゃあ夕方ね』






『はーい』






電話を切った・・






それから数分間、紗江は泣きじゃくった・・


















紗江は真っ赤な目をしたまま洗濯物を干し




料理の買い物に出かけた





駐車場に行き車に乗った






「キュルルル・・・ブウン・・」







自然と流れる涙を拭いルームミラーを見た










「切り替えなくちゃ・・」










軽く自分の頬を叩きアクセルを踏んだ・・・






































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