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屈辱・羞恥・教育・官能小説
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10:39:35


佐原は京介への頼み事への口添えがジャニスがあるのに安堵を感じていた



あの男とは直接的な関係を持ちたくない



それは過去に遡る経緯があった



いつも他者を見下げている、あの言い回しや考え方がとても嫌いだった





夕方過ぎ、佐原は現金を多少準備し「HEAVENS Cafe」へと向かった




佐原のスケジュールはこうだった




HEAVENSに行き、ジャニスに話をしてもらう




京介が納得してくれる金額をなるべく用意していく




借りは作らずに、ビジネスとして金を受け取る理解をさせる




居酒屋「ヤミーズ」へ行く




紗江のメンタルをチェックする




「補完計画」の日程を考える







独り言をぶつぶつ言いながら歩いているうちに店へ着いた







「カラーン」





佐原はVIPルームと向かった



部屋に入ろうとしたら既に人が中に居た





『佐原さん、お待ちしていました』





中には、ジャニスと京介が居た




出来れば会いたくなかったのが佐原の本音であった






『京介も来てたのか』





『はい、偶然お見えになったので、例の話を・・』





『そうか、悪いが京介、今回万が一の為にお前の力を借りたい』





『佐原、それは構わんで、ただ少し話を聞こうやないか、そうでないと、止めるのにも、「何処まで」と言うのがある、行き過ぎても不味いし、それ以下では効力に欠ける』





『そうか・・そうだな』





佐原は座った





『佐原さん、ここは京介さんとお二人でお話しした方が良いかと・・』




『そ・・そうだな・・』




『では・・』





ジャニスは部屋を出て行った





『さてと、佐原、本題に入ろうやないか、大体の話は聞いた、お前の望みを聞いておく』





『そうか、俺が心配しているのは、万が一の辿りつきだ』




『あの事故の身元が割れるのは時間の問題だな』





『歯形や、バイクの所持登録などから割れると俺は考えている』





『だろうな』





『あの後の詳しい情報がまず欲しいんだ』




『それは、心配無い、現段階での情報は入手済みだ』




『そうか!大丈夫なんだろうな?』





『おいおい、焦るなや・・人が死んでんねん、大丈夫な訳ないやろ・・ハハハ』





『クッ・・で、幾らなんだ・・』





『何がだ?』





『金だよ』





『金?お前からは貰わんで』





『どうしてだ!』





『友達やないか・・なぁ佐原・・』






『友達?俺とお前がか?』





『違うか?』






『・・・』








今、京介にへそを曲げられたら困る・・・







『あぁ・・友達だ』





『ジャニスも心配しとるで・・お前は下手打ちやねんから、気を付けなあかんで・・』






『下手打ち・・今回だけだ』





『まぁ、そう言うことにしとくか・・(笑)』





『京介、金は払う、いや払いたいんだ』





『何故だ』





『これは、ビジネスとして受けて欲しいんだ』





『ビジネスね・・』





『頼む、そう言う事で受けて欲しい、友達としてではなく』





『何故、そんなに必死やねん?』





『ある女を守るためだ』





『女ね・・お前はいつも女だな・・』





『運命なんだ・・紗江は・・』





『運命ね・・』





『お前には分からないだろう、女を物としてしか見ないような奴だからな』





『分かりたくもないね、その感情こそ、無駄であり、仇となる』





『お前は人を愛した事があるのか?』






『愛?そんなの遇想さ』






『違う、お前はまだ、愛された事が無いから分からないんだ』






『お前はあるのか?』






『あぁ、紗江は俺の事を愛している』







『そうなのか?』






『あぁ、今日も会う約束をしてるしな』






『会うのが愛か?』






『お前には分からないよ、彼女は俺が必要で俺が守ると約束したんだ』






『俺には興味の無い世界だな・・』






京介は、紗江の気持ちをどこまで理解しているのか知りたかった





だが、佐原の中では自信の一方的な想いが優先されている、そう判断した





「そうでなくては、つまらない・・」





『まぁ、佐原、お前がそれだけ想えるような相手であればキッチリ協力してやる』






『協力?』





『お前達が幸せに辿りつく道しるべの障害を排除してやると言ってるんだ』




『幸せへの道しるべ・・』





『そうや、佐原、今回が最後の女なのだろう?』





佐原の意識が朦朧としてきていた





何故か、京介の言いなりになっているよな気がしていた・・





『そうだ・・最後の運命だ・・・』





何処か催眠術のようなものに掛かったような気がしてならないかった





『佐原、ここの勘定を頼む、それが依頼料や』





『あぁ・・、お、おい!京介!』






京介は即座に席を離れ部屋を出て行った





そして、京介の座っていた席には資料らしきものが残されていた






「これは・・」





警察の捜査状況が書かれているものであった



それに対しての対処、バイクのナンバーの破棄済み



その他にも沢山の情報が書かれていた





「一体、いつからこんな事を・・」





最後のページには歯学会への介入とだけ記されていた






ジャニスがVIPルームに入ってきた





『京介さんはお帰りになったのですか?』




『あぁ・・ジャニスこれを見てくれ』




『なんですか?』




『アイツが置いていったんだ』




ジャニスは資料を受け取った




『これは・・流石ですね、仕事が早いです』




『何故だ?』




『予め、お電話で話をしておいたのです、きっと直ぐに動いてくれたのでしょう』




『京介が・・』




『あの方はとても友達思いの方です、佐原さんの為に一肌脱いだのでしょう』




『金も受けとらないんだ』




『そうですか、貴方で5人目ですよ』




『5人目?』




『ええ、誰とはお話しできませんが、有名な方々ばかりです』




『・・・』




佐原の中で疑問が渦巻いた




京介とは交わり、気持ちを理解し合った事など一度も無かった筈なのに・・



それは俺だけの勘違いだったのか・・





『俺は奴を誤解してたのかもしれないな』




『大丈夫ですよ、彼はそれも分かっています』




『そうか・・・いちお500万持ってきた、京介の気が変わったら渡してやってくれ』




『そうですか・・分かりました・・』




ジャニスは500万を受け取った





『ジャニス、悪いがビールを一杯もらえるか』




『畏まりました・・』









「京介が俺の味方に・・・」





「これで、恐いものなしだ・・」








佐原は「ニヤリ」と笑った





































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