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屈辱・羞恥・教育・官能小説
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11:03:33


「ピリリリ・・・」





紗江の携帯が鳴った





待ち受け画面を見ると「佐原」とあった





『もしもし・・』




『こんばんわ、紗江ちゃん、今電話大丈夫?』




『はい』




『聞いたよ・・店長から』







佐原はいきなり本題に入った







『ぁっ・・はぃ・・』




『暫く休むといいよ、紗江ちゃん』




『はぃ・・』




『何か困ったことや不安な事は?』




『困った事は無いけど・・なんか恐くて』






『何が恐いの?』






『外に出るのも恐くなっちゃって・・』







『無理も無いよ、親友があんな目にあえばね・・』







『佐原さんはあの事件のニュース見ました?』





『あぁ、見たよ』





『どう思います?』





『どうって?』





『自殺かって』









『親子喧嘩で、母親を殺してしまった後、我に返ってとんでもない事をしてしまった・・そう思っての事かな・・って思ったけど』







佐原の言った言葉は、事件の極一部の真実には変わりなかった










『本当にそれだけなのかな・・』




『分からない・・でも、そう思うのが自然かなとね』




『う・・ん・・』





『納得してないみたいだね』





『納得というか・・信じたくないだけかも・・』





『でも、誰かに殺されたのよりはまだ・・』







「そう・・・美紀本人が母親を殺し、本人が自殺をしたのだ・・・」










『それはそうだけど・・』





『どうかな、こういう時こそ気分転換も大事なんじゃない?』





『ぅん・・』






『会えないかい?』









『ごめんなさい・・今日だけは・・』







『そっか・・あまり考え込まないようにね』






『はい・・』










電話を切った










紗江は、見もしないテレビをつけっぱなしで考え込んでいた







確かに、佐原の言うとおりなのかもしれない




親子喧嘩の末の出来事・・




自分の知らない美紀があったんだ・・




次第にそう理解し始めた






「佐原さん・・心配して、お店に来てくれたんだな・・」






佐原の何気ない気遣いに感謝をした





紗江は気を取り直し、部屋を片付けでもすることにした






「今日、ずる休みしたしな・・・時間ある時にやってしまおう・・」








実際は、何かをしていないと考え込んでしまう・・






考え込まない為にもと思っていた





部屋の物を片付け始めた






「あれ?」








本棚を整理していると、実家から持ってきたはずのアルバム等が見当たらなかった








「プリクラ手帳もない・・」





「・・・」





どこかにまとめてしまい込んだか、その辺に紛れているのだろう・・






「今はアルバムは見ないほうがいいか・・」








美紀と写っている写真が多いことを思い出していた






テーブルの上を片付け始めた





「空き缶だらけだ・・」





佐原が飲んで置いておいた、空き缶を手に取った




キッチンに行き、缶を潰し燃えないゴミに入れた




その後、溜まっていた洗濯物を洗い始めた




衣類を次々に洗濯機を放り込んだ





「これは洗濯ネットに入れなきゃ」





下着類は別に区分けをしていた




洗濯ネットを手にした




「?」




「下着の数が合わない?」







安い下着でも上下セットに拘って買っていた紗江は、上下バラバラな下着を見て不信に感じた






「どこかに紛れてるのかな?」





多少、未洗濯の衣類をひっくり返してみたが見つからなかった





「・・ベットの辺りにあるかも・・」







そう思い、ベット周辺を探してみた







「紗江のアパート」 外・・・





佐原はその光景を携帯モニターで見ていた





「何かを探してるな・・」




仕掛けられたカメラにお尻を向けベットの下などを覗きこむ姿は、



あまりにも無防備で佐原は興奮した






「早く、あの尻をパックリ開き、股を舐めまわしたい・・・」






紗江の気持ちを分かるふりをしては見たが、美紀の事など全く興味も無くどうでもよかった





その後、紗江は探すのを諦めて洗濯を始めた




洗濯機が回っている間も、部屋をちょこまかと動き回っているのがモニターに映し出されていた




紗江は脱ぎっぱなしで、その辺に置いてある衣類を洗濯場に運んでいた





「今まであったものが無くなっている・・」




「確かに、片づけは苦手な方だけど・・なんかおかしい・・」





紗江は部屋のあちこちを調べ始めた






「もしかしたら盗聴、盗撮されているとか・・まさかね・・」






佐原の仕掛けた盗撮カメラの前を何度も通った




紗江は美紀の件と何か関係があるような気がしてならなかった




洗濯物が洗い終わり、ベランダに出て洗濯物を干した





「下着が対になってないのも、干している時にもしかしたら下着泥棒に取られたのかもしれない」





タオルで下着をカバーするように隠して干した





佐原はそれを双眼鏡で見ていた





「隠す=そこには下着がある。馬鹿だな・・紗江・・」










紗江はベンランダの鍵を閉め室内に入った


































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