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屈辱・羞恥・教育・官能小説
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11:28:32



佐原が関東に戻り、数日後、京都の親子の惨劇が新聞やニュースを飾った




当然、紗江もこの事件の事を知った





紗江の部屋・・。





新聞を取っていない紗江は、美紀の事件をテレビニュースで知った







「親子の惨劇!!母親を殺し、後追い自殺か?」







テレビレポーターが映る風景は、紗江の知っている場所だった






「えっ・・まさか・・違うよね・・」






登校前の忙しい時間帯の朝のニュースだが、気になって時間を割いた




ニュースの内容を食い入るように見ていると




信じられない報道が行われた






「全裸の親子」




「母親を滅多刺しにし、その後自殺」






テレビ画面が切り替わった




『これが事件のあった、親子の自宅です』








映し出された映像は、何度も見たことのある








遊びにも行ったことのある家だった







そしてテロップに





「平井 美雪(母)・美紀(長女)」と出て顔写真が公開された







「う・・嘘・・」









紗江は茫然と立ち尽くした






紗江の携帯が鳴った







「ピリリリリ!」






慌てて携帯を見ると相手は 「葛巻」だった






『もしもし・・』






『紗江ちゃん、葛巻だけど、ニュース見た?』







『うん・・あれは本当なの?』








『分かんないけど、名前が一緒だったよね・・』






『美紀の実家が映ってた・・』






『じゃあ・・あれは・・』






『うん・・間違いないと思う・・』







葛巻は謎の電話主が言った






「関わらない方がいい・・・」






と言う言葉を思い出した







『紗江ちゃん・・この件に関わるのはもう辞めよう、もしかしたら物凄く危険な事かも知れない』







『でも・・自殺って・・』






『どうか分からないけど・・・あまり首を突っ込まない方が・・』






『・・・うん・・』









『・・・』










『ごめん、電話切っていい?私、今日休むって先生に言っておいて』









『・・分かった』







電話を切った





紗江は茫然とした





「幼いころからの親友、「美紀」が母親を殺し自殺をするなんて」





とても信じがたい出来事であった




紗江はその日は、学校にも行く気にならず 




ただただ頭の中で疑問が渦巻いた




信じたくない事実だが、映像で見た事は信じざる負えない・・




それと同時に、身の回りで起こる出来事に何かしら恐怖を感じていた


















PM 6:00





夕方になっても何もやる気が起きない紗江はバイトも休んでいた







PM 7:30





佐原は紗江のアパートの外に居た




朝からずっと監視を続けていたのだ





「平井 美紀の件で、学校もバイトも休みか・・・」





佐原は敢えて、「居酒屋☆ヤミーズ」へと向かった





店主に挨拶をし、普通に飲み食いを始めた





紗江が居ない事も触れないでいると、






店長の 「闇 次郎」が話しかけてきた





『佐原さん、すんませんねー』




『マスター何がだい?』




『紗江ちゃん休みで』




『どうかしたの?』




『いやね・・ほら、ニュースでやってたでしょう、京都の・・』




『あぁ・・あの親子自殺の?』




『そうそう、紗江ちゃんの友達みたいでさ、前に、ここにも来たことあるんだよね』




『そうなんですか・・精神的に参ってるんですね』




『そうなんよね・・』




『今は、そっとしておくのが一番ですね・・』




『本当にすみません。今日はその分サービスしますよ』




『いやいや、お構いなく』







店長は地元から送られてきた言う、






「ジンギスカン」を出してきた






『良かったらどうぞ!』





『すみません』






佐原はジンギスカンの肉を眺めた






あの時の親子の姿が浮かんだ・・・






何度も母親を刺し、血と噴き出し、切られた肌から肉や内臓が見えていた事・・






美紀が自分の首を欠き切った瞬間にパックリ開いた肉の切り口・・






佐原はニヤリと笑い、その肉を焼かずに、二、三キレ箸で掴み口へ放り込んだ






「クチャ、クチャ・・・」






「ゴクリ・・」






『ニヤリ・・』







『さ・・佐原さん・・生はダメでしょう!』






『あっ・・そうなんですか?あまりにも新鮮なので「さしみ風」に頂いてみました』





『焼いて差し上げましょうか?』





『大丈夫ですよ、私、生肉が好きなんで』





『でも・・』






『焼いて食べます。ありがとう』







「闇 次郎」は佐原に何か、ゾッとする物を感じた







その後、佐原はジンギスカンをたいらげた







PM 9:00







『そろそろ行きます』







佐原は店を出た







「さて・・・」















数分後、紗江の携帯が鳴った・・・













































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