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屈辱・羞恥・教育・官能小説
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12:22:12
次の日から京介と結衣はプランを始動した

ジャニスの役割としては特に何も言い渡されていない

いつものパターンであった

京介はプランを頭の中で描きコマ(傀儡、人間)を動かす

協力要請の入る時は、事が大きく動く時と終結の時が多かった・・


京介が「天国の部屋」を出て行く時、ジャニスに声を掛けた


『ジャニス・・・結衣は極限まで使う・・・そして次は・・002を動かす・・準備しててくれ』


『はい、分かりました・・』


店を出て行った・・












ジャニスはXと都内を歩いていた・・


『オーナー・・このビル・・』


「㈱ MIO」のビルの前に二人は居た


『ここはうちで買い取った』



『そうなんですか?何故ですか?』




『・・このビルでは沢山の面白い事が起きたからな・・・誰に買われて違う形で動いたり、取り壊されたりしたらつまらないだろう・・・ここに「哀川 京介」の魂が宿っているんだ・・・』




『京介さんの・・・』





『あぁ・・必ず・・ここで何かが起きる・・・』





『しかし・・ここは廃ビルじゃないですか・・』





『そうだ・・廃ビルだ・・だが・・ただの廃ビルではない・・』





ジャニスは何かを待っているかのような口調で言った・・





ジャニスはビルの正面に行き鍵を取りだした





「チャラ・・カチ・・」





ビルの中に入った






「カツカツカツ・・・」






ビルの中は以前、活気のあった 「㈱ MIO」のままであった・・





入口は大きな受付カウンターがあり、気の長くなるようなエスカレーターがあった





何年も経ちほこり塗れのエスカレーターをジャニスは登り始めた





『中身はそのままだったんですね・・』






『あぁ・・』





企画室、営業部などもほこりこそ被っていたがそのままの状態であった





「カツカツ・・・」






「役員室」





「ガチャ・・」





中に入ると会長 「闇田 ヒロシ」と「竹内 美央」の写真が飾られていた



ジャニスは写真の前で立ち止まった・・





「一番役に立たなかったな・・・お前達・・」





「ボフッ」




ソファーに座った




ほこりだらけのソファーに座るジャニスを、Xは驚いた顔をして見ていた




ジャニスはソファーの前にあるテーブルの下に手をやり、なぞる様に手を動かした





「ササッ・・」





「ピタッ」





「カチッ」





ジャニスはテーブルの下から何かを取りだした





『フフッ・・』





手の中には昔、京介が仕掛けであろうと思われる壊れてしまった盗聴器があった





『それは?』





『京介さんが昔仕掛けた物だろう・・・』





ジャニスは立ち上がり会長室のドアを蹴った





「ドカッ」





会長室の机には書類が散乱していた





会社が崩壊する寸前のものだったのだろう




殆どが請求書だった・・







「完全に・・この会社を潰した・・ということか・・」






『X、お前は下のロビーで待っててくれるか』



『はい・・』



ジャニスは屋上へ行った




だだっ広い屋上に出ると空は夕焼けだった・・・




京介がここを何故飛び降りたのだろう・・・




ふとそんな事が頭を過ぎった・・






「ジャニス・・・人と言うのは実にくだらない生き物だと思わないか・・己の欲望をひた隠し、他者に良く思われたい・・好かれたいなどと考えるのは人間だけだ・・・そんなくだらない世の中を俺達でぶっ壊してやろうぜ・・人間と言う馬鹿な生き物を使ってな・・・」




京介の言葉を思い出した






「京介さん・・まだ・・終わってませんよ・・・貴方の意思を継ぎ・・この腐った世の中に鉄槌を下す・・・ニヤリ」





壊れた盗聴器を空に向かって放り投げた




「ヒュン・・・」




「カツカツカツ・・」





ジャニスはロビーに向かった





携帯を出しある場所へ電話を入れた・・





「プップップ・・」



『もしもし・・』



『こんばんわ・・矢吹です』



『あぁ・・矢吹さん・・ご無沙汰してます・・』



『その後、どうですか?』



『ええ・・愛美の方は相変わらずで・・』




『お子さんの方は?』




『元気に育っています』




『来月、預かっていたお金をまた振り込みますので・・』





『いつもすみません・・矢吹さん・・』





『いえ・・いいですよ・・彼の遺言ですから・・・ニヤリ・・・』





「ピッ」





「カツカツ・・・」






『さて・・行くか・・X・・・ニヤリ』






『はい』




二人はビルを出た・・






























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