都内に古くからある



[Paranoia Cafe]



建てがまえも古く、お世辞でも人が入っているとは言える店ではなかった・・



この日、この店での会話が全ての始まりだったのかもしれない・・・




・

・

・





「ねぇ・・」




「・・・」




「そんな事に何の意味があるの・・・」




「お前には分からない・・・」




「ハッキリ言ったらどうなの！」




「消えてくんねーか・・俺の前から・・邪魔なんだよ・・」




「・・・」




「カラン・・」




『ジャニス・・待たせたな』




『・・・』




『おや？こちらの女性は？』




『・・・ただの知り合いだ・・』




女はジャニスをキッと見た





「パーン」





ジャニスの頬を打ちしカフェから駆け出した・・





「カラン・・」




『いいのか？』




『まぁ座れ、佐原・・』




『あぁ・・』









ジャニスの頬が少し赤らんでいた・・







『お前が女と居るなんて珍しいな・・』





『・・・女は足手まといだ・・』








ジャニスは小さくため息を付いた・・









『そうか？・・いや・・お前にはそうかもしれないな・・』





「時を駆ける少女～♪（ジャニス着信音♪）」







『もしもし』





『Xです、今はどちらですか？』





『Paranoia Cafeだ』





『分かりました、今向かいます』





『誰だ？』





『Xだよ』




・

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『ジャニスさん！ジャニスさん！どうしました？』






ぼんやりしていたジャニスにXが話しかけて来た・・






『・・いや・・何でもない・・』




『先程、京介さんから連絡が入りました』




『そうか・・来たらVIPの方へお連れしろ』




『はい』






ジャニスは事務所のソファーを立ち上がり地下室へ向かった・・・






地下一階の長い通路を歩いた






奥まで行くと「京介」の天国と呼ばれる部屋がある・・






その部屋の手前に壁と同化した色の扉があった





「・・・」




「カチ・・ガチャガチャ・・」






隠し扉のような扉を開けると、更に地下へと続く階段があった





「カツカツカツ・・」






真っ暗で細い通路



薄暗く、ランプの様なものが壁に数個設置されているだけだった







通路の奥まで行くと鉄の扉がある



扉自体が頑丈であるのに関わらず、鎖の鍵が数個掛かっていた






「カチ、カチ、カチ」




「チャララ・・・」







鎖を外し、キーシリンダーに鍵を差し込んだ・・





「カチカチカチ・・・」




「カチ」




「ガゴン」




「ギギギー・・・」




「カツカツカツ・・・」







室内に入ると、気が遠くなる程の長い通路があった







「ガシャン・・ガシャン・・」






室内には幾つかの牢獄が設置されている




そこには全裸の女達が数名監禁されていた





「カツカツカツ・・」





「・・・」






「薬剤室」






「ガチャ」





ジャニスは傀儡専用ドラックを調合し始めた







「覚醒・・」








独り言を言いながら幾つかの薬の調合をしていた・・






「・・・」





「ガチャ・・」





「カツカツカツ・・・」






通路の奥まで行った






『うぅぅ・・・』






ジャニスは立ち止まった












「 傀儡　NO ００１　「結衣」 」








立ち止まった先には傀儡のナンバーと呼び名が記載されれた牢獄があった








『・・・』



『うぅぅ・・・』






結衣は全裸のまま、床を這いつくばりながらジャニスの近くまで来た




ジャニスはしゃがみ、結衣を眺めた







『ううっ・・』






結衣は体を震わせながらやっとの思いで鉄格子を掴んだ・・










『苦痛か・・・００１？』






『・・・』






結衣は言葉を失っていた・・



怒りの形相でジャニスを睨みつけた











「ペッ」







結衣はジャニスに向かって唾を吐き付けた







『・・・』










唾は頬にべっとりとついた





『フーッ・・フーッ』






結衣は興奮しているようだった




「・・・」





唾液を拭く訳でも無く、結衣を眺めた





「スク・・」





「ガチャガチャ・・・」







「ギィィィ・・」








傀儡　NO、００１　結衣の牢獄の扉が開けられた









『あうっ・・うっ・・うっ・・』









結衣は後ずさりしながら失禁した・・・



































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