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屈辱・羞恥・教育・官能小説
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10:36:11
琴菜は逃げるように「HEAVENS Cafe」を出た



横流しをしていた書類とDVDが入った鞄を握りしめていた




「ハァッハァッ・・」




どうしてあんなものが今更・・・



色んな原因を考えたが、現状手元にある事が一番の問題点である・・



書類に関しては「菊池 乱」の仕業しかあり得ない・・



竜男を特別室に入れる時も反対をしていた・・・



一体何が狙いなの・・





「私の存在が邪魔なのか・・・違う・・竜男さんだわ・・菊池は竜男さんを奪おうとしているに違いない・・」






私の横領が院にばれたら当然、私はクビになる・・・



竜男さんへしている治療は恐らく次から菊池が担当する事になる





「そうはさせるもんですか・・ようやく自分の言いなりになる理想の彼氏が見つかったのに・・」





いつの間にか、琴菜は恐怖や焦りの感情を忘れされり



菊池への「怒り」でいっぱいになっていた






直前まで見せられた[過去の経歴のDVD]



このDVDにはジャニスが組んだプログラムが施されていた



コンマ何秒の世界に映す、信号に琴菜の脳が過去の記憶を呼び起こすように仕組まれていた















「総合病院」




院外にある焼却炉へ行き、書類とDVDを放り込んだ









「これさえなければ、菊池の思い通りにはいかない・・・」





その姿を菊池は病棟の窓から見ていた





「何を燃やしているのだろう・・・あの表情は尋常ない・・哀川さんが言うとおり「何か」が起きる所なのかもしれない」





クルッ





琴菜は視線を感じて振り向き上を見上げた




暗かがりの病棟に人の姿は無かった





「ゴー・・パチパチ・・」





焼却炉の炎は勢いのある炎に灰にされていった



辺りにはプラスチックの焼ける臭いが鼻をついた




鬼の形相で琴菜は精神科病棟に入った






「カツカツカツ・・」





歩く音にも怒りが込み上げられ力強いものになっていた




琴菜は医務室へ行った




そこには菊池の姿は無かった





「どこに・・はっ・・竜男さんの部屋に・・」






琴菜は急いで竜男の部屋へと向かった




鍵を変えて自分以外は入れないとはいえ、施錠を壊して入る事は可能なはず・・





「油断ならない女だ」




「タッタッタ・・」






竜男の部屋は真っ暗だった・・






「もう逃げられないわ・・」





ドアノブを見ると特に施錠は壊された形跡はなかった






「・・・馬鹿にしやがって・・」





「カチャカチャ・・」






静かに室内に入った





薄暗い部屋で赤く光る監視カメラのライト見えた






『竜男さん、竜男さん』





竜男の身体に近づくと「女の臭い」がした





「菊池・・」





くるりと振り返り監視カメラのデータを取り出した




決定的な証拠を突き付けてやる




琴菜はそうおもっていた





「カチ・・」





ハンディカムタイプの監視カメラに映像が映し出された




女らしき人物が竜男に下半身をまさぐっていた






「やっぱり・・」






竜男が快楽を得ている姿は、琴菜にはもがき苦しんでいるように見えた




肉棒を鉄のように固くさせる竜男



それをむしゃぶる女





次第に女は竜男の上に乗り、首を締めながら激しく腰を振りみだしていた






『竜男さん!』






琴菜は慌てて竜男の顔に接近した





「息はあるわ・・フゥ・・」





竜男が殺されたのかと思った




再び、モニターを見る琴菜・・






次第に行為はエスカレートし、竜男自身も縛られながらも腰を激しく動かかしているように見えた




琴菜はそんな竜男の姿を爪を噛みながら眺めていた




それと同時に琴菜の体は異常に反応していた




女は竜男の耳元で何かを囁いている




ボリューム上げる琴菜・・





「・・・せないで・・」




『何て言っているの・・聞こえないわ・・』






その後、行為は激しくなり竜男は射精をしたようだった





女は竜男の肉棒を掴み何かをしていた






「注射?・・・菊池・・・あいつか考えら得れない、決定的だわ」






注射器を一般の人間は簡単に入手できない・・





「手慣れた手付きで注射の扱う姿はどう考えても、菊池しか考えられない・・」






琴菜はそう判断した



















































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11:03:31
琴菜が帰った・・・




「ピッピ・・」




「プルルル・・」




結衣の携帯が鳴った



『はい』




『結衣、お疲れさん』




『はい、指示通りやりました』






『そうか、じゃあ部屋で待っている』




『はい』




「ピッ」





結衣は足早に「天国の部屋」へ向かった






「プップップ・・」





「ブウゥゥゥン(携帯バイブ音)」






菊池の携帯が鳴った







『もしもし・・』






『菊池はん・・お疲れ様』





『お疲れ様です・・次はどうすればいいんですか?』






『琴菜がそちらに向かっている、精神的なダメージを負わせておいた、恐らく直ぐに竜男の部屋に行くだろう、そこで事件は起きる、そうしたら迷わず通報するんや』






『何が起きるんですか・・』





『何も知らない方がいい・・知ってて隠すのと、ほんまに知らんのは全然違うでな・・・』





『警察沙汰は困ります』





『そんなん言うても、もう手遅れや・・』





『それじゃ、私の立場はどうなるんですか!』





『・・ピンチはチャンスやないか・・』





『チャンス?』






『そうや・・ピンチとチャンスは同時に起こる、だが、それは一人の人間に両方訪れるとは限らん、琴菜がピンチであんたがチャンスのカードを持っていると言う事やないか・・』






『でも・・』





『大きな騒ぎがおきたら、それはこちらで何とかするし、琴菜を引き受ける、菊池はんは周りからの信用を確実なものにし、絶対的な地位を築くんや バックアップは幾らでもする・・』






『分かりました・・私が行えばいい事は、何かが起きた後ですね』






『そう言う事や・・』






「ピッ」






「食えない女だ・・・だが・・アイツも何れはこちらのコマになる・・・」










京介は天国の部屋に行った









ジャニス・・








「カツカツカツ・・・」







「ギギー・・ガシャン」







地下室に入った







「カツ・・カツ・・」








「・・・」







「傀儡NO 002」  「長澤 真美」








結衣の役割はもう殆どが終わっていた








傀儡のモデルとして一番最初に作られた「結衣」





弱くか儚く強い意志を持つ、キーワードは「愛」であった






「真美」はNO 005の「亜衣」と双子の傀儡





この二人に課せられたテーマは「犠牲」と「怒り」である



気高き傀儡として、真美を起用




犠牲の上で成り立つ傀儡として亜衣を作成し要求してきた京介




ジャニスは何らかのプランが発動される時に合わせ、常に補完と調整をしてきた




結衣のプランが終わるのにあたり、ジャニスは考えた






「廃棄処分」が濃厚である・・





いや、NO、002、005、に会わせるのかもしれない・・





どちらの傀儡も京介には絶対服従だ・・




何にせよ面白い事が続く予感だけが強くあった




いつも天国の部屋で静かにプランを組む京介・・




発動に起用された傀儡達は骨の髄までしゃぶられ、望んでも望まなくとも最後は天国へ逝くのであろう・・




それが凡人の意味する天国と我等が意味する天国の違いなど微塵にも感じる事も無く・・
















「002」





「チャラ・・ギギー・・」





「真美の発動は近い・・・調整を頼む・・」





京介の次のプランへ向けて、真美の状態を見た




一定の心リズムで動く心拍計・・




点滴に傀儡ドラックを混入させた





液体が体内に入り込むと心拍数は少しゆっくりとなった





「順調だ・・」





瞼を開き目を見た






「いい具合だ・・ニヤリ・・」










「結衣を越える存在として作り上げなければ意味は無い・・・」












「ガシャン」






ジャニスは地下室に鍵を閉め事務所へと戻った・・






































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11:15:03
鍵を受け取った、菊池は去っていく結衣の姿を暫く眺めていた

竜男の部屋をぼんやり眺めた後、医務室に戻った



携帯を見た・・・





「着信はない・・」




菊池は京介からの着信を待っていた


プランの本筋、琴菜の除去と地位の確約・・



琴菜の違法的な患者の個人所有


無許可での薬物の投与、横流し


これらの件を踏まえ、「事が起きる」と京介から菊池は告げられていたのだった





菊池の望む事



京介の望む事






お互いににとっても都合の良いプラン




菊池の心情を考慮した形で協力者として迎えたのであった





















画面を見る琴菜は過去を全て思い出してしまった・・・




男は最低な生き物だ・・・







お金と体、以外は見ようともしない・・




踏みにじられた心が、現在の琴菜を作りだし鎧となっていたのだった・・




どうせ、自分の本当の姿を見られないのなら、地位と名誉、そして金の力で虚勢を張り




思い通りになる人間達でかためればいいのだ・・







そうすれば、自分は傷つく事は無い・・




傷つけられる側になるより、傷つける側の方が安全である・・




そんな風に身勝手な自己防衛的解釈をしていた




すすり泣く琴菜の後ろでニヤニヤする京介の元にジャニスは近寄った





「どうしますか?」





京介は「ニヤリ」と笑い琴菜に声を掛けた






『琴菜はん・・あんたの過去はワシにはなんも関係が無い、どんな過去があろうとワシはあんたを信用しとる・・』





陰部を大勢の前で開き、自慰行為まで見られ、男にゴミの様に扱われたみじめな姿・・・







絶対他人には知られたくなかった・・・






『ううっぅぅぅ・・・』






琴菜は京介達への立ち位置が逆転してしまう・・・




また、あの男のように良いように使われる・・・




京介の言葉を信用しようとしなかった





『いいか・・琴菜はん・・この書類、このDVD、表に出る前に止めたのはジャニスや・・・もう少しで・・あんた終わるとこやんたんやで・・』





『うぅぅぅ・・・』






『おい!泣く暇あったら礼ぐらい言わんかい!』








京介の大きな声に琴菜はビクつき小便を漏らした





「ジョッ・・ジョジョ・・プシャー」






『あわわわぁ・・す・・すみません すみません、許して下さい』





その姿を見たジャニスはいきなり琴菜の髪を掴んだ










『おい・・店、汚すんじゃねーよ』









『ひぃぃ・・』








琴菜は床に広がる小便を拭こうと思い辺りをキョロキョロした




バスタオル を取ろうとした時、ジャニスがバスタオルを取りあげた






『当店の物を汚さないでいただきたい』






『でも、綺麗にしないと・・』






『御自分の服があるじゃないですか・・・』






『・・・』






『琴菜はん・・ここはワシ等にとって聖地や・・そこを汚したんやんからそれぐらいせんとあかんやろ・・・』







言われたとおりにしないと、書類とDVDをばらまかれる・・・






咄嗟にそう感じた






琴菜は慌てるように上半身の服を脱ぎ床を拭き始めた






「ゴシゴシゴシ・・・」







綺麗に拭き取ると服はタップリと小便を含んでいた






「ゴン」






「バラバラ・・」







ジャニスは床に鞄を置き、DVDを放り投げた







『もういいですよ、これ持ってとっとと消えて貰えますか?』






『えっ・・』






琴菜は、書類とDVDで死ぬまで付きまとわれると思っていたので驚いた・・








『琴菜はん・・・ワシ等は仲間や、あんたが困ればワシ等は助ける・・だが、命の恩人のようなジャニスの店で小便漏らすのはなしや・・・クックック』







『・・・す・・すみませんでした・・』







『さっさとその服を着て消えて貰えませんか?臭くてかないませんよ・・』







『・・・』







琴菜は自尿が含んだ服を着た・・








鞄の中にDVDを入れVIPを出ようとした時、京介が声を掛けた









『琴菜はん・・・どんな事があろうとあんたを守ってはやるがな・・・今後は気ぃ付けや・・・』








『はぃ・・』








ドアを開けようとした時、ジャニスが琴菜より先にドアを開けた








『その汚い手でうちの店に触れないでいただきたい・・』







『す・・すみません・・』







琴菜は身を隠すように「HEAVENS Cafe」を立去った・・・




































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11:53:04
琴菜は予測もしない事態に戸惑いを隠せないようだった


「あんたも相当好きもんやな・・?まさか竜男さんとのことまでバレているとでも・・」



「カチ・・ヒュィィ--ン」



DVDプレーヤーの動く微かな音が聞こえた



「ザ--------」



「ガヤガヤ・・」





賑やかな音と人のざわめきに似た声が収録されていた



カメラは人込みをかき分けある空間を目指しているようだった


カメラの視界が急に広くなるとそこには大股を開いて陰部に手を当てている琴菜の姿が映し出されいた


そしてその背後には更に琴菜が自慰をしている映像が流れたいた





「あぁぁぁ・・・あの時の・・」




琴菜は全身が凍りつくような気がした


何故、あの忌まわしい過去の出来事まで、この二人が知っているんだ・・




『こ・・これは無理矢理やらされた事で、私が好きでこんな事を!』



『ほう・・まぁ、あんたがそう言うんやったらそれでええわ・・』




「琴菜!」



映像の声に反応して琴菜は画面を見た


大好きだった彼氏が皆の見ている前で自分の小便を浴びせているシーンだった



「ジョボジョボ・・」



目を瞑り口を強く締め顔をあげている自分・・・


頭と顔に男の小便はかけられた・・




甦る感情に琴菜は意識とは別に股間を湿らせていた




「今更・・どうしてこんな物が・・」



『琴菜はん・・ようく見とけや・・』




京介の言葉で現実に戻される感じがした



「ゴクリ」




琴菜は京介の方を見ることなく映像を凝視した




映像の中の自分はやがて金をむしり取られ店を出ていった・・・



自分が知りえるのはここまでだった



だが、映像は止まらなかった





「えっ?・・続きがある・・」






「あの豚のかなり貯め込んでいるんだよ、ちょっと優しくすれば金はいくらでも出してくるんだ」



「マジかよ」



「えーSEXとかしたの?」



客の女が聞いていた



「気持ち悪いから殆どバイブであの臭そうな穴、突いただけ!ガハハハ!」



「でも、やったんだ?」



「仕方ねーだろ、だって・・アイツは・・俺に取っては・・・「豚の貯金箱」だからな!ハハハ」



「豚の貯金箱?ガハハハ」



ホールの客達は琴菜が去ったあとも尚、愚弄し続けていた


「でっ、何でその貯金箱、割っちゃたの?」



「・・私もそこが知りたい・・」

琴菜も瞬時にそう思った



「それは~・・」



「ゴクリ」



「臭せーんだよアイツ」



「ガハハハ!」



「一応、聞くけど何処が?」



自分とは似ても似つかないくらいの可愛らしい女が聞いていた



「身体全部!特にあそこが!」



「ガハハハ」



「豚は臭いって言うもんね!でも綺麗好きなんでしょ?本物は(笑)」




「アイツは自分の陰毛も処理していないような奴で、本物の豚より優れているのは「金」を持っているとこだけだったよ!ガハハハ」





「マジウケル」



「ねぇ、あの豚から吸い上げたお金で今度旅行に連れて行ってよ」



「いいよ、じゃあ、今、しゃぶってよ」




男はおもむろにペニスを出して女はそれにしゃぶりついてた・・・



その翌日には、その男により琴菜の貯め込んでいた貯金は全額引き下ろされていた



琴菜は警察に届ける事も無く悲しみの淵に落ちた



すすり泣きを泣きをしながらただ画面を見つめていた












結衣


竜男の肉棒を体内に入れ込み腰をゆっくりと動かしていた





「フゴォォォ」




結衣の中は琴菜と違いとても気持ちが良かった・・



長年、地下牢に閉じ込められ使う事のなかった陰部はまるで処女のような締め付けだった



結衣が腰を一振りするだけで竜男は脳が溶けてしまうような快楽が走った



肉棒に打たれた薬と呪文・・



竜男は完全に結衣の「傀儡」となっていた




結衣は竜男の首を絞めた



「うごっ!」




顔が真っ赤になり肉棒の大きさが肥大した


結衣の中でムクムクと大きくなる肉棒



何度、射精しても勃起が納まらない程だった




「パッ」




結衣は首から手を放した




「ガハーッガハーッ」




竜男は快楽と苦しさの中、こんなに気持ちが良ければこのまま結衣に殺されていい・・




そう感じていた





『竜男さん・・結衣知ってる・・琴菜とも同じ事をしてるんでしょ・・悔しい・・だから・・だから・・』





竜男の目が見開いた




結衣は琴菜との事を知って、首を絞めてきたんだ・・




悲しませる訳にはいない・・




竜男は現状と幻想の境目の区別が付かなくなっていた




まるで、自分が自由に動き回り対話を出来てるかのように思い込んでいた






「あががぁぁ・・」





『結衣を悲しませないで・・』





「あがっ!あがっ!」





結衣はしゃがむ体制なり腰を上下に素早く動かした






「ズチュウ!ズュチュウ!」





今までで一番の快楽が肉棒に走った




粘膜の擦れあいに・・




秘部の接合に・・





「いっ・・・いくっ・・・」





猿ぐつわ越しに竜男が限界を告げてきた



「ズンッ」





「あがっ!」




結衣は急いで竜男の体から降りた





「サッ」





ガチガチに固くなった肉棒はピクピクしながらコンドームの中で射精した



ゴムの根元からは竜男の精子がドロドロと流れ出ていた



結衣はコンドームを外し肉棒を掴み、もう一本注射を打った






「ウグッ・・」





その後、結衣は急いで自分の体を拭き着替え





竜男に布団をかけた





白目を向き口を開け涎を垂らす竜男の部屋を何事も無かったかのように出た





部屋を出ると、協力者「菊池 乱」が待っていた





結衣は鍵を渡し病院をあとにした・・










































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2010/09/15
10:40:19
「ガバッ」



鞄の中身が見えた・・・




『こ・・これは・・』




『よう手に取って見たらよろしいやん・・』





琴菜が鞄の中に詰まってあった書類を手に取った





『こ・・この書類をどうやって手に入れたんですか・・・』





琴菜の手はワナワナ震えていた




今までに病院には内密にした薬剤の入手した業者からの納品書等が揃えられていた






『あんた・・・不用心やわ・・』




京介は琴菜を見下げるような視線で見ていた





『どうして・・どうして・・』





『もう少しで表に出るとこやったで・・・琴菜はん・・ワシらはどうにでもなるが・・あんたは困るんちゃうの?』




こんな物が表に出てくるなんておかしい・・



業者にだって金を多少握らせている・・



内密に薬を入手している事を知るものは・・






「京介、ジャニス・・この二人以外には・・・」





この時・・琴菜の脳裏に一人の女が浮かんだ・・





同病棟のもう一人の医師菊池 乱が思い付いた






「今まで良くしてきてやったのに裏切り者め!」





見る見るうちに琴菜の顔が真っ赤になり汗をかき始めたいた





そんな姿を見てジャニスはアイスペールを手に取り琴菜の頭からぶちまけた







「バシャッ、カランコロン・・」







『ひゃっ!な・・何するんですか!』






『何する?それはこっちのセリフですよ、琴菜さん。貴方は多大なる金を要求しこちらはそれに従ってきた、紙きれの管理も出来ずに文句を言える立場だと思っているんですか?本来ならばここで死んでもらうのが妥当な所ですよ・・』







びしょ濡れになる琴菜をジャニスは冷酷な眼差しで見つめていた






氷が服の中に入り込んで琴菜のブラジャーの谷間に入り込んだ






心臓の鼓動が急に激しくなった






『おい・・琴菜・・ワレ・・・金に目が眩みすぎちゃうか?』






『いえ・・そんな・・これは・・誰かの陰謀です!私はちゃんと処理してました』





『では、何故こんなものが出てくる?』





『それは・・裏切り者が・・』







「ドガッ!」






京介はテーブルを蹴った






『おう!おどれ、銭取っていて他人のせいか!コラッ!』






『ひぃぃ・・すみません すみません』






『琴菜はん・・・今回は目を瞑ったるわ・・・だが・・気を付けや・・』






『はい・・・』






ジャニスはバスタオルを琴菜に投げつけた







「バサッ」







「ひっ」







『あの・・・』






『何や?』






『多分なんですけど・・密告者が居ると思うんです・・』






『でっ?・・・それがどした?』






『いえ・・その・・・』






『仮にそいつが犯人だとしても・・ワシには何も関係が無い・・』







『それは・・そうかもしれないけど・・』






『何が言いたいんや?』





『いえ・・何でも・・』







「菊池しかいない・・・あの女・・・竜男さんを私から奪うつもりで、この馬鹿達に私を・・」






琴菜は病棟での違和感や異変も菊池の仕業であると思い込んでいた・・







『おい』





ジャニスが琴菜に声をかけた・・







『?』







琴菜は顔をあげた







「バラバラ・・」






ジャニスは2枚のDVDをテーブルに放り投げた








『これは?』







『貴方の思い出の記録・・・とても言いましょうか・・フフフ・・』






『琴菜はん・・・あんた・・相当な好きもんみたいやな・・・ニヤリ・・』






『な・・何言ってるんですか!』







『そのDVD流したれや・・ジャニス・・』





































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