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2010/07/25
11:13:43
佐原は電話を切った
紗江が起きてくるのは予想外だった・・・
急いでリビングへ行った
『ごめんね、まだ仕事が少し残ってたから』
『ううん・・いいの・・今日・・無理させちゃったから・・紗江こそごめんなさい・・』
『そんなのは気にしなくていいよ』
『本当に佐原さんは優しいんだね・・紗江・・どんどん甘えん坊になっちゃうよ・・(笑)』
『どんどん甘えていいんだよ、紗江』
『ありがとう(*´∀`*)』
『佐原さん、まだお仕事があるの?』
『少しね』
『じゃぁ・・先に寝るね・・』
『なるべく早めに行くから』
『うん(*´∀`*)』
その後、紗江はベットに行った
佐原は部屋に戻り、今回の紗江の行動の続きを入力し始めた
先程のジャニスとの会話も事細かに詳細を残した
呪文の効力には意味があり
それぞれの効果がる
傀儡と呼ばれる種類によって、必要な呪文が幾つかあるようだ
紗江の場合には「ガラスの破片」という、全記憶抹消プログラムが組み込まれていると聞いている
京介の言う「我、最強なり」とやらは何の効果もなかった
紗江は傀儡化はしていない
京介は紗江に目を付けているのではないか?
以前、失った傀儡が居ると聞いている
必ずしも奴は成功例ばかりではない
失敗例があるからこそ、奴の精度は信憑性に欠ける
つまり、傀儡とやらも完全ではなく、また京介自体も扱いきれていないと結果に結び付く
紗江の眼を見ろと言うのは「フェイク」に違いない
紗江が傀儡化したと言い、自分のものにしようとしているのかもしれない
てんてんの様なエロスだけの女に飽きたのだろう・・
今後、奴には近づかないようにしなくてはならない
奴は人間を踏み台にする男だ
まるで蟻でも踏み潰すかのように
・
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・
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「カチ」
PCの電源を落とした
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・
・
・
翌日、紗江と佐原は一緒に部屋を出た
『紗江、車、使いな』
『うん(*´∀`*)』
紗江は当たり前のようにアルファロメオに乗った
「昨日・・ここでも佐原さんに抱かれたんだ・・・中に沢山出してもらった・・佐原さんの子供が早く欲しい・・そうすればずっと一緒にいれる・・・」
紗江は大学へと向かった
大学では暫く休んだ紗江を心配する友人たちが居た
『紗江、心配したんだよ』
『・・・あぁ・・・ごめん・・』
『何かあったの?』
『ただ・・彼と居たかったの・・・』
『なーにぃ・・おのろけ?(笑)』
『違うよ・・・本当に一分一秒も無駄にしたくないって思ったの・・』
紗江は相手の顔を見ることも無く淡々と語った
『そんなに好きなの?』
『うん・・毎日・・抱かれてないと不安になるし・・沢山沢山・・中に出してもらってないとなんか・・不安になるの・・』
『えっ?ちょっと・・紗江・・何言っているの?』
紗江は友人を見た
『本当の愛を知ったの・・・』
とても静かな口調だった
『そ・・そっか・・・羨ましい・・・』
紗江は満面の笑みを見せた
「紗江・・変わったね・・」
紗江の所から離れた友人達が話していた
「美紀や葛巻君の事が原因なのかもね・・」
「うん・・・」
紗江は授業中も携帯の待ち受け(佐原)を何度も何度も眺めていた
「早く逢いたい・・」
昼までの授業が終わると直ぐに紗江は車に乗った
「キュルルル・・・ブウン」
『あれ?紗江の車?』
友人が話しかけてきた
『彼の(*´∀`*)』
『凄い車だね』
『じゃね』
『えっ、帰るの?』
『うん、彼の部屋に居たいの』
『はいはい(笑)』
「ブロロロー」
紗江は走り去った
『あれじゃ、まりでストーカーだよね(苦笑)』
『彼氏も気の毒だね(笑)』
友人たちは紗江の外見だけを見てそう感じた
「佐原さん、佐原さん・・」
急いで部屋に入った
何故か佐原が部屋に居ると思い込んでいた
「佐原さーん!佐原さーん!」
色々な部屋を開けて歩いた
「居ないか・・あっ・・あの部屋かも・・」
「スタスタスタ・・・」
扉の前に立った・・・
。
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