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屈辱・羞恥・教育・官能小説
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11:45:32
佐原は急いで車に乗り込みメモに書かれた海へと向かった


「ここからじゃ一時間以上かかるな・・・チッ・・」


アクセルを踏み込み高速に乗った



「ピッピッピ・・・」



紗江の携帯に電話をかけた・・




「お客様のおかけになった電話は現在電源が切れているか・・」



「チッ・・電源を切っているのか・・」



とにかく、このメモに書かれている海を目指すしかない・・・


佐原のアルファロメオのメーターは160キロ指していた




運転する最中、疑問が浮かんだ・・




何故・・京介はヤミーズにいたのだ・・・


そして、てんてんがわざわざ紗江の居所を・・・


しかも、そのままにしてくるではなく、連れて帰ってくれば良かったじゃないか・・・


だが、その反面、京介の知る、佐原の人物像を紗江に吹き込まれるのも困る・・


好を走したのかどうかは分からんが、これが必然なのかもしれない・・


今回の波を超えれば二人の間柄はより強固なものとなるのは間違いない・・


紗江の気持ちを考えるものではなく自分主体で良いように解釈をした



「何にせよ・・俺達は特別だ・・紗江が俺の前から居なくなったのも俺に追いかけてきてほしいからに違いない・・想いを試し体感したいのだろう・・実に簡単だ・・・」







紗江は海を眺めていた・・・



誰もいない暗くなった海・・・


少し恐い気もしたが、きっと佐原が迎えに来てくれるはず・・


そう思っていた・・



「ザザー・・・ザザー・・」




足元に波で浜辺に送られてきた水がかかった・・




「美紀・・昔、よくここに来たね・・」




「私ね、今、佐原さんって言う人と付き合っている・・・でも・・失望させちゃったかもしれないんだ・・」




「なんか・・合わせる顔がないって言うか・・どう接していいか分からなくなっちゃって・・」




「誰よりも誰よりも・・大好きで愛しているのに・・人を好きになるって本当に苦しい事だね・・」




不運な事件で死んでしまった、親友「平井 美紀」に語りかけていた・・




紗江はしゃがんだ・・




水辺に手を入れた





「冷たぃ・・」




砂浜に置いてある鞄の中から携帯を出した





「パカ・・」




携帯を開いた





電源をいれた





メールマークを押し メールの宛名を入れた




「佐原さん」


「本文」


「佐原さん心配かけてごめんなさい、紗江は佐原さんに取ってふさわしい女性じゃないかもしれないけど・・でも、誰よりも誰よりも佐原さんの事が大好きで愛しています。


こんな事言う権利はないかもしれないけど・・紗江の事が少しでも好きなら探してください・・


紗江は昔、友達とよく行っていた海に居ます・・・場所は~(略)


面倒くさい女って思うのなら探さなくてもいいです・・



本当にごめんなさい・・・    紗江   」





紗江は佐原にメールを送信後、再び電源を切った・・




「はぁ・・結局・・こうして自分からメールしちゃうんだな・・・」




「佐原さんお願い・・紗江を探し出して・・・美紀・・あなたの力も貸して・・・」





紗江は空を見上げた・・












「ブロロロー」




佐原は高速を降りメモの海辺向かっていた・・




「~♪」




佐原の携帯が鳴った




紗江からのメールだった




「キキーッ」




車を停めメールを確認した





「やはり・・メモの通りか・・・本当にてんてんはここまで来たということか・・」




直ぐに電話を掛けたが相変わらず圏外のままだった・・





「紗江・・・そんなに悩む事じゃないのに・・・だが・・これは好都合だ・・これも全て必然と言う事になる・・・より深い愛を手に入れる事が出来そうだ・・俺だけを見つめ俺だけの為に生きる女にするんだ・・最高だよ・・紗江・・」




「ブォォォォー」











数十分後、佐原は海にたどり着いた




砂浜から見える一台の車・・



車の色は暗くて分からないけど聞き覚えのある音と紗江は感じた・・・




「えっ・・もしかして・・佐原さん・・」




嬉しい半面・・




とても恐いような気持ちになった・・




怒られるかもしれない・・




「ど・・どうしよう・・」




車のドアが開く音が聞こえた




「ガチャ・・」




こちらに向かってくる人影・・






「もし・・佐原さんじゃなかったらどうしよう・・・襲われるかもしれない・・」





人影が近づくと声が聞こえた・・




『紗江・・紗江?』




「佐原さんだ・・・」




紗江は大粒の涙があふれ出た・・





『佐原さん・・ごめんな・・さい・・紗江・・紗江・・』





『何も言わなくていいよ・・紗江・・』





佐原は紗江を抱きしめた・・



『佐原さん、佐原さん・・ごめんさぃぃー・・』




紗江は子供のように泣きじゃくった・・




『さぁ帰ろう・・二人の家に・・』





『いいの・・紗江・・また部屋・・行っても・・いいの・・』





泣きながらたどたどしく紗江は言った




『当たり前じゃないか・・紗江・・』





『ありがとう・・』





紗江は鞄を持ち佐原の腕にしがみつき車へと向かった・・





「ガチャ・・バタン・・バタン・・」





『佐原さん・・見つけてくれて・・ありがとう・・』





『どこに行こうとも必ず、何度でも探し出すよ・・紗江』





『嬉しい・・』





『でも・・もうこんな事をしちゃいけないよ』




『はぃ・・』





『佐原さん・・少しここで話をしたい・・』





『いいよ』






月明かりに照らされる佐原の顔はとても優しかった・・






『紗江の事・・怒ってない?』




『少し・・怒ってるかな・・』




『えっ・・そうだよね・・ごめんなさい・・』




『でもね、紗江、愛しているからこそだよ、俺が急にいなくなったら紗江は心配しないかい?』




逆の立場で考える・・

そんなことも分からなかった自分が情けなく感じた・・





『うん・・心配する・・でも・・紗江・・自信なくなっちゃって・・それで・・』





『もういいよ(笑)』




『もうしません』




『よし・・良い子だ』



『ここね、友達とよく来た海なんだ・・』




『そうなんだ・・』


『例の事件で亡くなった・・』



『あぁ・・そっか・・彼女は本当に可哀そうな人だったね・・』



『うん・・でも・・ここに佐原さんを導いてくれたのもきっと美紀のお陰だと思うんだ・・』




『どうしてだい?』




『空に向かってお願いしたの・・佐原さんが紗江を見つけるようにって・・』



『そっか・・友達に感謝だね』




『うん・・』




『前に聞いたことがあったね・・思い出の海があるって・・』




『よく覚えてないけど・・そうかも(笑)』




『ここだったんだね』




『うん』




『来れて光栄だよ、今度は二人で来ようね』




『うん(*´∀`*)』




『紗江・・』





佐原は紗江に覆いかぶさった






「ちゅっ・・ちゅっ・・ちゅ・・」





『あぁ・・佐原さん・・今・・思う事言っていい?』




『何だい・・』





『紗江・・我慢できない・・ここで抱いて・・』





『俺もそうしたいよ・・紗江・・』





佐原は紗江の胸元を露わにし胸にむしゃぶりついた・・・




『いつもより・・感じる・・凄く・・凄く・・気持いい・・』









『あぁ・・あぁ・・中に・・中にた沢山出して・・』






紗江は泣きながら佐原の肩にしがみ付いた・・







浜辺の駐車場でアルファロメオはグラグラと揺れていた・・・








































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