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18:45:14
パーティーは華やかに始まった。



各業界の著名人が集まり、そうそうたるメンツに招待客は驚きを隠せいないようであった。



会場では 数名の人間が、名刺を出してはペコペコ頭を下げていた。



そんな人間のやり取りを京介はじっと眺めていた。



誰と挨拶するわけでもなく 



言葉を交わすわけでもなく・・・




会場のステージ



美央の挨拶が行われた




人前でも屈することなく 堂々たる 挨拶であった。





「流石だな・・美央・・」




京介は心の中でそう思った。




挨拶が終わると美央はヒロシの元へ向かっていた。



ヒロシはゲレックス社長と居た







『この度は、ご出席いただきありがとうございます。(*´∀`*)ゲレ社長』




『美央社長、私こそお招きいただき感謝しております。』




『お世話になりっぱなしですみません・・今日は楽しんでいってくださいね』




『ええ ありがとうございます』





ヒロシは美央の社交的な対応を見て満足げであった。






「これが、操作された幸せとは気づかずに・・フッ・・馬鹿共が・・」






時計を見た・・




「愛美の登場まであと10分って所だな・・」







愛美からインカムが入った。





「キラー様、そろそろです(*´∀`*)」




「そうか・・今、会場は雑談をしている、ここでお前の登場は目を引くものとなるだろう・・」




「はい(*´∀`*)あとキラー様!」




「なんや?」




「今日の衣装 超セクシーです(*´∀`*)」




「それがどうした?」




「えー・・つまんない・・」




「はぁ・・嘘だよ、楽しみにしてる。綺麗に舞うんだ・・てん。そしてここに居る全員を魅了しろ」




「てんは。。キラー様だけ魅了したい!!」




「俺はもう十分 魅了されている 更にだ・・惚れ直すくらいな( ̄ー ̄)ニヤリ」




「はい(*´∀`*)楽勝です」




「よし・・流石 ワシの女や・・」




「では・・後ほど!」





愛美は、これから行われる「衝撃のプラン」のスタート地点に立った・・





このプランは 千佳やゆなでは無理・・



愛美でなければ成し得ない業であった。





突発的なプランではあったが上手く行くそうな気配がしていた。







てんてん(愛美)が舞う・・




ヒロシを取り込む・・






これから始まる悪夢の惨劇に、この時は誰も知る由がなかった。






和やかな パーティーは何事も無く 進行され





てんてんの登場を迎えるシーンが始まろうとしていた・・・。





賑やかな会場が薄暗くなってきた




会場に来てた客は何かが始まるのか?とざわめきステージを眺めた。





ステージのスクリーンにCMが映され 



その数秒後に てんてんが華やかに現れた。




会場の人間たちにはシークレットイベントとして行われた為、会場は歓声の渦となった。




曲に合わせ皆が手拍子をしていた。





愛美は、CMの様に可愛らしく、エロティックに踊った。






京介は愛美の演出に「 ( ̄ー ̄)ニヤリ」 とし周りを見渡した。




男性客は興奮し 



女性客からは 「可愛い・綺麗」 




の歓声があがっていた。






「さて・・サタン・・・どうだ・・」






ヒロシを見た。





ヒロシは周りの客たちの反応があまりにも絶大な事に驚きを隠せないようであった。






『ゲレロ君、うちのイメージガールはそんなに有名なのかね?』




『会長ご存じなかったんですか?』




『ううん・・美央がお勧めだと言ってたので 任せたのだよ』




『流石ですね 美央社長。』




『感覚の鋭い女だ。でかしたぞ!美央』




美央は恥ずかしそうにはにかんで笑っていた。





愛美は数分間のステージを終えると 「㈱ MIO」の席へ着いた。





㈱ MIO としてはパーティーの主催 



てんてんのシークレットステージでパーティーに来た人間たちに絶大な印象を焼き付けた。




その後、てんてんが ㈱ MIOの席へ着くのも京介の指示であった。





『てんてん君  ありがとう。』




そう言い ヒロシは てんてんと握手をした。





『てんてんさん 流石ね 皆 見惚れてたわよ』




『大成功ですかね(*´∀`*)?』




『大成功よ!(*´∀`*)』




㈱ MIO の席の周りには人だかりが出来た





皆、記念写真をせがんだ




ヒロシ・美央・てんてん。この三人と 列を成すように並び インパクトは最大に与えた。





会場の隅のほうで、京介はその様子を じっと眺めていた。





時折、愛美は京介を探しキョロキョロしていた。




記念写真が続く中、愛美はこっそりインカムマイクで言った。





「キラー様は来ないの?」




「行くか・・早く 済ませろ・・」




「・・・」




少し ふてくされた 表情のてんてんを見て 美央が言った。





『どうしたの?体調でも悪いの?』





「生理だと言え・・」




京介からの指示が出た。




『あの・・生理で・・』




『あぁ・・そっか、つらくない?大丈夫?私 薬あるから・・飲む?』




『あっ すみません』




美央はいそいそと鞄から生理痛の痛み止めの薬をそっと渡した。




愛美は薬を飲むフリをした。




その後も、会場は盛り上がりステージ上に ㈱ MIO のメンツとてんてんが上がった。




司会者が、色々と質問をしたり 



ゲレックス社の商品の内容説明 



そして商品開発として、ゲレロ社長の挨拶が行われた。





パーティは大いに盛り上がり大成功を成し遂げた。





京介の狙いはパーティの成功だった。





ここで「㈱ MIO」「てんてんの繋がりを理解させる」ことにあった。








会場の熱気も冷めやまぬ間に 閉会の時間が迫ってきていた・・。




































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