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屈辱・羞恥・教育・官能小説
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12:14:03
二人は、和食処『KIKU~ 菊』へ着いた。




軽く酒を飲みながら話をした。




『千佳仕事している時は 普通で居られてるのか?』



『うん(*´∀`*)』



『それならいいが、大事な話をするからな』



『はい。』


京介の真剣な顔を見た千佳はシッカリとしたを返答した。



『今月中に会社を辞めるんだ』



『どうして・・ですか?』


『お前の為だ・・・』


『千佳の?』



『そうだ。もし、会社で感情を抑えれなくなった時に、恐い病院に連れて行かれてしまうかもしれない。そうならない為にも・・』



『恐い病院・・いやぁ・・・』



千佳は小声で返答した。



『そうならないとは言い切れないし、体も少し休ませる必要がありそうだからな』



『でもぉ・・・お金』



『金の心配はしなくていい、そして一緒に居る時間を増やそう。』



『居る時間が増える?千佳、京介しゃんといつも一緒?』



『ほら、ちゃんとしろ。子供になるな。大事な話なんだぞ。』



『はぃ・・ダイジ』




京介からちょっと注意されるだけでも、千佳はなかりへこむようだった。






『いつもと言うわけにはいかないが、なるべくは一緒に居れるようにする』



『うれしぃ・・・』




千佳は本当に嬉しそうだった・・・。




『出来るな?』



『辞めます。明日、辞表を出します。』



『そうか、約一ヵ月後には退社してるんやな』



『はい(*´∀`*)』






プランの進行を一ヶ月先に照準を合わせた。






千佳は嬉しくて嬉しくて、たまらないと言う表情だった



自我の人格が出てきそうになりながらも、必死でおさえ普通でいれるようにしていた。




京介は、その自我制御の部分を見ていた。



千佳に自我を呼び出すように命じた。







『千佳、素直な自分を出してくれ、話をしたいんだ』



『はい。』




いとも簡単に千佳は自我の人格に代わった




『千佳、御願いあるんだ』



『うん(*´∀`*)』



『薬や呪文は、もうやめる方向で考える・・』



『(*´∀`*)???』



『さっき、お前は、自分で人格を抑えれたよな?』



『うん(*´∀`*)』



『それは自我が強くなってきている証拠なんだ。』



『自我・・?』




『そう、つまり自我を制御するんだ。普通でいれる状態をキープ出来る様にだ。俺と一緒の時は、そんな風にしなくていい。好きな自分でいればいいから・・・出来るか?』





『京介しゃんと居ないとき、普通・・本体の真似?』



『そうだ。出来るか?』




『出来る!千佳、出来る!』



『よし。良い子だ。おいで』




千佳はベタベタ甘えてきた






『明日から頑張れるな?』


『はぃ(*´∀`*)』





京介は、このまま不安定な人格では無く  



自我をメインとし そこで制御する。




自分と一緒の時には、どの人格でも構わない  



だが、一人の時の千佳を心配した。



会社では常に普通の状態を維持させる、



千佳の体や精神の異常さを他者に知られるわけにはいかない。


全てを上手く動かす為に


千佳の退社をプラン発動の照準に合わせた




「㈱ MIO」 に大きな口を開けた罠が仕掛けられる事になるのだ・・・。







二人は  『KIKU~ 菊』 を出た。




近くにある、星の見える丘に歩いて向かった。



千佳が突然、星が見たいと京介に言ったからであった



その丘に着くまでに、千佳の様子は少しずつ変わっていた


京介は気付かなかった








『千佳、これからは、なるべく一緒に居れる時間を作る』



『はぃ・・。』




千佳は、空を見上げて星を眺めた




京介はベンチに座りタバコをすっていた






しばらくすると、千佳は、固まったように動かなくなっていた・・・







『おい、千佳』





『はぃ・・(泣)』





『どうした』







『星、見てたら・・・。涙 止まらない。懐かしい気持ち・・・』




『星?』





千佳は静かに語り始めた




『本体・・星。好きだった・・・嬉しいと悲しい・・ふたつある』







『・・・そうか・・・』







『ごめんなしゃい・・・ほんたい、まだすこし ある・・・』






京介は千佳の言葉に驚いた・・・





『本体が満足するまで、星を見ていこうな・・・ごめんな。』






千佳はふりかえり・・





『ありがとう。京介さん』





『!?』



「なんだ・・今の感覚は・・・」








千佳は、再び空を眺め続けた・・・


数時間、星を眺めていた、千佳は満足したのか振り返った・・・









京介は千佳へ近寄り手を取った


それから、二人は千佳の部屋に戻った。






「星を見ている時は、本来の人格が出てきていたのか・・」



「本体と呼ぶ、本人の人格は消えていなかったのか・・」


京介は、そればかり考えていた。







自分が思っているより、千佳の人格構図は複雑になっているかも知れない・・・・





『千佳・・』





『はい(*´∀`*)』





いつもの千佳だった・・・






『今晩は薬は飲まなくていいからな』





『はい(*´∀`*)』






二人は数時間後に就寝した・・。







翌日



千佳は、慌しく会社に行く準備を始めていた。





会社に行くときには、普通の人格のようだ・・・





京介は寝てるフリをしながら、観察をし続けた。




あちらこちら、動き回り化粧をしている、千佳


人格をいじられる前は、千佳はこうだったのか・・・?などと考えていた。


全ての準備を終ると 千佳はくるっと振り返り、京介の顔にキスをしてきた。


京介は、寝たふりのままを続行した。


千佳は、薬箱から「薬」残り2袋をこっそり鞄にしまい出かけた・・






京介は、いきなり薬を全く飲まないのは無理があるかもしれない・・・



そこは見てみぬフリをしていた。




㈱ MIO・・・。




営業部は会議を行っていた。



美央は今回の商品の実績、利益率、今後の展開などを話した



『今日は、てんてんさんが会社に来られるので、くれぐれも失礼の無いように・・』



『会長の方からは、何か御座いますか?』



『うむ・・営業部の皆さん。今回のてんてんの起用は上手く行った、 だがこれに甘んじてはいけない、次の戦略も考えておいてくれ。』




社員達は会長ヒロシには、なかなか会える機会が無い為に、一同は緊張気味であった。






『以上、皆 それぞれの仕事に戻りなさい』





『はい!』









役員室・・・


ヒロシは相変わらず険しい顔つきでいた





『会長、お顔が恐いですが・・・』





『おぉ・・すまん考え事をしとったでな・・』




「コンコン・・・」


『どうぞ』


『社長。てんてんさんは予定通りだそうです。』



『うん。ありがとう』


『会長、そろそろです。』




それから30分後、てんてんは 役員室を訪れた。




「コンコン・・・」





『お見えになりました』


てんてんとマネージャーは部屋に通された。


ヒロシは急に満面の笑みになり




『いやぁ、お待ちしてしてましたよ!てんてんさん。 ん~ 実に素敵だ。』






『会長さん、お上手ですね(笑)改めてご挨拶致します。「てんてん」と申しますよろしく御願いします。』






ヒロシは、てんてんの手をギュウっと握り締めた・・





『よろしく。てんてんさん』






てんてんは京介の「会長には気をつけろ。」と言う言葉が過ぎった・・






『はい。頑張らせていただきます。』






ヒロシは、てんてんをまじまじと舐めるように見ていた。






『うん・・・美央、次のCMもてんてんさんを起用か?』


『そ、それはまだですが・・・先日撮り終わったばかりなので』




『そうかね・・・。どうかね?てんてんさん。うちのCMをシリーズ化して取ってみる気はないかね?』






てんてんのマネージャーは驚きの表情を見せた





『てんてん。凄いよ!ほら会長さんに・・・』





マネジャーはてんてんを急かすように返答を打診して来た。






『嫌かね?てんてんさん?(笑)』


『あっ・・はい、喜んで』




ヒロシはてんてんの返答が遅い事を不信に思った・・。






『何か不都合でも?』


『いえ、そんな事はないですけど、あまりにも急なお話なので・・びっくりしたのと少し緊張してたので・・』





『そうか(笑)それとギャラの件だが』


『今までと同じで構いません』


『ほう・・・どうしてだね?てんてんさん、君は貪欲な女だと聞いていたが?』




ヒロシは金の話をしようとしないのを不思議に感じ、多少、嫌味風に言ってみたのだった



『いえ・・前回は生意気な事を言ってすみませんでした。』




ヒロシとてんてんのやり取りを見て、美央はクスクス笑っていた。





『会長。てんてんさんが恐がってるじゃないですか(笑)もうその辺で・・・。』




『そうか・・そうだな(笑)では、今後とも一つよろしく頼むよ、てんてんさん。』




てんてんのマネージャーと美央が打ち合わせを始めた




すると、ヒロシはてんてんにこう言った。




『てんてんさん。全ては気味次第だ・・・ギャラもその後も・・』



『どう言うことですか?』





ヒロシはニヤリと笑い 





『まぁ、そのうち色々と助けてあげると言う事だ・・・』




『はぁ・・・』





てんてんはヒロシに得体の知れないものを感じた・・。





その後、てんてん達はスタジオの方に行き広告の写真撮影に入った。




その業務は営業部の人間達が付き添った。







『美央、ワシは今日九州に向かう。あとは任せたぞ。』


『・・そうですか・・分かりました。』






ヒロシは早々に役員室を出た。


「コンコン・・・」


『どうぞ。』




『社長、実はお話が・・』






千佳が役員室に入ってきた。





『どうしたの?』


『あの、私の病気の件なんですけど・・・』



『気になっていたのよ、あれからどうなの?』


『あまり良くないんです。・・・それで・・』


『それで?』


『辞めさせていただきたいと・・・』


『えっ?ちょっと待ってよ!それは、困るわ・・・』




『でも、お客様の前で、また発作みたいのが出たら・・・・。薬の効き目もあまり良くなくて・・・入院の方向でと考えているんです』





『入院か・・・そっかぁ・・・そうだよね。ちゃんと治さないとね・・』




『はい(*´∀`*) ですから、これ御願いします』



千佳は「退職願」 を差し出した・・・
















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