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屈辱・羞恥・教育・官能小説
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10:35:38
ジャニスは事務所に着いた




応接室に通された女が座っていた


ジャニスは京介の待つ[VIPROOM」へと向かった



「コンコン」




『待たせしてすみません』




『ええよ、今来たとこやさかい』




『実は朗報が御座いまして・・・』




『なんや?』




『結衣・・覚えていますか?』




『結衣・・001だな』




『はい・・「覚醒」に成功しました』




『そうか・・』




『今後、結衣で色々と実験を繰り返せば完璧なドラックが完成すると思います』




『そうか・・しかし、体が持つのか?』




『そこで多少お力を借りたいと』




『幾らでも力を貸すぞ・・我等が望む世界の一歩だからな・・ニヤリ・・・』




『今はどうしている?』



『現在は眠らせています』



『そうか・・・時期を見て会おうじゃないか・・結衣に』



『ええ、京介さんの存在は記憶の奥底に根強く残っていました』



『そうか・・結衣は俺が居ないと何も出来ない奴だったからな・・クックック・・』



『しかし、よくぞあそこまで手なずけるものですね・・』



『簡単だ・・全ては理解だよ・・ジャニス』



『・・・なるほど・・』




二人はその後、今後の傀儡プランに付いて語り合った



ジャニスは京介の言う理論と理解を考えながら話を聞いていた・・・



遊びで快楽の薬を発案し調合し色んな人間に試したジャニスに新たなる扉を開いた京介・・






この男は何を考えて生きているのか・・・



女性蔑視・・



弱者軽視・・



いや・・違う・・この男は人間の本質を見抜き、そこに入り込み、玩具のように扱い人格を壊す事に楽しみを感じている・・



人間無視の精神が基本なのだろう・・・




面白い男と出会えた・・そう感じていた









数年前・・






ジャニスは大学を終え、財閥の家の金を使い趣味でカフェをOPENさせた




趣味の領域とは言え、敷居の高い場所である・・




腐った世の中にある、都会のオアシス、最後の楽園として




「HEAVENS Cafe」をOPENさせたのだった




コーヒー一杯 5000円のカフェは上流階級の人間しか入れない場所であった




一見さんお断りの会員制クラブ、そこには沢山の秘密が宿してあった




ある時・・



「Paranoia Cafe」 のオーナーに連れられて来たのが「哀川 京介」との出会いの始まりだった・・





『いらっしゃませ』




『オーナーを呼んでくれ、紹介したい人間がいるんだ』




『はい、少々お待ち下さい』




『オーナー、Paranoiaのオーナーがお呼びですが』





ジャニスはくるりと振り返った・・




モニターをジッと眺めた





「誰だコイツ・・」




『直ぐ行く、VIPでお待ちいただけ』




『はい、分かりました』
 




ジャニスは多少警戒しながらVIPへと向かった




「コンコン」





『お呼びでしょうか』




『ジャニス君、実はね紹介したい方がいるんだ』




『ありがとうございます』




ジャニスは名刺を京介に差し出した




『どうも・・哀川言います・・』




座ったまま軽く会釈をする京介・・・




『哀川さんは関西から来たばかりでね』




『そうですか・・』





東京で関西から出て来たばかりの男は別に珍しくも無い・・




『お仕事は何をされているんですか?』




『何・・・ワシの詮索か?オーナー』




京介のニヤニヤしながら言ってきた





『いえ、そう言うのではありませんが、素性を知らないままでは、こちらのルールに反しますので』




『ルール・・ほう・・カフェごときが・・偉そうに・・フッ』




『哀川さん、俺の顔に泥を塗るつもりかい?』




『そんな事無いさ、俺は他人に詮索されるのが嫌いでね・・』




『では、引きとりいただきましょう、どうぞお帰りください』





ジャニスはVIPの扉を開けた





『フン・・・ハッハハハ・・・随分、気高いカフェやな・・えーと・・』





京介は名刺を見た




『ジャニスさん、ええ度胸しとるやないけ』




京介はジャニスの元に近寄った




『こら!辞めないか!哀川くん!』




『黙っとけ、ジジィ・・ワシはコイツに話しとんねん』





顔面を接近させてきた





『おぅ・・ジャニスとやら・・』




『何でしょう』




『お前・・ええ根性しとるやないか』




『普通ですが』






『哀川!そんな事の為に来たんじゃないだろう!』





『チッ・・そうやったな・・』




『・・・』




『ジャニスとやら、お前・・薬の調合が得意と聞いてるが・・』




ジャニスはParanoiaのオーナーを横目で見た




『オーナーから聞いたんですか?』




『そうや・・』




『普通に座って話をしませんか?』




『おう・・』

















ジャニスは京介との出会いを思い返していた・・・




『京介さん、お願いがもう一つ・・』




『なんや?』




『ドラックの補充をお願いしたいのですが・・』




『何の薬や?』




『これです』




ジャニスはメモに必要な種類の薬剤を書いていたものを渡した





『ぎょうさんなるな・・』




『覚醒は成功しましたが、これが他の物で同じ効果が得るとは限りません』




『なるほどな・・』




『結衣だけではなく、005まで実験したいんです・・恐らく微調整や、追加の薬剤が必要になってくると思うんですよ』




『分かった』





京介は携帯を出した




「ピッピッピッ・・」





『もしもし・・哀川ですわ・・』





『薬剤の注文を頼む』





「誰と一体話しているんだ・・」





ジャニスは薬の調合で新たなる道を開けたのも京介が居てこそだった・・



多くを語らない京介から薬剤の入手ルートは敢えて聞いていなかった





『〇〇と・・』





京介は薬剤の名と量を次々に上げていった





『至急頼むな・・・琴菜はん』






「琴菜・・・聞いた事無い名前だな・・・」






「ピッ」





『ジャニス、薬はそろい次第俺が持ってくるいいか?』





『はい・・』







ジャニスは敢えて聞かなかった・・




































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