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10:10:22

店長がテレビをつけた・・




佐原はピクリと反応した・・




紗江は佐原のその表情に気づかずにビールを飲んでいた





『佐原さん、私の周りで色んな事が起き過ぎてて・・』




『例の親友の件だね?』




『美紀の事件が一番精神的にも辛かったです・・』




『そうだよね・・まだ何かあるのかい?』




『・・・まだ、分からないんですけど・・友達がまた一人連絡が取れないんです・・』




『その事件と関係でも?』




『まだ分からないんですけど・・』






その時、テレビから声が聞こえてきた







「詳しい状況はまだ分かっていませんが、バイクの所有者の特定が出来たようです・・」






佐原はテレビを見た



紗江もそれにつられてテレビの方を見た





「バイクの所有者は、〇〇大学に通う学生で 葛巻・・・」






『えっ・・』






目を見開き、口を開けたまま紗江の体は硬直した







『この事件も悲惨だよね・・』





佐原は紗江の顔を見ながら言った







『えっ・・えっ・・うそぉ・・』







紗江は口に手を当ててワナワナと震えていた







『どうしたんだい?』






『葛巻くん・・』







『同級生の?』







『うっ・・うん・・多分、同一人物だと思う・・』







「信じられない・・



どうして、あんな山奥で事故に・・



友達に呼ばれて飲みに行ったんじゃなかったの?



その帰り道?でも、葛巻君の家はあんな山奥なはずがない・・」







色々な事が頭の中を駆け巡った・・








『紗江ちゃん、紗江ちゃん』






『・・私のせいだ・・』





『どうしたんだい?何があったんだい?』





『・・・』






『ちょっと待って、ニュースの続きがあるみたいだ、それと場所を変えよう、ここでは皆が心配する』





『はい・・』







レポーターが会話を始めた





「この事件はバイクを運転していた葛巻さんの飲酒運転のようです。」







「お酒を飲んでバイクの運転ですか・・」







「その様です、そしてカーブを曲がり切れずに転倒、そこへ運悪く10tトラックが突っ込んできて衝突」







「そして引火ですか・・・飲酒運転の場合咄嗟の判断が鈍る上に、暗闇での走行ですからね・・」







「尚、警察は交通事故の可能性が高いとして捜査を進める方針のようです」









「( ̄ー ̄)ニヤリ」







『紗江ちゃん、交通事故らしいよ、ショックなのは変わりは無いけど自分を責めないように・・』






『・・・私に責任があるんです・・』





『紗江ちゃん、その話は別で・・』





『うん・・』





佐原は早急に勘定をした






『あれ?どうしたの?紗江ちゃん』





何も知らない店長が話しかけてきた





『少し、眠くて・・』





『そっか、いつも無理させてるもんね、ゆっくり休むんだよ』




『はい』




『じゃぁ 店長』





『佐原さん、悪いけど近くまで送ってやって貰えますか?』





『はい、勿論です』





『また、寄ってくださいね』






二人は 「ヤミーズ」を出た





『紗江ちゃん、詳しく話を聞かせてくれるかい?』





『はい・・』





『きっと力に慣れると思うんだ』





『お願いします・・』







佐原は、紗江を手中に入れた、そう感じた







『例のカフェでもいいかい?あそこなら静かだしVIPルームもある、他人に話を聞かれる事は無いよ』






『はい』







「HEAVENS Cafe」へ向かった







「カラーン」






『VIPを頼む』






『畏まりました』






VIPルーム。






『ここなら安心だよ、紗江ちゃん』





『はい・・』





『取り合えず、飲み物を頼もうか』





『はい、お任せします』






紗江の表情は不安めいた表情だった





佐原はブランデーを水割りにして出した





紗江はグラスを手に取り、一気に飲み干した・・・






『可哀想に・・辛いんだね・・』






佐原のその一言に紗江は、涙を溢れさせ佐原にしがみ付いてきた






『佐原さん、佐原さん、私のせいなの、私のせいなの!!』





『君は何も悪くない、大丈夫だよ』





優しく体を包み込み頭を撫でた





紗江は大きな声出しながら泣き喚いた





『どうして、自分を責めるんだい?』





『実は、あの事故の日、お酒を飲ませのたのは私なんです・・』





『あの日?事故の当日かい?』





『私を心配した彼が、部屋に来たんです、その時にビールを・・』





『部屋に来たのは女友達じゃなかったんだね・・・』





『ぁっ・・ごめんなさい・・嘘付いて・・そんなじゃなかったんけど』





『いいよ(笑)続けて』





『部屋で話をしていたら、奇妙な電話が鳴ったんです』





『奇妙な電話?』





『私は出てないけど、もしかしたら葛巻君が話した相手が、その主だったのかも』





『葛巻君は何て言ってたんだい?』






『友達だって・・それからまた来ると言って出掛けたんです』






『うーん・・そうか・・』






『美紀の件の時に、これ以上首を突っ込んだら・・・とかって言う電話が入っていたとも聞いているから、もしかしたらその人に殺された可能性も・・』






『でも、どうして葛巻君が?』






『分かりません・・でも、でも・・』






『紗江ちゃん、美紀さんの件は、実家のお母さんとの折り合いが悪くて親子喧嘩ののち殺害し、自殺』





『・・・』





『葛巻君は、言いにくいけど、飲酒運転の交通事故だよ。君が悪いのじゃないよ』





『でも、あの電話は・・』






『俺が、思うに・・葛巻君の狂言だったんじゃないかな・・』





『えっ?狂言?』






『そう・・親友を亡くした、紗江ちゃんを気遣いながらも接近した・・・そして、君をモノにしようとしていた・・』





『そんなぁ・・ありませんよ』





『あくまでも、憶測だよ、事故じゃないなら、では何故?とね』





『でも・・そんな事して何になるんだろう・・』





『葛巻君は君に好意を持っていた・・違うかい?』





『分からない・・』





『人間、弱っている時によく間違えを起こす・・例えば・・体の関係を持ったりとか・・』






紗江はビクッと反応した・・・・







あの晩の行為を思い出した






嫌がる私を無理矢理・・・







『紗江ちゃんに限って・・そんな低レベルな行為は無いのは分かるけどね(笑)』






『・・・』






『無いよね?』






佐原は紗江の顔を覗きこんだ






『・・・少し危険な感じでした・・』






『そうなのかい?』






『ごめんなさい・・』






『君が謝る事じゃないよ・・じゃぁ・・天罰がくだったんだね・・彼に・・』






『天罰?』







『うん・・信じられないかもしれないけど、そう言うのってあると思うんだ・・』






『でも、彼は私には協力的で・・』






『そっか、じゃぁ・・考え過ぎかもしれないね・・でも、他殺の線は無いんじゃないか・・偶然が偶然を呼び起こした事故・・・そして、疑問視しているのは、紗江ちゃんだけ・・と言うことになるね』






『偶然が・・引き起こした事故・・』







佐原は2杯めの水割りを作った






「千佳ドラック」を半分の半分 1/4を試しに混入させた







「カラカラ・・」





グラスを手渡した







『ぁっ・・すみません』






『この件はあまり人に話さない方がいい、俺が調べてみるよ』






『でも、もしかしたら佐原さんに危険が・・』






『大丈夫、俺は君に約束してるだろう・・俺が君を守るって・・』






『佐原さん、居なくならないでね・・』






『あぁ・・さぁ 飲んで』







『はい』







紗江は水割りを飲み始めた






次第に会話のペースは遅くなり、紗江の表情が無表情になってきた






































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