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01:11:15
数ヶ月前 都内某所・・・




愛美は今後の芸能活動について考えていた



いまやテレビを付けて自分が映ってない日は無い



目標であった、グラビア、CMなども㈱ MIOとの契約で叶った



遥か頭上だったと思っていた目標も意外と早く達成した



㈱ MIOの会長、闇田 ヒロシのバックアップもあり、会社の経営までしている




その会社は芸能プロダクション




いつまでも自分も若い訳ではない、次々に出てくる新人を上手い事プロデュースして会社を運営していく



㈱ MIOとのと付き合いを辞めなければきっと、何年か先までは上手く行く・・



もし、切れてしまったとしても、事前に自分が新人を連れて営業にまわれば何とかなる



愛美は芸能活動の先と方向性を考えていた







『ねぇ、京ちゃん』




『何や』




『考えたんだけど・・私、そろそろ引退したい』




『今はあかん言うたやろ』




『また・・プラン?』




『そうや・・』






ブラックコーヒーを飲みながらタバコを吹かす京介





『あのね、京ちゃん』




『?』




『愛美は京ちゃんのアドバイスもあって、夢が叶ったの』




『夢?』




『うん、芸能界も、もういいかなって思っているんだ』




『・・・会長さんは世界へ向けてお前を売りだそうと思っているらしいやんか』




『うん・・そんな話もされて入るけど・・それって・・幸せなのかな?』




『・・・会長に取っては幸せな事やろな・・・奴は金しか見てないからな』




『うん・・私はあの人の為にお金を稼がなければならない訳じゃないじゃない』




『そやな』




『私は世界とかお金とかはどうでもいいの』




『有名になりたくて芸能界に入ったんちゃんか?』




『確かに・・最初はそうだったけど・・・今は違う』




『・・・』





愛美は京介の顔を見た






何かを考えている・・・




私に向ける言葉なのか・・・




今後の方向性の事なのか・・・






『なーんてね、嘘!』




『嘘?』




『うん、私はもっともっと頑張って沢山お金を稼ぐ』




『・・・』




『そして・・・世界で一番豪華な結婚式をする』




『結婚式?』




『うん、京ちゃんと(*´∀`*)』




『・・・そうか・・そんな事考えてたんか・・・』




『うん いいでしょ?』




『あぁ・・』





窓の外を見ながら答える京介に愛美は自分だけが愛しているのではないか、と言う不安が込み上げた





『ねぇ・・京ちゃん』




『なんや?』




『京ちゃんにとって私の存在って何かな?』




『大事な人間や』




『大事って事は・・将来は望めるの?』




『・・・恐らくな・・』




『私はプランだけの為に存在するわけではないよね・・・』




『そんな訳・・・無いやろ・・』




『信じていいの・・?』





京介は数秒間、考えて答えて来た





『強くなれ・・そうすれば・・きっと一緒になれる』




『強く・・』




『そうだ』




『強くって・・どんな風に?』




『何があっても・・俺を信じる事だ』




『今でも信じているもん!』




『今よりもや・・・』




『何が足りないの?何をどうすればいいの?』





愛美は不安に押しつぶされそうになり我慢していた涙が溢れ出た・・・





『私は、将来を見たいの・・もし、自分が芸能界を辞めても生活は出来るように先も考えてる、それと同時に幸せにもなりたいの!』





『幸せ・・・』






『私・・・京ちゃんの前では・・てんてんじゃないんだよ・・・普通の・・女の子なんだよ・・』





『・・・』




『幸せになりたいじゃん・・・そう言うのって・・考えたら駄目なの?』





京介は愛美の言葉を聞くと、少し目を大きくして驚いているようだった




普段から、京介に意見を言う事などなかったからだろう




少しでも京介に嫌われたくない・・




京介に愛されたい・・そう言う気持ちから、愛美はそうしていたからだ





『愛美・・・お前・・』





『えっ・・えっ・・えっ・・』






我慢していた涙が溢れ出た・・







「こんな事を言いたかったんじゃない・・・ただ、いつまでも一緒に居たい・・それだけなのに・・」






京介は愛美に近づき抱きしめてきた





『いや!・・いや!』





愛美はこんな自分に同情して抱きしめてきているんだ・・そう感じていた





『愛美・・』






尚も強く抱きしめてきた







『辞めて・・その気がないなら・・抱きしめないで・・・』





か細く小さな声だった・・・






『そうか・・・』





京介は愛美を放した




『・・・』






窓を再び眺めながら言った






『今なら・・・辞める事が出来る・・・』





『えっ・・何を・・』






『プランだ・・お前の将来だけを考えるのであれば・・それが一番の方法だ・・・』







『それは・・可能なの・・?』






『可能さ・・プランを進行しなければいいだけだ』






『それでいいの?』






『それはお前が決めろ・・』







京介が不本意である事は分かっていた・・・







『私が・・・』






『そうや・・』






『もし、辞めたら・・京ちゃんは・・どうなるの・・?』







『お前の前から姿を消すまでや』






『えっ・・・』






『正確に言うと暫くの間は会えないと言う事になるだろう・・・』






『どうして・・』







『お前の歯車を止める事は出来ても、他の歯車は回っている・・・お前をプランから外して終わる訳ではないんや・・・』







何か大きな事が起きる予兆を感じた・・







『一体・・・何を仕出かそうとしているの・・』







『・・破壊だ・・』







『破壊?』







『そうだ・・腐った呪縛の連鎖をだ・・』







『破壊が終わったら・・全ての終わりなの?』







『そうや・・全てが・・終わる・・』








暫くの沈黙があった・・・












『京ちゃん・・・私・・』





















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