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2010/10/08
08:03:13
結衣は静かに目を閉じた
ベットに横たわる結衣を見ながら京介は服を着た
結衣の顔は涙の跡が残っていた
「カチ・・」
「フゥー・・・」
京介は結衣の傍へ座り煙草をすった
「ご苦労さん・・結衣、暫く休んでいろ・・」
「ピッピッ・・」
『はい』
『終わった、NO、001を開けておいてくれ』
『はい、どのように致しますか』
『再保存だ、夢を見せてやってくれ』
『夢?』
『結衣の望む夢や』
『畏まりました』
数分後、京介は結衣を背負い地下室へと降りた
地下廊下を歩く時、京介は他の傀儡達に目を向けることもなく 001室を目指した
結衣への敬意をはらっていた
「ガチャン」
001には既にジャニスが用意をしていた
静かに結衣をベットに寝かせた
『頼む』
『はい』
結衣の顔を覗き込み目を指で見開いた
「これは・・・」
振りかえり京介の顔を一度見た
「素晴らしい・・・完璧だ・・」
「死人のような肉体になりながらも目が生きている・・その眼はどこか悲しげでもあり情熱的でもある・・・」
『再始動はあるのですか・・?』
『分からん、コイツにとって目覚めない方が本来は幸せでいれるだろうがな・・・』
『・・・』
「結衣を生かすのか殺すのか・・今後の流れを見て決めると言う事か・・」
『この子の望む夢の件ですが』
『・・あぁ・・そうやな・・結衣にはこういう夢を見せてやってくれ』
『いつも俺が傍にいて常に求めあい、結衣が全てであり、結衣の思い通りになる世界や』
『・・・』
『出来ますが・・諸刃の剣となりかねますが』
『それでいい、結衣が作り出す世界に今までの経緯が混同されたとき、コイツは自ら死を選ぶことだろう、自分はただの人形にすぎないと気付く時が来る』
『精神世界の自滅・・と言う事ですか』
『あぁ、その世界は終わると言う事や、もし、結衣が絶望へと進まず希望へと向かいならば、次の目覚めまで生き続ける・・そうであった時は使うまでや・・』
『分かりました・・』
結衣の頭にヘッドギアを被せ、数本の点滴を刺した
「ピッ・・・ピッ・・・」
静かな牢の中に結衣の心電図の音が響いた
「カチャカチャ・・・」
ジャニスは取りあえず京介の言うとおりにプログラムを打ち込んだ
「結衣・・お前はどこから来て、どこで京介さんと出会ったんだ・・・」
そんな事がジャニスの頭の中に浮かんだ
「カチャカチャ・・・ピタッ・・・」
『終わりました』
『そうか・・』
京介は物静かに天国の部屋へともどった
・
・
「カツカツカツ・・・」
・
・
ジャニスは全裸の結衣の体にバスタオルを羽織らせた
「・・・」
結衣の顔は静かに微笑を浮かべているようにも見えた
「傀儡NO。001 結衣・・・情熱の傀儡か・・・」
どことなく、京介に似ているような気がした・・
「ガシャン、カチ・・」
増え続けていく傀儡・・・
京介の思想に心のそこから未知たる世界を感じた
生かしながらに殺す
殺したうえで最後まで生かす
「本当にあなたは人間なのですか・・・京介さん・・・・ニヤリ・・・」
地下牢を歩くジャニスの顔は不敵な笑みを浮かべていた
。
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ベットに横たわる結衣を見ながら京介は服を着た
結衣の顔は涙の跡が残っていた
「カチ・・」
「フゥー・・・」
京介は結衣の傍へ座り煙草をすった
「ご苦労さん・・結衣、暫く休んでいろ・・」
「ピッピッ・・」
『はい』
『終わった、NO、001を開けておいてくれ』
『はい、どのように致しますか』
『再保存だ、夢を見せてやってくれ』
『夢?』
『結衣の望む夢や』
『畏まりました』
数分後、京介は結衣を背負い地下室へと降りた
地下廊下を歩く時、京介は他の傀儡達に目を向けることもなく 001室を目指した
結衣への敬意をはらっていた
「ガチャン」
001には既にジャニスが用意をしていた
静かに結衣をベットに寝かせた
『頼む』
『はい』
結衣の顔を覗き込み目を指で見開いた
「これは・・・」
振りかえり京介の顔を一度見た
「素晴らしい・・・完璧だ・・」
「死人のような肉体になりながらも目が生きている・・その眼はどこか悲しげでもあり情熱的でもある・・・」
『再始動はあるのですか・・?』
『分からん、コイツにとって目覚めない方が本来は幸せでいれるだろうがな・・・』
『・・・』
「結衣を生かすのか殺すのか・・今後の流れを見て決めると言う事か・・」
『この子の望む夢の件ですが』
『・・あぁ・・そうやな・・結衣にはこういう夢を見せてやってくれ』
『いつも俺が傍にいて常に求めあい、結衣が全てであり、結衣の思い通りになる世界や』
『・・・』
『出来ますが・・諸刃の剣となりかねますが』
『それでいい、結衣が作り出す世界に今までの経緯が混同されたとき、コイツは自ら死を選ぶことだろう、自分はただの人形にすぎないと気付く時が来る』
『精神世界の自滅・・と言う事ですか』
『あぁ、その世界は終わると言う事や、もし、結衣が絶望へと進まず希望へと向かいならば、次の目覚めまで生き続ける・・そうであった時は使うまでや・・』
『分かりました・・』
結衣の頭にヘッドギアを被せ、数本の点滴を刺した
「ピッ・・・ピッ・・・」
静かな牢の中に結衣の心電図の音が響いた
「カチャカチャ・・・」
ジャニスは取りあえず京介の言うとおりにプログラムを打ち込んだ
「結衣・・お前はどこから来て、どこで京介さんと出会ったんだ・・・」
そんな事がジャニスの頭の中に浮かんだ
「カチャカチャ・・・ピタッ・・・」
『終わりました』
『そうか・・』
京介は物静かに天国の部屋へともどった
・
・
「カツカツカツ・・・」
・
・
ジャニスは全裸の結衣の体にバスタオルを羽織らせた
「・・・」
結衣の顔は静かに微笑を浮かべているようにも見えた
「傀儡NO。001 結衣・・・情熱の傀儡か・・・」
どことなく、京介に似ているような気がした・・
「ガシャン、カチ・・」
増え続けていく傀儡・・・
京介の思想に心のそこから未知たる世界を感じた
生かしながらに殺す
殺したうえで最後まで生かす
「本当にあなたは人間なのですか・・・京介さん・・・・ニヤリ・・・」
地下牢を歩くジャニスの顔は不敵な笑みを浮かべていた
。
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