--/--/--
--:--:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Category:スポンサー広告│
コメント:--│
トラックバック :--
2010/10/12
13:58:18
[天国の部屋]
京介は結衣の凍結と共に次なるプランを考えていた
現在進行中のプラン「株式会社 MIO」の壊滅へ向け少しずつ傀儡が機能していた
現在、使える傀儡として地下に拘束している者たちの事を考えていた
「NO、002 真美」
「NO、005 亜衣」
直ぐに使えるのはこの二人である、その他の傀儡達はまだ早い
HEAVENSの地下で傀儡達にテーマを与え、皆が同じではなく、一体ずつの個性を見出すことで、プランの進行が進みやすくなる
琴菜の始動は、「(株) MIO」の壊滅の中盤として起用を考えている
この他に、現在の傀儡を起用し、 (株) MIOへ潜入させようと考えていた
内部からより詳しい情報を引出、石につまづく程度で崩壊するよう仕組もうと考えての事だった
だが、このプランは失敗に終わったのだった・・・
京介とジャニスの傀儡作成は、未だ完全体とは言えるものではなかったのだ
「結衣」が上手いこと機能した為、京介もジャニスも傀儡に対し、少しおごりがあったからだった
「傀儡を扱うもの、傀儡に取り込まれるべからず・・」
人形に心を持たせる事は禁区(禁断の区域)
だが、それを成し遂げ上手い具合に機能させるのが京介の業であった
ジャニスも、そんな京介に全てを賭けていた
「ガチャ・・」
京介はVIPルームへと向かった
VIPのドアの前で、見覚えるのある女が京介に声をかけてきた
『京介さん、お久しぶりです』
『・・久しぶりやな・・なにしとんねん?こんとこで』
二人の会話に気が付きジャニスが駆け寄った
『こら、りこ、お前のようなものが気軽に話しかけて良い方ではないんだ、ホールを見てろ』
『・・・挨拶くらい普通じゃない・・』
『・・ここで働いているのか?』
『はい』
『そうか・・あまり兄さんに心配かけるんじゃないぞ』
『はい』
りこはホールへと戻った
「VIP ルーム」
『京介さん、失礼しました』
『りこちゃんか・・・ええ女になったな・・・』
『ちょっとの間、バイトをさせることになりまして・・』
『彼女は確か、002と同級生じゃなかったか?』
『ええ・・そこが一つの懸念点ではあります、002の発動はいつ頃になるのでしょうか』
『間もなくや・・』
『では、早急にNEOSホテルのラウンジの方へまわしますので』
『そうしてくれ、彼女が気付いても、002は気付かないだろうからな・・』
『そうですね』
この後、京介とジャニスは思いもよらない出来事が起きることを知らなかった・・
傀儡は二人が思うほど簡単なものではなかった・・・
この出来事が、京介を変える一つの出来事ともなった・・
。
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村